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深大寺でしかできない10のこと

深大寺でしかできない10のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 深大寺でしかできない10のこと 日本最大厄除け大師・深大寺の門前町であるこの地域は、湧水が多いことでも知られる。深大寺植物公園の分園・水生植物園や都立農業高校神代農場のわさび田など、潤沢な水源を生かした施設もある。 深大寺そばも、蕎麦の栽培、水車を利用しての製粉、釜ゆでやさらしなど、この地の水の恵みにより発展した名物なのだ。 関連記事『立川でしかできない5のこと』『ノスタルジックでカラフルなスイーツビュッフェが新宿で開催』
墨田区・菊川でしかできない5のこと

墨田区・菊川でしかできない5のこと

タイムアウト東京 >  Things To Do > 墨田区・菊川でしかできない5のこと 倉庫や町工場が多く、下町情緒を今に残す墨田区菊川。付近にアートとコーヒーの街・清澄白河と森下エリアがあるため、知名度はまだ低いが、ここ数年で街歩きの目的地となるようなユニークなヴェニューが続々とオープンしており、静かに盛り上がりつつある。 良質なミニシアターや、外国人観光客が押し寄せる相撲ショーとトンカツのレストラン、地域の良質なグルメと酒が集結したパブスタンド、洗練された眼鏡と香水の世界、地域住民から絶賛相次ぐ肩肘張らないビストロなど、いずれも2022年以降のニューオープンながら注目の店ばかり。 ぜひこの記事を参考に最新のカルチャーエリア・菊川の街歩きを楽しんでみてほしい。 関連記事『亀戸でしかできない5のこと』
東京、本格ハンガリー料理店&バー4選

東京、本格ハンガリー料理店&バー4選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、本格ハンガリー料理店&バー4選 世界三大貴腐ワインの一つである「トカイワイン」やアカシア蜂蜜、フォアグラなどの名産地であり、世界有数の食の宝庫と知られるハンガリー。地理的環境や複雑な歴史の影響で、独自の食文化を発展させた。ハンガリー料理は、とりわけ唐辛子を品種改良したパプリカを多用するのが特徴で、色鮮やかなメニューが多い。 ここでは、東京で本場のハンガリー料理が味わえるレストランとバーを紹介する。駐日ハンガリー大使がすすめる老舗や国民酒「Palinka(パーリンカ)」を提供するバーなど、いずれも新鮮な驚きのある店ばかり。ぜひ訪れて、異国情緒あふれる食体験を楽しんでほしい。 関連記事『駐日ハンガリー大使に聞く、ハンガリーの都市活性化と人口減少解消への取り組み』
東京、プヂン4選

東京、プヂン4選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、プヂン4選 ここ数年話題を呼び続け、2023年のトレンドスイーツとしてささやかれるブラジルのプリン「プヂン」。コンデンスミルクを使うのが最大のポイントで、日本のカスタードプリンよりも甘みが強く、やや固めな食感が特徴だ。現地では正式に「プジンジレイチコンデンサード」(Pudim de leite condensado)と呼ばれており、ポルトガル語で「練乳のプリン」を意味する。ブラジルの家庭で作るスイーツの定番としても名高い。 日本では、2021年にローソンストア100から「プヂン」が発売されたことで注目を集め、提供するカフェやレストランも増えつつある。ここでは、東京で楽しめるプヂンをピックアップ。各店のこだわりが光るブラジルスイーツを味わい、五感で異国情緒を感じてほしい。 関連記事『東京、ネオ喫茶6選』
東京、セムラ4選

東京、セムラ4選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク >東京、セムラ4選 スウェーデンの春に欠かせない伝統菓子「セムラ」。一見するとシュークリームのように見えるが全くの別物だ。どっしりした甘いパンにアーモンドフィリングと生クリームがたっぷり詰まっており、生地に練り込まれたカルダモンが心地良く香る菓子である。 その昔、同国ではイースターの45日前から断食を行っていた。その断食前の最後の火曜日(Fettisdag)に、豪華な料理をここぞとばかりに食べる習わしがあり、セムラもそのごちそうの一つだった。Fettisdagはいつしか「セムラの日」となり、年明けから4月にかけて街じゅうのカフェやスーパーに並び、春の訪れを告げる。 日本でもセムラを提供する店が徐々に増え、親しみやすくなってきている。ここでは、東京で味わえる魅惑のセムラをピックアップ。2023年のセムラの日は2月21日(火)。各店のこだわりが凝縮した北欧菓子を楽しんで、一足先に春を感じてみよう。 関連記事『東京、本格カルダモンロール4選』
東京、文化財レストラン5選

東京、文化財レストラン5選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、文化財レストラン5選 長い歴史の中で育まれ、今日まで守り伝えられてきた文化財。とりわけ東京には、明治から昭和初期に建てられ、当時の面影を残す建造物が点在する。中には建物の中で食事や酒を楽しめる文化財もある。 ここでは東京都選定歴史的建造物に選定されたスパニッシュレストランや、登録有形文化財建造物となった日本最古のビヤホールなど5軒を紹介。美しく時を重ねた空間を五感で堪能してみては。 関連記事『東京、文化財カフェ5選』
東京、文化財ホテル5選

東京、文化財ホテル5選

タイムアウト東京 > トラベル > 東京、文化財ホテル5選 後世に伝えるために、法律によって保護されている文化財。国や地方自治体が登録する有形文化財は建造物だけでも2万5000件を超える。じつは、この中には泊まれる文化財もある。 ここでは、東京都の文化財に指定されている宿やホテル、横浜市認定歴史的建造物となったホテルなどを紹介しよう。情緒あふれる名建築の中にゆったりと身を置き、悠久の時を感じてみてほしい。 関連記事『東京、文化財カフェ5選』  
Tokyo Insider #18 CHAI

Tokyo Insider #18 CHAI

タイムアウト東京 > Tokyo Insider > Tokyo Insider #18 CHAI 東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する「Tokyo Insider」。今回は、結成から一貫して、「コンプレックスは個性でアート」というコンセプトのもと、自分を愛する「セルフラブ」と「NEOかわいい」を発信し続けている「N.E.O.(ニュー・エキサイト・オンナバンド)」ことCHAI(チャイ)が登場。 双子のマナ(ボーカル、キーボード)とカナ(ボーカル、ギター)、ユナ(ドラムス、コーラス)、ユウキ(ベース、コーラス)の4人に、それぞれのおすすめスポットを聞いた。 ディープなアパレルショップ、安心と刺激が同居したライフスタイルショップ、グルテンフリーの焼き菓子店など、多彩ながら感度の高い店ばかり。ぜひチェックしてほしい。 関連記事『今フェスで観るべきバンド、CHAIのライブが生み出す「ディズニーランド感」』
伝統と最新技術の融合、スマート神社仏閣

伝統と最新技術の融合、スマート神社仏閣

タイムアウト東京>Things To Do >伝統と最新技術の融合、スマート神社仏閣5選 IT化の波は神社仏閣にも押し寄せている。SNSでの発信はもちろん、キャッシュレス決済も珍しいことではなくなった。さらにコロナ禍を受け「オンライン参拝」や「非接触おみくじ」など、新たな参拝様式も続々登場している。ここでは、コロナ後の新しい日常、ニューノーマルの時代にふさわしいスマート神社仏閣を紹介しよう。 関連記事 『東京、幸運を呼ぶ神社7選』 『金運アップ、東京の神社仏閣10選』 『東京、ネオ横丁8選』 『上野公園でしかできない11のこと』 『東京から日帰りで楽しめる、春の花絶景スポット2022』 

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東京、9月に開催される注目のビールフェスティバル4選

東京、9月に開催される注目のビールフェスティバル4選

まだまだ止まらない猛暑。こんなときはビールフェスタに参加して、多彩なビールとフードで体をねぎらってみるのもいいだろう。ここでは、2024年9月に行われる品川・六本木・芝公園・幕張・横浜のイベントを紹介する。ぜひ参考にしてほしい。 画像提供:ベルギービールウィークエンド実行委員会 ベルギービールウィークエンド 「六本木ヒルズアリーナ」で71種類のベルギービールと絶品グルメが堪能できるイベントが開催。人気のホワイトビールやフルーツビールほか、ビール通好みのランビックビールやトラピストビールも登場する。 フードにはベルギー国民のソウルフードである「フリッツ」(フライドポテト)や、牛肉をビールで煮込んだ「カルボナード」など、異国情緒あふれるメニューも用意。ベルギービール体験がさらに充実すること間違いなしだ。 さらにベルギーのロックバンド「Triggerfinger」のボーカル、ルーベン・ブロック(Ruben Block)や、国内で活躍中のインストゥルメンタルバンドによるライブステージも実施。ベルギービールを片手に、心地よい音色に浸るのもいいだろう。 このほか、ベルギー人ナビゲーターによるトークショーやベルギーペア旅行が当たるキャンペーンなど、コンテンツが充実。入場は無料だが、飲食には専用グラスと、飲食用コインの購入が必要となる。 ※9月12〜16日 16〜22時(土・日は11〜21時、9月16日は11~20時)/L.O.は終了の30分前まで/入場は無料 画像提供:大江戸ビール祭り実行委員会 大江戸ビール祭り 日本全国から個性豊かなブルワリーが一堂に介す「大江戸ビール祭り」が「品川インターシティS&R棟前広場」で開催。秋田県のホップドッグブルーイング(HOPDOG BREWING)やオーストラリアビールのインポーターをはじめ、各週25店舗程度が出店する。 ここでしか味わえない限定ビールをはじめ、いろいろな味を少しずつ楽しめる飲み比べセットも用意。ブースのスタッフからビールの魅力やストーリーを直接聞き、クラフトビールの奥深さに触れてみるのもおすすめだ。さらにビールに合うフードも多数登場。自分だけのオリジナルのペアリングを探してみるのもいいだろう。 入場料は無料。事前予約やチケットも不要なので、誰でも気軽に参加できるのがうれしい。ビールの多様性に触れながら、秋の夜長を楽しんでみては。 ※9月19〜23日、25〜29日/17〜22時(土・日曜・祝日は12〜21時、23・29日は12~20時)/入場は無料 「オクトーバーフェストin芝公園 ~Spring~」 オクトーバーフェスト in 芝公園・御成門駅前(AUTUMN)/アーバンドック ららぽーと豊洲 ビールの本場であるドイツを感じるイベント「オクトーバーフェスト in 芝公園・御成門駅前(AUTUMN)」が、芝公園で開催。例年「レーベンブロイ」をはじめ、いろいろなドイツビールがラインアップする。中でも毎年秋に開催されるミュンヘンのオクトーバーフェストのために特別に醸造されたビール「「オクトーバーフェストビア」は見逃せない。 ダンベル型や巨大な3リットルのジョッキなど、さまざまなグラスやジョッキで飲めるのもうれしい。ソーセージやドイツのパン職人が作るブレッツェルをはじめ、本場のフードとともに楽しみたい。ドイツバンド「DIE KIRHICHDORFER®」のパフォーマンスも会場を盛り上げる。 また、今年は9月20日(金)~10月14日(月)に「ららぽーと豊洲」に会場を移し、10月11日(金)~10月
東京、8月17・18日に開催される祭り3選

東京、8月17・18日に開催される祭り3選

誰もが心躍らずにはいられない、夏の祭り。本記事では、2024年8月17日(土)・18日(日)に開催される祭りを3つ紹介する。下北沢のライブ感抜群の阿波おどりや、みなとみらいの潮風薫る盆踊り、歌舞伎町の新感覚盆踊りをピックアップした。 雨天や小雨決行としている祭りを紹介するが、台風などの状況を見ながらくれぐれも気をつけて、熱い日本の夏を堪能しよう。 下北沢一番街阿波おどり 下北沢一番街阿波おどり 1966(昭和41)年に明治100年記念行事として始まった下北沢の夏の風物詩が、今年も実施。開催56回目を迎える今回は、地元の信用金庫などを含む全21の連(阿波おどりを踊る団体のこと)が下北沢一番街商店街を中心に集合する。太鼓や鐘のリズム、笛のメロディーとともに踊り歩く「流し踊り」が繰り広げられる。 下北沢特有の狭い路地が会場となっているため、踊り手と観客との距離が近いのも大きな特徴。目の前で披露されるパフォーマンスはライブ感が満載で迫力がある。 祭りに合わせて、商店街の各店舗が屋台を出店。台湾料理店「猫米(まおみい)」のルーロー飯をはじめ、多彩なグルメがそろう。熱気に包まれながら美食を味わい、お気に入りの店を探してみては。 ※8月17・18日(小雨決行)/18時30分〜20時30分/下北沢一番街商店街/参加は無料 画像提供:みなとみらい大盆踊り実行委員会 みなとみらい大盆踊り 横浜港を臨む「臨港パーク」のプラザ広場で行われる、昔ながらの夏祭り。メインとなるのは本格的なやぐらを囲んで踊る盆踊りだ。横浜市歌をアレンジした「よこはまアラメヤ音頭」や、子どもに人気のアニメ音頭などに合わせて踊りを楽しむ。地元の文化協会の踊り手による振り付けのサポートもあるので、初心者でも安心して参加できるだろう。 売店ゾーンには10数台のキッチンカーが集結。焼きそばやタコスをはじめ、横浜の牧場「オーガスタミルクファーム」のソフトクリームなど地元ならではのグルメも多数ラインアップする。 さらに横浜F・マリノスほか5つのプロスポーツチームによる「スポーツパーク」が登場。キックターゲットやストラックアウトなどアクティビティが体験できる。このほか、打ち水体験やダンスパフォーマンスなどさまざまなプログラムを用意。心地よい海風を感じながら特別な夜を満喫しよう。 ※8月16・17日(雨天決行)/16日 16時30分〜20時30分、17日 15時00分〜20時30分/臨港パーク・プラザ広場/参加は無料 画像提供:TERATANI KOUICHI 歌舞伎町BON ODORI 2019年から始まった、歌舞伎町のど真ん中で盆踊りを楽しむ一大イベント「歌舞伎町BON ODORI」が今夏も実施する。会場となるのは、東急歌舞伎町タワーの目の前にある「シネシティ広場」。伝統的な盆踊りだけでなく、ポップ楽曲で踊る「盆DANCE」も楽しめる。盆踊りナビゲーターに全国各地の盆踊り大会をプロデュースしている鳳蝶美成(あげは・びじょう)を迎え、同氏による踊り方のレクチャーやガイドも披露される。 昨年に続き、和太鼓コンテストなどで優勝経験があるメンバーが在籍する実力派和太鼓アイドルユニット「東京おとめ太鼓」が登場。キュートながら軽快で迫力ある和太鼓パフォーマンスが盆踊りを盛り上げる。さらに歌舞伎町をテーマにした「アンチック音頭」をリリースしているアンチックラバーズも出演。日本屈指の繁華街で暑さを吹き飛ばしてみては。 ※8月17日(雨天決行)/16〜20時/シネシティ広場/参加は無料 関連記事 『大石始が選ぶ
東京、8月10〜12日に開催される祭り3選

東京、8月10〜12日に開催される祭り3選

連日続く猛暑。こんな時は、夏祭りに参加してエネルギーを爆発させてみては。ここでは、2024年8月10〜12日に開催される祭りを3つ紹介する。「神田明神」のユニークな盆踊りが楽しめる祭りや、「富岡八幡宮」のずぶ濡れ必至な祭りをピックアップした。ぜひ参考にしてほしい。 画像提供:神田明神過去開催の様子 神田明神納涼祭り 神田明神の夏の風物詩である「神田明神納涼祭り」が今年も開催。3日間の開催中、1日目は「アニソン盆踊り」、2日目は「千代田区民踊連盟盆踊り」、3日目は「浜町音頭保存会盆踊り」が行われる。 新旧のアニメソングによる盆踊りを取り入れた「アニソン盆踊り」は、幅広い年代に人気。ガイドダンサーによる踊り方のレクチャータイムがあるので、初めてでも安心だ。 今年は本祭りに先駆け、前日の8月8日から「絶品グルメ☆ビール&日本酒祭り」も実施。全国各地のえりすぐりのグルメや酒が集結する。「ふぐのからあげ」や「カキのカンカン焼き」など屋台では珍しい海鮮メニューも登場する。 さらに人気テレビアニメ「ラブライブ!」とコラボレーションした催し物も開催。キャスト出演によるトークイベントやグッズ販売などが行われる。オリジナリティーあふれる夏祭りで暑さを吹き飛ばしてみては。 ※8月9〜11日/ 11〜21時/神田明神/入場は無料 画像提供:阿佐谷パールセンター 阿佐谷七夕まつり 阿佐ケ谷駅前の商店街、阿佐谷パールセンターで開催される七夕祭り。商店街の活気を呼び戻すため、1954(昭和29)年に始まった同祭りは、今年で68回目を迎える。 商店街に店を構える商店や有志が手作りした、巨大な七夕飾りがアーケードをにぎわし、時世を感じさせる作品から思わず笑みがこぼれる作品まで、作り手の思いがこもった力作が揃う。今年はどんな作品が出品されるのか、期待したい。 ※8月7〜12日/10〜22時/阿佐谷パールセンター/入場は無料  画像提供:富岡八幡宮 深川八幡祭り 日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭と並ぶ江戸三大祭りの一つ、富岡八幡宮の例祭。「陰祭り」に当たる今年は、8月11日(日・祝)に52基の神輿が担がれる。 注目は子供たちが神輿を担ぎ、門前仲町交差点から富岡八幡宮の鳥居前まで歩く「子供神輿連合渡御」。伝統的な「わっしょい」のかけ声とともに、町を進む様子は迫力満点だ。担ぎ手には沿道の観衆から清めの水が勢いよく浴びせられる。双方が一体となって盛り上がり、別名で「水かけ祭」とも呼ばれている。 祭りの期間中は境内の舞台で石見神楽や少林寺拳法、琴・三味線演奏、太鼓などさまざまな演芸が披露されるほか、ジャズ演奏や茶道会なども実施。神社周辺には多種多様な露店が立ち並び、多くの人でにぎわう。 ※8月11〜15日/9〜20時/富岡八幡宮/入場は無料 関連記事 『東京、8月10〜12日に開催されるビールイベント4選』 『東京、8月10日〜12日に開催されるマーケットイベント4選』 『東京、8月に行くべき水族館イベント3選』 『東京、8月に開催される注目のジャズイベント6選』 『東京、8月に行くべきアート展5選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  
東京、8月に行くべき水族館イベント3選

東京、8月に行くべき水族館イベント3選

猛暑の夏は屋内で涼を感じてみては。ここでは、2024年8月に東京で行くべき水族館イベントを紹介する。「すみだ水族館」の涼しい屋内で「COOLな」体験が楽しめるイベントや、「横浜・八景島シーパラダイス」での水と音楽をテーマとしたライブパフォーマンスなどをセレクトした。ぜひ参考にしてほしい。 画像提供:オリックス株式会社 Cool! Coool! Cooool! 「すみだ水族館」で、涼しい屋内で「COOLな」体験が楽しめるイベントが開催。約500匹のミズクラゲが漂う水盤型水槽「ビッグシャーレ」周辺では、クラゲの映像が視界いっぱいに広がるプロジェクションマッピングを投影し、海の中のような没入感を演出する。 6階の大水槽前はブルーのライトで海の中を表現し、館内にいる生き物のモチーフや冷感クッションで演出した「COOL海中ラウンジ」に様変わり。さらに18時以降は、これらの「クールスポット」に夜の照明「ブルーナイトアクアリウム」が加わる。 ‌ また、涼やかなフォトアイテムと一緒に楽しめる爽やかな色合いのスイーツメニューやオリジナルグッズも登場。猛暑の夏は、完全屋内型の水族館で、涼しく楽しい癒やしのひとときを過ごしてみては。‌ ※9月1日まで/10~20時(土・日曜・祝日は9~21時)、入場は閉館の1時間前まで/すみだ水族館/料金は2,500円、高校生1,800円 、小・中学生1,200円、3歳以上800円、3歳未満無料 画像提供:株式会社ネイキッド NAKED 花火アクアリウム 「マクセル アクアパーク品川」で夏恒例の人気イベントが今年も開催する。今年のテーマは「海の世界の花火祭り」。エントランスにある「ウミの参道」では、壁に触れると大輪のデジタル花火が鮮やかに舞い上がるデジタルアートが来場者を出迎える。 イマーシブエリア「パターンズ」は、水槽で泳ぐ鮮やかな青色の魚たちと貝殻をモチーフとしたデジタル花火の投影が融合。夏まつりらしさあふれる演出が必見だ。 カフェバー「宴花火」では、「グリーンアップルモヒート」(700円、以下全て税込み)や「オーシャンパインサイダー」(850円)など期間限定のドリンクを提供。海の世界にきらめく花火を眺めながら、夏らしい一杯を堪能できる。 会場には、夕方から夜にかけて純白の花を咲かせる ヨルガオをモチーフにしたフォトスポットも用意。浴衣が映える一枚が撮れること間違いなしだろう。 日本の夏の風物詩で彩られる水族館で、非日常のアート空間を体感してみては。 ※9月8日まで/営業時間は日にちにより異なる/マクセル アクアパーク品川/料金は2,500円(8月10~15日は3,000円)、小・中学生1,300円、4歳以上800円、3歳未満は無料 画像提供:横浜・八景島シーパラダイス WATER&MUSIC FES.supported by ナタリー 「横浜・八景島シーパラダイス」で、水と音楽をテーマとしたイベントが開催。水族館「ふれあいラグーン」はさまざまな生きものたちがゲストに涼を届けるパフォーマンスを披露。約240キログラムもの巨体を動かして水しぶきを上げるオタリアや、かき氷にトッピングされたアジに群がるペンギンなど、見た目にも涼しげな演技が楽しめる。 注目は人気アーティスト、アイナ・ジ・エンドの楽曲と海の生きものたちによるコラボレーションコンテンツだ。リニューアルしたばかりのライブスタジアムで行われる「Animal Life Live!」では、楽曲に合わせたイルカやセイウチによるショーを実施。日中は太陽光と反射した水の輝
サンシャインシティ噴水広場が期間限定で銭湯に、巨大なペンキ絵や足湯が出現

サンシャインシティ噴水広場が期間限定で銭湯に、巨大なペンキ絵や足湯が出現

2024年2月16日(金)〜18日(日)に、サンシャインシティの噴水広場で「さんしゃいんの湯」が開催される。これは、数種類の足湯に癒やされながら銭湯文化を身近に体感できる期間限定イベントだ。初開催の津軽三味線ステージが登場するほか、落語家の三遊亭ぐんまによる落語の演目も開かれる。 画像提供:サンシャインシティ 同イベントは東京都浴場組合と豊島区浴場組合、板橋区浴場組合、北区浴場組合、バスクリン銭湯部などがタッグを組んで実現した企画。2023年にも実施され、多くの人が来場し、にぎわいを見せた。吹き抜けには富士山などのペンキ絵が628インチの巨大ビジョンに投影され、銭湯さながらの粋な趣きを演出する。畳シートが施されたステージには数種類の足湯が登場。果実を入れたものやこんぶ湯など、多彩な足湯体験が楽しめる。 画像提供:株式会社サンシャインシティ過去開催の様子 落語は、豊島区在住の三遊亭ぐんまによる演目が2月17日(土)の13時と15時からの計2回披露される。古典落語の中には銭湯をテーマにした演目もあるほど親和性のある銭湯と落語。一体どんな演目が聞けるのか期待したい。 澤田一咲(画像提供:サンシャインシティ) 津軽三味線のステージでは、銭湯の雰囲気を感じながら日本の伝統文化が楽しめる。演奏は学習院大学落語研究会で寄席芸能の経験を持つ、澤田一咲によるもの。2月18日(日)の13時と15時の計2回だ。 画像提供:株式会社サンシャインシティ ほかにも、足湯を楽しんだ人を対象にオリジナル手ぬぐいやサンシャイン水族館の招待券などが当たる抽選会を実施。東京都浴場組合公式キャラクターである「ゆっポくん」のグリーティングや、ゆっポくんグッズも購入できる。 都会の足湯で古き良き銭湯文化を体感してみては。 関連記事 『サンシャインシティ』 『東京の天然温泉巡り』 『2月、都内近郊で開催する石川県物産展8選』 『世界最高峰のDJ、ジェフ・ミルズの舞台芸術作品が新宿でワールドプレミア開催』 『豊洲 千客万来でしかできない7のこと』  東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
浅草で人気のチェコ雑貨店が「ハーチェク」と屋号改め蔵前に移転オープン

浅草で人気のチェコ雑貨店が「ハーチェク」と屋号改め蔵前に移転オープン

2023年12月20日、東欧好き・雑貨好きには全国的に名の通った浅草の隠れ家的なチェコ雑貨店「チェドックザッカストア」が蔵前に移転。店名を「ハーチェク(hacek)」に改め、リニューアルオープンを果たした。 Photo: Keisuke Tanigawa 新店舗がたたずむのは、蔵前駅から徒歩約7分にある閑静な路地裏。紙類の倉庫として使用されていた古い建物を改装し、2層吹き抜けの開放感あふれる空間に一新した。 同店の始まりは約20年前のこと。チェコの絵本や雑貨に魅せられたオーナーの谷岡剛史が、チェコの知られざる魅力を広く伝えたいと神戸で開業。その後、2009年に拠点を東京に移し、馬喰町と浅草を経て現在に至る。 Photo: Keisuke Tanigawa なおハーチェクは、発音記号のことで、チェコ語で「釣り針」を意味する。ゲストの心の琴線に触れるような店を目指したいという思いが込められている。 年季の入った扉を抜けると、突如としてメルヘンチックな世界が目に飛び込んでくる。壁や棚にはチェコの食器やガラス製品、アクセサリー、置き物がずらり。誰しもが店内に足を踏み入れれば、外観とのギャップに驚かされることだろう。 同店の特筆すべきは、アイテムのほとんどがチェコスロバキア時代に作られたものであることだ。皿やマグカップは共産主義社会の影響が色濃く、似たようなフォルムが多い上、メーカーや作家名は伏せられている。 Photo: Keisuke Tanigawa 一方で、大胆な色使いの花柄やイラストなど、作り手の創意工夫を感じさせるものも目立つ。 繊細で美しいカップ&ソーサーやボヘミアガラス、アクセサリーも豊富に揃える。店内の商品は全て谷岡自らが現地で仕入れたもの。少なくとも年に2回はチェコに赴き、のみの市やセカンドハンドの店を回り、気に入ったものを購入しているという。 Photo: Keisuke Tanigawa 徐々に現地の友人も増え、そのつながりから独自の買い付けネットワークを構築。既視感がないアイテムが並ぶのは、そのような背景も大きい。 愛らしいぬいぐるみは1970〜80年代のアイテムが中心だ。東ドイツで作られたビンテージベアや、モスクワオリンピックのマスコットキャラクターなど、ほかではまず出合えない品もある。 1957年にアニメとして誕生して以来、老若男女に愛されている国民的キャラクター「もぐらのクルテク」のグッズも幅広い品揃えだ。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa 2階には、チェコの絵本を常時2000冊ほどラインアップする。実はチェコは実はチェコは、ヨゼフ・ラダ(Josef Lada)やイジー・トルンカ(Jiří Trnka)などを輩出した世界屈指の絵本大国。共産主義政権下では表現の規制は強かったが、子ども向けの絵本は比較的緩く、多くの芸術家たちが絵本に情熱を注いだ。 Photo: Keisuke Tanigawa やがて絵本制作は国策となり、外貨を獲得する貴重な手段となったという。 国が採算度外視で制作していたことも手伝って、当時のチェコの絵本のクオリティーは非常に高い。タイポグラフィーも前衛的で、インテリアとして購入する客も多いという。 Photo: Keisuke Tanigawa 1階の一部はギャラリースペースとなっており、国内外のアーティストの作品を展示。取材時はポーランドの伝統的織物が紹介されていた。内容は定期的に変わるので、訪れる度に新たな
渋谷駅前5つ目の複合施設 「渋谷サクラステージ」が11月30日始動

渋谷駅前5つ目の複合施設 「渋谷サクラステージ」が11月30日始動

2023年11月30日(木)、渋谷駅桜丘口地区に複合施設「渋谷サクラステージ(Shibuya Sakura Stage)」が始動する。施設は順次開業し、商業テナントなどが出そろった2024年7月26日(金)にまちびらきイベントを実施予定だ。 同施設は東急グループが渋谷駅周辺で進めてきた大規模再開発プロジェクトの一つ。「渋谷ヒカリエ」(2012年)「渋谷ストリーム」(2018年)「渋谷スクランブルスクエア(東棟)」「渋谷フクラス」(2019年)に続く開業で、渋谷駅中心地区における最後の大規模複合施設となる。 渋谷サクラステージは、桜丘町と道玄坂1丁目の約25万4620平方メートルにまたがる。39階建ての「SHIBUYAタワー」と17階建てのセントラルビルを擁する「SHIBUYAサイド」(A街区)と、地下1階・地上30階の「SAKURAタワー」がある「SAKURAサイド」(B街区)、「日本基督教団 中渋谷教会」(C街区)の3つのエリアで構成される。 画像提供:東急不動産 最も特徴的なのは、渋⾕の「⾕地形」を解決した歩⾏者ネットワークの整備だ。SHIBUYAタワーの「アーバン・コア」は地下2階~地上3階を階段・エスカレーター・エレベーターでつなぐ立体広場。回遊性とアクセスの⾶躍的な向上が見込まれている。 Photo: Nahoko Matsumoto「アーバン・コア」 11月30日の竣工以降には、SHIBUYAサイド3階の「渋谷ストリーム」側からの北自由通路と2階の渋谷駅西口歩道橋デッキが開通。2024年秋には、渋谷駅南口新改札口が開通する予定だ。駅周辺全体の回遊性が向上するうえ、代官山や恵比寿方面へアクセスもよりスムーズになるだろう。 インディーゲームクリエイターのための「空き地」が登場 エリア内の商業施設はSHIBUYAタワーとSAKURAタワーの低層階に出店し、約100店が登場予定。また、SHIBUYAタワー38階には、飲食関連の起業支援施設「manoma(まのま)」がオープン。食を起点としたクリエイティブ産業に関わる企業や人の交流を促進していく。 Photo: Nahoko Matsumoto さらに、4階には世界初のグローバル・クリエーション拠点「404 NOT FOUND」が2024年7月に登場予定。現役のクリエイター陣で構成される「渋谷あそびば制作委員会」の運営のもと、インディーゲームクリエイターを軸に、音楽・食・アート・エンターテイメントなど、多種多様なイベントを同時多発的に開催していくという。インディーゲームクリエイターのための「空き地」に一体どんなものが現れるのか、今から楽しみだ。 画像提供:ハイアットハウス 東京 渋谷 SAKURAタワーの6~16階には、ハイアットグループのサービスアパートメント「ハイアットハウス東京渋谷」が2024年2月26日に開業予定。さらに同タワーには渋谷駅中心地区で唯一となる住宅「ブランズ渋谷桜丘」や子育て支援施設が入居する。 このほか、SHIBUYAサイドとSAKURAサイドをつなぐ「にぎわいSTAGE」では、独自に開発した小型照明約970台を空間意匠に沿って立体的に配置し、365日異なる景色を演出する。 Photo: Nahoko Matsumoto「しぶS」「にぎわいSTAGE」   Photo: Nahoko Matsumoto「渋谷・桜丘」のイニシャル「S」をモチーフとしたピンク色の階段「しぶS」 100年に一度といわれる再開発のラストピース。来年の本格開業後
築60年の長屋を改修、幡ヶ谷に植物と香りの店「ロウカ」がオープン

築60年の長屋を改修、幡ヶ谷に植物と香りの店「ロウカ」がオープン

2023年10月28日(土)、幡ヶ谷駅から徒歩約8分の商店街に、セレクトショップ「ロウカ(LÖUKA)」がオープンした。手がけるのは、目白のセレクトショップ&ショールーム「セメント(CEMENT)」のオーナーバイヤーの田島秀一。セメントでは国内外のアパレルを展開しているが、ロウカではフレグランスと植物をメインに取り扱う。 Photo: Kisa Toyoshima ロウカがオープンしたのは駅から北に延びる幡ヶ谷六号通り商店街の一角。周辺は昔ながらの青果店や洋品店、靴店などが軒を連ね、渋谷区でありながら懐かしい雰囲気が漂う。向かい側にはスーパーがあり、日中はシニアの姿も目立つ。 あえてレトロな商店街に出店した理由について、田島は「買い物の途中にふらりと立ち寄れる店にしたく、この地を選びました。また幡ヶ谷はライフスタイルに関心の高い層が多く住んでいるのも特徴。人通りが途切れることもなく、物件を見た瞬間に即決しました」と話す。  Photo: Kisa Toyoshimaオーナーの田島秀一 「ロウカ」というショップ名は、中国の唐時代の詩人、于良史(うりょうし)が詠んだ「弄花香満衣」から命名した。弄花香満衣は直訳すると「花を摘んでいると、いつの間にか香りが服に染みつく」となり、「いい環境に身を置くことで、いつの間にかいい影響を受ける」と解釈されるそうだ。 Photo: Kisa Toyoshima 吹き抜けの天井から自然光が差し込む「都会の小さな森」 店舗デザインを担当したのは、「シロ(SHIRO)」の北海道工場を設計した、建築家ユニットのArii Irie Architects。築60年超えの長屋を改装し、白を基調としたモダンスタイリッシュな空間へとよみがえらせた。もともとは2階建ての建物だったが、吹き抜けにしたことで自然光がたっぷり差し込み、柔らかな印象を与えている。 Photo: Kisa Toyoshima 植物は、オフィスのグリーンコーディネートなどを行う、目白の「ボタニカル アトリエ ルスルス(Botanical Atelier Ressources)」が監修。ショップインショップとして約100種類の植物を販売する。ルスルスは伊勢丹新宿店にも出店しているが、ここでは同店のコンセプトである「都会の小さな森づくり」を色濃く表現しているという。 Photo: Kisa Toyoshima 「より簡単に手入れできる植物」を軸としたセレクションが特徴で、小型から中型を中心にラインアップし、2階にはつるすタイプのアイテムが並ぶ。いずれも風通しと日当たりに気をつければ、置く場所は選ばないという。植物は3,000円(税込み)からとリーズナブルなのもうれしい。 Photo: Kisa Toyoshima 豊かな感性から導かれたフレグランス フレグランスアイテムは全て田島がセレクト。香水やルームフレグランス、ボディーケア、キャンドルなどを取り揃える。海外の展示会で見つけたものをはじめ、田島の直感で収集したものばかりで、ほかではなかなか出合えないアイテムが多い。 Photo: Kisa Toyoshima 中でも注目したいのは、実店舗では初の販売となるブランド「フォグ(FOG)」だ。福岡在住の調香師が手がけており、服やスカーフなどに吹きかけるマルチパフュームを展開。複雑で奥深い香りが特徴で、「柚と山椒」をはじめ7種類を用意する。 Photo: Kisa Toyoshima 日本初上陸となる、オーストリア・ザルツブルグのライフ
坂茂が空間設計、再生紙でできたイタリア料理店「銀座シシリア」が豊洲にオープン

坂茂が空間設計、再生紙でできたイタリア料理店「銀座シシリア」が豊洲にオープン

芝浦工業大学の豊洲キャンパスに2022年9月21日、銀座で創業50年を越える老舗イタリア料理店「銀座シシリア 豊洲店」がオープンした。設計は2014年にプリツカー賞を受賞した建築家の坂茂(ばん・しげる)だ。世界的建築家の作品を設けることで、建築学部やデザイン工学部の学生の学習意欲を刺激していくことを目的にしている。 Photo: Kisa Toyoshima 同店は、大学創立100周年記念事業の一環として4月に完成した、本部棟1階のピロティにある。学生だけでなく一般客も利用でき、大学と地域をつなぐ憩いの場を目指す。 Photo: Kisa Toyoshima 内装は、坂の代名詞といえる再生紙の紙管を主体に構成。店内に入るとまず目を奪われるのは、美しい曲面を持つ2層の天井だろう。長い紙管が連なる面は波のようにしなやかで、もう一方は蜂の巣状の木枠になっている。六角形の木製フレームに直径の異なる4種の紙管をそれぞれ収めているが、シンプルなルールと複雑性の両立によって、人々の期待感を高めるのが狙いだという。 Photo: Kisa Toyoshima 椅子や間仕切りにも、直線と曲線を交えながら紙管がリズミカルに使用されている。店内中央にある間仕切りとソファはさまざまな配置に組み替えでき、可変性が高い。テーブルやカウンターには「リッチライト」という紙素材が用いられており、空間全体にナチュラルで柔らかな印象を与える。 Photo: Kisa Toyoshima また、3方向にガラスシャッターが備えられ、店内に自然光がふんだんに取り込まれるように設計。シャッターが開くと内外の空間が連続し、開放感がさらに高まる。テラス席は犬も同伴できるのもうれしい。 Photo: Kisa Toyoshima キッチンの壁には、銀座シシリアの象徴である赤いギンガムチェックのテーブルクロスがグラフィックパターンとしてデザイン。モダンとクラシックを織り成す、独特の存在感はぜひ自分の目で確かめてほしい。 本店で人気の「ナポリタン」や「グリーンサラダ」も提供 メニューは銀座店で人気のパスタやピザ、グラタン、肉料理などをメインに提供。ランチ(11〜15時)とディナー(17〜21時)でメニューと価格は異なり、ディナータイムにはビールやカクテルなどのアルコール類も楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshima 150グラムもの乾麺を使う「ナポリタン」(ランチ750円、以下全て税込み)は、圧巻のボリューム感。もっちりした麺に甘めのケチャップソースとバターの風味がしっかり馴染んでおり、口の中で多彩なうま味が広がる。ベーコン、ピーマン、マッシュルームなどの具がたっぷりで食べ応え抜群だ。 Photo: Kisa Toyoshima 1971年の創業時から続く名物「きゅうりとレタスのグリーンサラダ」(780円、ディナーのみ)は、薄くスライスしたキュウリでレタスをドーム状に覆った一品。唯一無二の盛り付けに驚かされること間違いなしだ。ニンニクの香りが引き立つ自家製ドレッシングがみずみずしい生野菜によく合う。 ディナーでは銀座店伝統の四角いピザや、豊洲市場直送の鮮魚を使ったカルパッチョなどを用意。豊洲という地の利を生かし、今後は魚料理に力を入れていくという。 Photo: Kisa Toyoshima 同店取締役の平光俊裕は「創業50年という節目にお声がけをいただき、とてもうれしかったです。良きターニングポイントと捉え、出店に踏み切りました。将来的には、学生さんたちに
2025年丸の内に食と農の新拠点開設、「めぐるめくプロジェクト」が始動

2025年丸の内に食と農の新拠点開設、「めぐるめくプロジェクト」が始動

地域の生産者、加工業者らと都市生活者が交流し、食産業の新たな価値を生み出す「めぐるめくプロジェクト」が始動。その記者発表会が9月29日、大手町で行われた。 Photo: Nahoko Matsumoto三菱地所プロジェクト開発部長、吉村友宏 発起人である三菱地所は、丸の内エリアに26階建てのビルを建設しており、完成は2025年を見込んでいる。2~4階には産業支援施設を開設し、食や農に携わる企業や地域の生産者、加工業者のコミュニティーの場として活用する予定だ。同プロジェクトはこの施設のオープンに先立ち、日本の地域活性化を目指していく。 Photo: Nahoko Matsumoto 経済合理性の追求に伴い、生活者と生産者の分断も顕著になりつつある昨今。さらに食糧自給率やフードロス、就農者の減少など日本の食と農業にはさまざまな課題が存在している。 一方で食の生産や加工を通じて、地域を元気にしたいという新たな活動を行う人や企業も多い。このような事業者を獲得し、支援するための食農共創拠点も全国に生まれつつあるという。  同プロジェクトはこのような動きに着目。食の生産・加工を「タベモノヅクリ(食べ物+モノづくりの造語)」と定義し、都市生活者がタベモノヅクリに触れ合う機会の提供や地域の事業者とのネットワーク形成に取り組む。さらに地域の生産者の活動をサポートするプログラムやイベントの運営も行う。 Photo: Nahoko Matsumoto広瀬拓哉 三菱地所の広瀬拓哉は「当社ではこれまでも食と農に関するさまざまな試みを推進しており、その中で生産加工を担う地域との関係作りに課題感を持っていました。今回の活動で多様な交流の場や仕掛けを作っていきたいです」と話す 同プロジェクトには三菱地所以外に、ロフトワーク、シグマクシス、70seedsの3社が参画。共創プログラムの開発やネットワークの構築などを担っていく。 Photo: Nahoko Matumoto増元幹治 記者発表会では、地域食農拠点として宮崎と奈良の2県の担当者らが登壇。地域の特産物や取り組みが紹介された。宮崎市農政部農政企画課の増元幹治は「宮崎県は野菜や果物の一大産地。食と農と通じて東京の中心とつながれるのは大変うれしいこと。今後の盛り上がりに期待したい」と意気込んだ。 同日には、キックオフイベントとして、都市生活者と地域の共創型交流会「めぐるめ倶楽部」も実施。宮崎の鮮魚卸売り専門店「九州築地」を含む2団体が参加し、生活者が生産者の思いを肌で感じられる場だ。同イベントは今後も定期的な開催を予定し、都市生活者と地域のコミュニティー活動へと発展させていく。 関連記事 『めぐるめくプロジェクト』 『東京、都市型農園レストラン5選』 『三つ星シェフが絶賛するOme Farmのレストランが神田に移転オープン』 『緑あふれる「大人のファミレス」のようなオールデイダイニングが赤坂に登場』 『2023年、歌舞伎町に高さ225メートルの高層複合施設が誕生』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  
渋谷の北海道めんこい鍋 くまちゃん温泉が冷スイーツ店「おやすみ処」をオープン

渋谷の北海道めんこい鍋 くまちゃん温泉が冷スイーツ店「おやすみ処」をオープン

2022年8月1日、渋谷宮益坂に「くまちゃん温泉 おやすみ処」がオープンした。2021年に登場した、クマの形をしたコラーゲンゼリーが「TikTok」で話題を呼んだ鍋専門店「北海道めんこい鍋 くまちゃん温泉」の新業態で、渋谷宮益坂店が入居しているビルの1階で営業をスタート。かき氷や北海道ソフトクリームをはじめとした冷たいスイーツを提供する。 Photo: Keisuke Tanigawa Photo: Keisuke Tanigawa 本家同様に食材はもちろん、内装も1号店の誕生地である北海道を表現。エントランスには、アイヌの伝統衣装を身にまとったクマなどが描かれたウォールアートが目に飛び込んでくる。2階は「くまちゃん」のパパのレストラン、1階はそのファミリーの家がテーマ。キッチンには絵本に登場しそうなれんが風の屋根が施されている。 Photo: Keisuke Tanigawa  「おいしいは当たり前、プラスアルファの楽しい体験を!」をコンセプトに、木製ブランコなど、店内はユニークな世界観が至る所に広がる。フォトスポットも充実しており、「映え」を意識して来ても楽しめること間違いなしだ。 Photo: Keisuke Tanigawa 看板メニューは、森の温泉に浸かるクマを模したしたかき氷。中でもフレッシュな果実とシロップを用いた「いちご」(1,860円、以下全て税込み)と「メロン」(2,300円)はぜひ試してほしい一品。氷の周囲にはピーナツクリームや白玉が飾られ、ココナツ風味のミルクソースがかけられている。食べ進めると氷の中に隠れたソフトクリームやグラノーラが顔を出す。一皿の中に詰まった食感と味わいのバリエーションの豊かさに、飽きることなくスプーンが進むだろう。 Photo: Keisuke Tanigawa 北海道産牛乳とコンデンスミルクのコクが際立つ「湯上がりミルクドリンク」(各690円)は温、泉上がりをイメージしたアイテム。すっきりした飲み心地を堪能するなら「抹茶」「いちご」「北海道コーヒー牛乳」、甘党ならば「ぷりんミルク」「チョコミルク」をおすすめしたい。 オーダーを受けてから作るため、シロップと牛乳が混ざり合う前の美しいマーブル模様が楽しめる。 温泉ののれんなどをモチーフにしたラベルはランダムで提供。かわいいボトルは持ち帰り可能なのもうれしい。 Photo: Keisuke Tanigawa 北海道産牛乳を使用したソフトクリームは、コーンとクマボトルの2種を用意(490円)。ほんのり優しい甘さと口の中ですっと溶けるはかなさが極上の一品だ。食べるのがためらわれるほど愛らしいクマ型モナカは、サクッと香ばしく、滑らかなソフトクリームと至福のハーモニーを奏でてくれる。 Photo: Keisuke Tanigawa クマのコーラアイスがかわいい「クリームソーダ」(980円)は、「緑(メロン)」「紫(ハスカップ)」「白(カルピス)」など9種を揃える。近年トレンドの、応援するアイドルのイメージカラーをファッションや小物に取り入れる「推し色」を意識した。全種推し色コースター付きで、持ち帰りもできる。2階の鍋店でも「推し色」メニューをそろえており、好きなアイドルの写真を添えて撮影する女性客も多いという。 Photo: Keisuke Tanigawa 併設された物販コーナーでは、食品や雑貨といったオリジナルアイテムを取り揃える。今後はECサイトでの販売も予定。連日の猛暑で、食欲も減退気味なこの夏。「めんこい(かわいい)
日本初上陸の植物由来チキン「TiNDLE」を使ったメニューがシュマッツに登場

日本初上陸の植物由来チキン「TiNDLE」を使ったメニューがシュマッツに登場

クラフトビールとモダンドイツ料理を提供するビアレストラン「シュマッツ(SCHMATZ)」で、2022年7月20日(水)から、植物由来のチキン「ティンドル(TiNDLE)」を使用したメニューを提供する。それに先立ち、19日にメディア向けレセプションが行われた。日本初進出となる次世代チキンを使った料理の魅力をレポートしよう。 画像提供:SCHMATZ 大豆や小麦といった植物性原料を使用した代替肉のチキンはベジタリアン、ビーガンのための食材である一方、地球環境に優しいという点でも注目されている。スイスのフードテックベンチャーキャピタル「ブルーホライズン(Blue Horizon)」の報告によると、植物由来のチキンは普通の鶏肉に比べて、使用する水が82%、土地が74%、温室効果ガスの排出を88%削減できるそうだ。 ティンドルはシンガポールに拠点を置く「ネクスト・ジェン・フーズ(Next Gen Foods)」によって開発された。大豆、小麦グルテン、ココナツ油、オーツ麦食物繊維などの9つの原料を使用し、中でも「lipi」というサンフラワーオイルから作られる成分を配合することで、本物の鶏肉に限りなく近い風味や食感になるのが特徴だ。保存料や添加物、遺伝子組み換え成分は一切使っておらず、安心・安全への配慮も徹底されている。 Photo: Nahoko Matsumoブライアン・ウン 2020年の発売からわずか1年でアメリカ、アジア、中東、ヨーロッパの500軒以上のレストランと提携し、世界で最も支持されている植物由来のチキンの一つになった。ソテーやドネルケバブ、ラーメンなど汎用性の高さも魅力といえるだろう。ネクスト・ジェン・フーズのシニアトレードマネジャーを務めるブライアン・ウン(Brian Ng)は「おいしさを重視しているので、ベジタリアンやビーガンだけでなく、肉好きな人にもぜひ楽しんでほしい」と話す。 ティンドルを使った期間限定メニューは「ドイツ風TiNDLE唐揚げ」(730円、以下全て税込み)と「TiNDLEハンバーグステーキ」(1,200円)。20日から「シュマッツ中目黒店」「CIAL横浜ANNEX店」で販売が始まり、7月末には「アークヒルズ店」と「下北沢店」にも登場する。 Photo: Nahoko Matsumoo「ドイツ風TiNDLE唐揚げ」 「ドイツ風TiNDLE唐揚げ」は、言われなければまず気付かないであろう鶏肉感に衝撃を受ける。繊維や脂身も見事に再現され、ドイツ風オリジナルシーズニングとも絶妙にマッチする。やや濃い目の味付けなので、ビールが進むに違いない。 Photo: Nahoko Matsumoto「TiNDLEハンバーグステーキ」 ティンドルとタマネギやハーブ、スパイスと合わせてオーブンで焼き上げた「TiNDLEハンバーグステーキ」は力強い弾力が印象的。代替肉とは思えないほどの濃厚なうま味がじんわり広がる。ジャガイモとチーズのコクが豊かで、食べ応えも抜群だ。 なお、中目黒店では22日(金)と23日(土)の11〜18時に、ティンドルを用いた料理の無料試食キャンペーンを実施する。商品がなくなり次第終了するので、気になる人は早めに訪れよう。この機会に、ティンドルを味わいながら未来の食文化について考えてみては。 関連記事 『下北沢、ビーガンレストラン6選』 『東京、ビーガンレストラン10選』 『東京、都市型農園レストラン5選』 『2022年「世界のベストレストラン50」に東京から3店舗がランクイン』 『東京、注目ステーキ12選』