Minami Imai

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東京で最も美しいデザイナーズ銭湯5選

東京で最も美しいデザイナーズ銭湯5選

タイムアウト東京 > Things to do > 東京で最も美しいデザイナーズ銭湯5選 昭和中期ごろまでは街のインフラの一つとして欠かすことのできないものだった銭湯。だが家に風呂があることが一般的である今日では、その存在感は希薄になり、需要の減少に伴い閉業する施設が後を絶たない。 そんな中、時代の流れに応じて刷新する方向へかじを切った銭湯もある。東京の豊かな文化的土壌を生かし、シーンをけん引するアーティストや建築家とコラボレーションすることで生まれたのが「デザイナーズ銭湯」だ。そこでは、伝統的な銭湯文化に新しい風が吹き込まれている。これらの銭湯がビジュアル面で優れているのはもちろんだが、銭湯が担う文化的な役割の大きさについても気付かせてくれる。 ここでは、デザインや建築の観点で特に優れた東京の銭湯5軒を紹介しよう。伝統が時を超えて受け継がれ、生まれ変わっていく現場を訪れてみてほしい。 関連記事『東京、デザインが美しいサウナ5選』『7万パックの苺で作った大人のためのメルヘンワールドがヒルトン東京に出現」
成田空港「ジャパン フード ホール」の注目レストラン5選

成田空港「ジャパン フード ホール」の注目レストラン5選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 成田空港「ジャパン フード ホール」の注目レストラン5選 フライトの乗り継ぎや遅延による待ち時間は、長くて退屈だ。しかし、成田空港第2ターミナルでは、今後は待ち時間が以前より豊かなものになりそうだ。というのも、2023年9月、出国手続き後エリアに飲食店フロア「ジャパン フード ホール」がオープンした。これまでは、出国手続きをしてしまうと、食事ができる店があまりなかったので、大きな改善と言える。 空港のフードコートは、一般的には軽食を取る場所というイメージがあるが、ここは趣が異なる。出店しているのは、日本各地で人気のレストラン10軒。短い時間でもちょっと贅沢な食事をしたい、という要望を満たしてくれる場所なのだ。寿司や霜降り肉の牛カツ、お好み焼きを堪能して「いざ出発」ということが可能になった。 ここでは、タイムアウト東京英語編集部が勧める5店舗を紹介しよう。 関連記事『東京、ミシュラン星付きシェフのカジュアルライン店4選』『東京、ニュースタイル中華6選』
原宿、食べ歩きグルメ11選

原宿、食べ歩きグルメ11選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >原宿、食べ歩きグルメ11選 スニーカー専門店やショップ、レストラン、カフェなど、無数の店が立ち並ぶ原宿。特に多くの人でにぎわう竹下通りは、誰もが思わずテンションが上がってしまうことだろう。今では旅行者に人気のスポットだが、それ以前からずっと、日本のカルチャーが生まれ育つ場所だった。ストリートスタイルや古着といったファッションのほか、ロリータといったサブカルチャとも縁が深い。 原宿の楽しみは、ショッピングや個性豊かなファッションだけにとどまらない。東京名物である、独創的なストリートフードを楽しむのにも最適な街なのだ。ここではタイムアウト東京英語編集部が勧める、竹下通り沿いの食べ歩きグルメを紹介する。 関連記事『浅草、食べ歩きグルメ10選』『東京、テイクアウトから揚げ6選』
1万円以下で楽しめる高級店のランチ7選

1万円以下で楽しめる高級店のランチ7選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >1万円以下で楽しめる高級店のランチ7選 1,000円で最高級のラーメンや、ミシュランレベルの料理が味わえる東京では、高級店が常に魅力的とは限らない。しかし、いま注目されている高級レストランの記事などを目にしたときに、話題に取り残されるのも嫌だし、行ってみたいと思う人もいるだろう。さわやかな香りがするおしぼりで手を清め、美しく盛り付けられた8品のコースに舌鼓を打つ。と考えただけでもわくわくしてしまうのは、仕方のないことなのかもしれない。 ここではリーズナブルにコース料理を楽しめるハイエンドな店を紹介する。ディナーに3万円を出してもいいが、初めて行く高級レストランで間違えのない、かつ満足度の高い料理を楽しむには、まずはランチがおすすめだ。ランチコースは、ディナーに比べて一般的に品数が少なく、価格もかなり安い。だが、一流の高級店はランチだからといって、味やサービスに妥協はしないものなのだ。 ここではタイムアウト東京英語編集部が選ぶ、1万円以下でランチコースを提供する店を紹介しよう。 関連記事『5,000円以下で味わうおまかせ寿司6選』『東京、1万円以下のおまかせコース9選』
浅草、食べ歩きグルメ10選

浅草、食べ歩きグルメ10選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >浅草、食べ歩きグルメ10選 東京を訪れる人の多くが目指す街といえば、浅草だ。「東京スカイツリー」やかっぱ橋道具街といった観光スポットから近いことも理由だが、最も大きな理由は、なんといっても歴史ある浅草寺の存在だろう。 浅草寺の雷門から宝蔵門へと続く仲見世通りは、昔ながらの食べ物や土産物を求める人であふれている。実は浅草の魅力はこの通りの中だけにとどまらない。とりわけ食に関しては、隠れたスポットも数多く存在する。 にぎやかな門前町でストリートフードを堪能するためのヒントとして、ここではタイムアウト東京英語編集部が選んだグルメスポットを紹介する。 ただし、仲見世通りは現在食べ歩きが禁止されているので、購入した店の前やイートインスペースなどで食べるようにしよう。 関連記事『浅草、ベストショップ』『夜の浅草ガイド』
秋葉原でしかできない15のこと

秋葉原でしかできない15のこと

タイムアウト東京 >  Things To Do > 秋葉原でしかできない15のこと 東京随一の電気街として有名な秋葉原は、オタク文化の中心だ。多くの場合、活気あふれるこの界隈(かいわい)を訪れる目的は、何フロアもある大型専門店でのショッピングだろう。ハイテク電化製品やゲーム機が欲しい人にとっても、漫画やアニメのグッズを手に入れたい人にとっても、またとない街だ。一日があっという間に過ぎてしまうような、巨大なゲームセンターもある。 だが、魅力はそれだけではない。歴史ある神社、グルメなレストラン、しゃれたバーといったスポットが潜んでいる。ここでは、タイムアウト東京英語編集部が選んだ秋葉原のおすすめスポットを紹介しよう。  関連記事『東京、ヲタク向けコンセプトカフェ』『秋葉原、定番ラーメン20選』
東京、ブランドビンテージショップ7選

東京、ブランドビンテージショップ7選

タイムアウト東京>ショッピング&スタイル>東京、ブランドビンテージショップ7選 多くのビンテージショップがひしめく東京。セカンドハンドの商品を買うのは日常的で、デザイナーズブランドを狙っている人にとっては、特にうってつけの街である。なぜなら、新品同様のラグジュアリーブランドやアイテムを、適正価格で豊富に見つけられるためだ。 入手困難なエルメスのバッグ、時代に左右されないシャネルのジュエリーなど、何を探すにしても、見て回る価値のある店はいくつもある。その証拠に、セレブやファッション系インフルエンサーを常連に持つ店も多い(キム・カーダシアン、ブラックピンクのジェニーなど)。ここでは、タイムアウト東京英語チームが選んだ注目のビンテージショップを紹介しよう。 関連記事『代々木上原、古着屋5選』『東京、美しいデザインのショップ5選』

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2024年カンヌ国際映画祭:見逃せない10本の映画

2024年カンヌ国際映画祭:見逃せない10本の映画

2024年の「カンヌ国際映画祭」の公式出品作が発表された。世界的な映画監督による新作がめじろ押しの期待が高まるラインアップだが、意外なセレクトや新発見が含まれているのも例年通りだ。 カンヌというと、ややマニアックな印象を持っているかもしれない。だが、近年は映画界全体への影響力を強めており、カンヌでプレミア上映された作品が翌春のアカデミー賞に選ばれることも多い。その一例は、今年のアカデミー賞をにぎわせた「関心領域」(監督:ジョナサン・グレイザー)や「落下の解剖学」(監督:ジュスティーヌ・トリエ)だ。前者はホロコーストを独自の視点で描き、後者は山を舞台にした複雑な殺人ミステリーである。 何と言っても、まだ世に出ていない作品の封切りには心をかき立てられるものだ。今回初公開される作品群が、各地の映画館にかかる数カ月後が待ち遠しい。ここでは、中でも注目の10作品を紹介しよう。 Photograph: Cannes International Film Festival 1. 『Kinds of Kindness』 すでに高い評価を得ているギリシャの映画監督、ヨルゴス・ランティモス。彼が名声にあぐらをかくことなく挑んだ新作は、難しい状況に置かれた登場人物たちが紡ぐ3つの物語によるアンソロジーだ。前作「哀れなるものたち」で組んだエマ・ストーン、ウィレム・デフォーと再タッグを組むほか、ジェシー・プレモンス、マーガレット・クアリー、「女王陛下のお気に入り」にも出演したジョー・アルウィンらが出演する。 2. 『The Shrouds』 鬼才デヴィッド・クローネンバーグの作品がカンヌでプレミア上映されるのは2022年以来で、今一つの出来だったSFホラー「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」ぶりだ。そのクローネンバーグが、人体を巡る不安に切り込むような作品を引っ下げて帰ってくるというのだから、期待は高まる。しかも、監督自身が「これまでの作品の中で最も私的な作品の部類」と言っているのだ。 妻を亡くし悲嘆に暮れる主人公を演じるのは、ヴァンサン・カッセル。物語は、彼が地中に埋められたデバイスを通じて、埋葬された死体と交信する能力を手に入れることから展開する。そのほか、ダイアン・クルーガー、ガイ・ピアースらが出演者に名を連ねる。 Photograph: Warner Bros.Furiosa: A Mad Max Saga 3. 『マッドマックス:フュリオサ』 今年のカンヌでは「マッドマックス」シリーズ最新作も上映される。スクリーン越しに吹きつける暴風に圧倒され、エネルギーを使い果たした観客が会場をよろよろと後にする……そんなことが起こるかもしれない。 過去10年間に公開されたアクション映画の中でも傑作と言える「怒りのデス・ロード」の続編を作るなど、並大抵のことではない。だがトレーラーを見る限り、この難問に対する監督ジョージ・ミラーの回答は、「もっと轟音(ごうおん)で、もっとクレイジーに、もっと目にも鮮やかに」ということになるようだ。 カンヌでは、同映画祭がいかにもフランス的な人物描写重視の作品の集積にとどまらないのだということを世界に知らしめるために、ハリウッド超大作が上映されることがままある。マッドマックス以上に、その役目にふさわしい映画はないだろう。 Photograph: Element Pictures 4. 『September Says』 ヨルゴス・ランティモスによる「アルプス」や「ロブスター」にも出演したフランス人女優アリアン・ラベドの監督デビュー作
完全クローズする「ガンダム ファクトリー ヨコハマ」、最終チケットは3月1日発売

完全クローズする「ガンダム ファクトリー ヨコハマ」、最終チケットは3月1日発売

2020年12月に横浜に姿を見せた「ガンダム ファクトリー ヨコハマ」が、2024年3月31日(日)、ついにその幕を下ろす。高さ18メートルのガンダムが見られる最後のチャンスだ。3月16日(土)から31日までのチケットは、3月1日(金)10時から公式ウェブサイトで販売開始する。 オープンして以来、実物大の「動くガンダム」はファンを魅了してきた。デザインと機械工学の粋を集めたこの巨大ロボットが着工したのは2014年のこと。その後、完成までには数年の月日を要した。 Photo: Hidefumi Ohmichi/Unsplash 過去には当初予定されていた公開期間が延長され、コロナ禍で訪れることができなかったファンを喜ばせたこともあったが、楽しいことにはいずれ終わりがやってくる。2024年1月現在、さらなる公開期間延長の予告は出ていない。したがって、2024年3月31日(日)をもってガンダム ファクトリー ヨコハマは完全にクローズする。 Photo: ©Sotsu/Sunrise 巨大ガンダムを生で見るラストチャンスを見逃すという手はない。入場料は大人1,650円(以下全て税込み)、7〜12歳は1,100円、6歳以下は大人1人につき3人まで無料。2024年2月分のチケットは販売中で、3月1日から3月15日までの入場券は大人1,650円、小人1,100円で発売中だ。なお、ガンダムドックタワーへの入場には別途1人3,300円のチケットが必要となるので注意しよう。 3月31日以降のガンダムの運命については、解体されて大阪に輸送。2025年に開催る大阪万博のガンダムパビリオンで展示されるのではないかという噂が流れている。これは主催者によって正式にアナウンスされたものではないが、分かり次第更新していくので、引き続きチェックしてほしい。 関連記事 『Final call: Gundam Factory Yokohama is closing at the end of March 2024(原文)』 『日本ホラー漫画の鬼才、伊藤潤二の大規模原画展が初開催』 『意識や身体がリフレッシュされる感覚』 『東京、2月から3月に行くべきアート展』 『落合陽一の最新展「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」が麻布台ヒルズで開幕』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
イギリス最古のサウナが「指定建造物」に

イギリス最古のサウナが「指定建造物」に

1948年のロンドンオリンピックが別名「緊縮オリンピック」と呼ばれていたことを知っているだろうか。この年、ロンドンはまだ第二次世界大戦の痛手からの回復の途上にあったが、世界中から選手を迎えることを決断。初心に帰ってシンプルに、ありあわせの資源を活用して大会が開催されることとなった。 大規模なスポーツ施設が新たに建てられることはなかったが、仮設の選手村には、あるフィンランドの企業によって寄贈されたつつましやかなサウナが設けられた。大会が終了すると、この木造プレハブのサウナ小屋はケント州・メードストンへ移築。今では現存する数少ない同大会の遺構となっており、イギリス国内で機能するサウナとしては最も古いものである。そして現在、このサウナを巡って新たな動きが展開されているのだ。 Photograph: Wendy Liu / British Sauna Society Photograph: Wendy Liu / British Sauna Society 同施設は長らくの間、地元の「Cobdown Sauna Club」のメンバーによって使用されてきた。だが、2020年に行われた安全検査で電気系統の不具合とヒーターの故障が見つかり、メンバーはその修理費用を賄うことができなかった。そこで関係者らは、補助金を得て施設を復旧させるべく、法的に価値が認められる「イギリス指定建造物」への申請に向けてかじを切ったのだ。 Photograph: Wendy Liu / British Sauna Society この動きを先導したのは駐英フィンランド大使のユッカ・シウコサーリ(Jukka Siukosaari)。シウコサーリはThe Guardianの取材に対し、「ユニークな建築としての観点だけではなく、フィンランド・イギリス関係史、両国のスポーツ史における重要性の観点からも」同施設を保存する価値があると語っている。 Photograph: Wendy Liu / British Sauna Society クラブの幹事で出納係も務めるリチャード・ヤング(Richard Young)はこう言う。「この場所は単なるサウナではなく、社交の場なのです。スポーツセンターにもサウナはありますが、騒がしいし、いろいろな種類の人がいます。でも、ここでは皆が友達です。ここでの交流が懐かしく感じます。くつろげて、偽りがない。特別な場所です。」 2024年1月19日、同施設は「イギリス指定建造物」の2級に指定された。 関連記事 『Britain’s oldest sauna is now officially Grade II-listed(原文)』 『東京、サウナガイド』 『都内&日帰りで行けるプライベートサウナ8選』 『軽井沢にせせらぎと森に包まれた3種のプラベートサウナがオープン』 『サウナマン まっちゃんが聞く、フィンランドのサウナ事情』 『草彅洋平が「日本サウナ史」に込めた思い』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
Yelpが2024年版「アメリカのベストレストラン100」を発表

Yelpが2024年版「アメリカのベストレストラン100」を発表

アメリカのサンフランシスコに本社を置くローカルビジネスレビューウェブサイトの「Yelp」が、「アメリカのベストレストラン100」の2024年版を発表した。それによると、メキシコ料理や麺類全般、コリアンフュージョン料理が注目を集めているほか、「サンベルト」と呼ばれる南部のレストランが人気を博しているようだ。 トップ100全体の30%を占めたのが、サンベルトの一部であるアリゾナ州、フロリダ州、テキサス州の3州だった。メキシコ料理の分野では、すでによく知られた料理の味わいを、植物性の新たな食材で再現するという新たな試みが展開されている。ランキングには、ベジタリアン・ビーガン対応のメキシコ料理で知られる店も多数選ばれた。 また、香り高くスパイシーな料理も人気だ。食通たちは、ホットチリソースのきいたメキシコ料理に加えて、韓国料理をベースとしたフュージョン料理にも注目している。トップ100には、韓国料理とハワイ料理の融合、韓国料理と和食とブラジル料理の融合を掲げる店も選ばれた。そして、ラーメンから和風パスタに至るまで、麺類の人気はとどまるところを知らない。 ランキングを作成するため、Yelpは自社のデータサイエンスチームにおいてユーザーからの投稿を分析。星の数、レビュー数などから上位のスポットを割り出した後、コミュニティーマネジャーの知見をもとにトップ100を最終決定した。 ランキングの上位10選は以下の通り。 1. Tumerico/ツーソン(アリゾナ州) 2. Menya Rui/セントルイス(ミズーリ州) 3. Sunny Side Kitchen/エスコンディド(カリフォルニア州) 4. GS Cafe and Ethiopian Cuisine/コビーナ(カリフォルニア州) 5. Fratellino/コーラル・ゲイブルス(フロリダ州) 6. Broken Mouth Lee’s Homestyle/ロサンゼルス(カリフォルニア州) 7. Adela’s Country Eatery/カネオヘ(ハワイ州) 8. Sierra Subs and Salads/スリーリバース(カリフォルニア州) 9. Gino’s Deli Stop N Buy/サン・アントニオ(テキサス州) 10. Uncle Af’s/アゴーラ・ヒルズ(カリフォルニア州) トップ100の全体はYelpの公式ウェブサイトで確認しよう。 関連記事 『This Arizona restaurant is named the top place to eat in the U.S. for 2024(原文)』 『ミシュラン星付きのラーメン店「蔦」が会員制の夜営業を代々木上原で開始』 『日本の野菜こそ世界で価値がある、麻布台ヒルズに移転したフロリレージュの進化とは』 『東北沢にモダンな一軒家酒場「ランタン はなれ」がオープン』 『もちもち迫力のワンタン麺「奈つやの中華そば」が下丸子にオープン』 『東京、ワンタン麺15選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
サムライと忍者に特化した体験型ミュージアムが浅草にオープン

サムライと忍者に特化した体験型ミュージアムが浅草にオープン

入場無料の博物館から最先端のアートを扱うギャラリーまで、東京にはあらゆる興味関心に応えてくれるカルチャースポットがひしめいている。そうした中、また注目の施設が誕生した。2023年12月6日に浅草にオープンした「サムライ忍者ミュージアム東京SAMURAI NINJA MUSEUM TOKYO With Experience)」だ。  Photo: Kyoto Maikoya 同ミュージアムは侍と忍者に特化しており、歴史の解説から種類豊富な体験アクティビティまで、さまざまな角度から楽しめる内容となっている。  Photo: Kyoto Maikoya 展示されているのは、江戸時代に作られた本物の刀剣や甲冑(かっちゅう)のコレクション。基本プランの「ベーシックチケット」にはガイドツアーも含まれており、歴史を知りたい人の期待にも応えてくれる。  Photo: Kyoto Maikoya それだけでも見応えはあるが、一番の目玉は体験アクティビティだ。上記の基本プランには、甲冑体験や手裏剣投げ体験も含まれる。  Photo: Kyoto Maikoya 侍や忍者の世界にもっとどっぷりと浸りたければ、ワンランク上のオプションを追加することもできる。本物の日本刀を使った試し斬り体験や、忍者の衣装を身に着けての修行体験のほか、着物レンタル付きの茶道体験がセットになったチケットも提供する。 ベーシックチケットの料金は大人3,300円(以下全て税込み)、子ども2,970円。オプションを追加する場合、日本刀の試し斬り体験プランは1万3,200円(対象年齢18歳以上)、忍者修行体験プランは6,600円(参加者2人以上)で体験できる。茶道体験とのセットプランは大人9,900円、子ども9,570円(対象年齢7歳以上)で、各プランともオンラインで予約をすると10%割引になる。 詳細の確認や予約は公式ウェブサイトから行おう。京都の姉妹店の情報も含まれるため、注意してほしい。 関連記事 『This new museum in Asakusa offers samurai and ninja experiences(原文)』 『ガイドは全て作り話、うそだらけの「浅草ツアー」が4月に開催』 『ホテル雅叙園東京で行われる都内最大級のひなまつり展「百段雛まつり」をレポート』 『アンケート調査で判明、日本で最も迷惑な車内での行為とは?』 『高層複合ビル3棟が誕生、再開発で生まれ変わる池袋駅の西口地区』 『BRUTUSによる「人生最高の買いもの」が詰まったマーケットがオープン』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
アンケート調査で判明、日本で最も迷惑な車内での行為とは?

アンケート調査で判明、日本で最も迷惑な車内での行為とは?

日本、とりわけ東京の公共交通機関は、効率の良さや革新性で常に称賛の的となってきた。その一方で、駅と電車の快適さに影響を与える大きな要素の一つとなっているのが、乗車マナーだ。多くの場合、そのマナーは守られているが、例外は常に存在するものである。 では、特に迷惑だと見なされている行為は何だろうか。その答えを明らかにすべく、あるアンケート調査が実施された。これは日本民営鉄道協会が調査したもので、8210人から回答が寄せられた。調査は、2023年10月1日〜11月30日の2カ月間実施。「駅と電車内のマナー」について、選択肢の中から特に迷惑だと考える行為を3つ選んでもらうという方法で行われた。 最も多くの票を集めたのは「座席の座り方」で、回答者全体の37.1%に選ばれた。この中には、脚を広げて隣の人のスペースを侵害したり、脚を投げ出して通行の邪魔をしたりといったことが含まれる。 2番目に多い33.5%に選ばれたのは「周囲に配慮せず咳やくしゃみをする」ことだ。コロナ禍以降、ウイルスをまき散らすような行為が人々を不安にさせるようになったことは明らかである。 3位は「乗降時のマナー」で、31.3%に選ばれた。扉が開いた時に、脇によけたりいったん降りたりせず乗り降りを妨げることなどが、具体例として挙げられる。 上記のワースト3に続き、「騒々しい会話・はしゃぎまわり」(30.3%)、「荷物の持ち方・置き方(鞄・傘等)」(22.8%)、「スマートフォン等の使い方(歩きスマホ・混雑時の操作等)」(18.2%)、「強い香り(香水・洗剤・柔軟剤・化粧品等)」(17.0%)が続いた。 ランキングの詳細は日本民営鉄道協会の公式ウェブサイトから確認してほしい。 関連記事 『Survey: These are Japan’s most annoying train behaviours(原文)』 『ガイドは全て作り話、うそだらけの「浅草ツアー」が4月に開催』 『高層複合ビル3棟が誕生、再開発で生まれ変わる池袋駅の西口地区』 『BRUTUSによる「人生最高の買いもの」が詰まったマーケットがオープン』 『限定1室、ホテルグレイスリー新宿の最上階に「ゴジラフロア」が誕生』 『東京もランク入り、「世界で最も文化的な都市ベスト20」が発表』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
マドリードに新たな建築美術館がオープン

マドリードに新たな建築美術館がオープン

スペインの首都マドリードは、「プラド美術館」や「ソフィア王妃芸術センター」をはじめ、素晴らしい美術館やギャラリーには事欠かない。そしてこのほど、同国の建築にフォーカスした美術館が新たにオープンした。タイムアウトのグローバルチームによる「世界で最も文化的な都市ベスト20」にも選ばれたマドリードだが、その文化的な魅力はさらに高まることになりそうだ。 新美術館の名は「La Casa de la Arquitectura(建築の家)」。メインストリートの一つであるカステリャーナ通り沿いの、州政府事務所に隣接する文化施設「La Arquería」の中にオープンした。過去の記録から未来の青写真までを展示することで、スペインの建築の神髄を示すことが目的だ。それとともに、同国の都市計画や景観デザインについての情報を共有する。 La Casa de la Arquitectura 幕開けを飾るのは、3つの展示とオーディオ ビジュアル インスタレーションだ。そのうちの一つ、「La Construcción de un País(国の建設)」展では、スペイン国内の建築物の歴史が65個の模型を通じて紹介されている。 2つ目の展示「Ecosistemas.zip(エコシステム.zip)」展では、300もの建築事務所の仕事を、インスピレーション源やコラボレーションの様子なども交えつつ伝える。 3つ目は「Namless Models(名なしの模型)」展。過去10年間にオープンしたバルセロナの建築事務所が製作した模型が集められている。 将来的には展示スペースを2倍にすることが計画されているそうだ。今後の展開にも注目したい。 関連記事 『A spectacular new architecture museum just opened in this Spanish city(原文)』 『2023年の「最高のヨーロッパシティー」にオランダの小さな都市が選出』 『東京、12月から1月に行くべきアート展』 『世界的デザイナー、倉俣史朗の全貌に迫る展覧会が「世田谷美術館」で開催』 『テーマは「SOURCE」、KYOTOGRAPHIE 2024のラインナップ発表』 『麻布台ヒルズギャラリー開館記念「オラファー・エリアソン展」をレポート』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
今年オープンした最高のラグジュアリーホテルは? ベスト15が発表

今年オープンした最高のラグジュアリーホテルは? ベスト15が発表

世界にはまばゆいばかりに素晴らしいホテルが存在する。イタリアの「パッサラクア」が2023年のトップに輝いた「世界のベストホテル50」を見れば分かるように、唯一無二で贅沢な滞在をかなえてくれる選択肢は数多くある。 2023年には心躍るようなラグジュアリーホテルのオープンが相次いだ。そしてこのほど、ラグジュアリー旅行専門の会員制ウェブサイト「Luxury Travel Intelligence」が、その中でも最高峰の15軒を選び抜き、ランキング化。その内容はというと、憧れの念を抱かずにはいられないようなものとなっている。 国ごとに見ると最多はイギリスの3軒で、2軒のイタリアがそれに続いた。特に注目に値するホテルとしては「The Peninsula Istanbul」や「The Fifth Avenue Hotel」などが挙げられる。前者はボスフォラス海峡に面した立地であり、後者はマンハッタンの中心、有名な「フラットアイアンビル」のすぐ近くにオープンした。 とはいえ、選ばれたホテルはどれも甲乙付けがたく、素晴らしいものばかりだ。以下ではその全容を写真付きで紹介しよう。 1. Bulgari/ローマ(イタリア) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 2. 1 Place Vendôme/パリ(フランス) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 3. Bulgari/東京(日本) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 4. Mandarin Oriental/コスタナヴァリノ(ギリシャ) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 5. The Peninsula/イスタンブール(トルコ) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 6. Estelle Manor/オックスフォードシャー(イギリス) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 7. Six Senses/ローマ(イタリア) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 8. Raffles at The OWO/ロンドン(イギリス) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 9. Four Seasons The Pearl/ドーハ(カタール) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 10. The Fifth Avenue Hotel/ニューヨーク(アメリカ) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 11. COMO Metropolitan/シンガポール Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 12. Six Senses Southern Dunes/紅海沿岸(サウジアラビア) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence 13. Capella/シドニー(オーストラリア) Photograph: LTI - Luxury Travel Intelligence
2023年版「旅行先にふさわしい都市ベスト100」が発表

2023年版「旅行先にふさわしい都市ベスト100」が発表

世界最高の都市を選ぶ際、劇場や美術館、郷土料理、自然に至るまで、考慮すべき要素は多岐にわたる。超高層ビルが建ち並ぶシンガポールと、昔ながらの路地が入り組むローマを比較するのは簡単なことではない。 この難問に挑むのが、イギリスを本拠地とする市場調査会社のEuromonitor Internationalによる「Top 100 City Destinations Index」だ。これは、経済、観光、健康と安全、サステナビリティーといった要素に基づいて、旅行先にふさわしい世界の諸都市をランキング化するものである。 この度、2023年の結果が発表された。それによると、首位を射止めたのはフランスの首都パリ。折しも、2019年の火災で甚大な被害を受けた「ノートルダム大聖堂」が2024年に一般公開を再開するというニュースが報じられたばかりだ。 全体的に高い評価を得たのはヨーロッパ諸都市で、トップ10のうち7つ、トップ100のうち63を占めた。アジアの都市も健闘しており、11〜20位にはシンガポール、ソウル、大阪がランクイン。そして東京が初のトップ10入りを果たし、4位につけた。その理由としては、観光インフラの拡張やコロナ対策の緩和、円安が挙げられている。 今年初めてトップ100に入ったのは、ワシントンD.C.(アメリカ)、モントリオール(カナダ)、サンティアゴ(チリ)、ビルニュス(リトアニア)の4都市。観光分野でのスコアの向上が鍵となった。世界で最も多くの人が国際便で降り立った都市はイスタンブール(トルコ)で、ロンドン(イギリス)、ドバイ(アラブ首長国連邦)がそれに続いた。 国外旅行は順調に、そして本格的に回復している。2023年内に企画された国外旅行の件数は約13億件にも上り、国外旅行消費額は総計約17億ドル(約2,452億円)に達する見込みだ。 だが一方で、オーバーツーリズム対策を実施する都市は増えつつある。また、これから先数年にわたって、国際情勢の不安定化や生活費の高騰が旅行者の前に立ちはだかることになりそうだ。 ランキングのトップ20は以下の通り。 1. パリ(フランス) 2. ドバイ(アラブ首長国連邦) 3. マドリード(スペイン) 4. 東京(日本) 5. アムステルダム(オランダ) 6. ベルリン(ドイツ) 7. ローマ(イタリア) 8. ニューヨーク(アメリカ) 9. バルセロナ(スペイン) 10. ロンドン(イギリス) 11. シンガポール 12. ミュンヘン(ドイツ) 13. ミラノ(イタリア) 14. ソウル(韓国) 15. ダブリン(アイルランド) 16. 大阪(日本) 17. 香港(中国) 18. ウィーン(オーストリア) 19. ロサンゼルス(アメリカ) 20. リスボン(ポルトガル) 以上の結果とは別に、タイムアウト独自の視点で選んだ「世界で最も文化的な都市」や「世界で最もクールな街 」も存在する。こちらもぜひチェックしてほしい。 関連記事 『This European capital has been named the world’s best city destination in 2023(原文)』 『1位は意外な結果に? 移住したい世界の都市ランキングが発表』 『2023年、世界で最も生活費の高い都市はどこ?』 『2023年の「最高のヨーロッパシティー」にオランダの小さな都市が選出』 『2024年、アムステルダムが新たなオーバーツーリズム対策の実施へ』 『パリとアムステルダムが観光税の値上げへ』 東京の最新情報をタイム
ディズニーストアで2024年の干支「辰」にちなんだ限定グッズが販売中

ディズニーストアで2024年の干支「辰」にちなんだ限定グッズが販売中

クリスマスが過ぎると、正月はもうすぐそこ。新年に向けて、2024年の干支である辰をモチーフとしたアイテムを手に入れたい人も多いのではないだろうか。そんな人には耳寄りな情報である。日本国内のディズニーストアと公式オンラインストアで、ディズニーキャラクターの干支グッズが限定販売中なのだ。 © Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard. 辰のコスチュームを着た「くまのプーさん」のぬいぐるみは、「ぬいぐるみキーチェーン」 (2,600円、以下全て税込み)、「ぬいぐるみ(Sサイズ)」(2,800円)、「ぬいぐるみ(Mサイズ)」(4,800円)の3つのサイズから選べる。ピグレット、ティガー、イーヨー、ルーといったキャラクターのバージョンも発売されている。 © Disney © Disney. Based on the “Winnie the Pooh” works by A.A. Milne and E.H. Shepard. ディズニーストアで人気の「ツムツム」シリーズにも、辰年バージョンが登場。いくつも集めて積み上げるのも楽しいこのぬいぐるみの価格は1,300円で、ミッキーマウスをはじめ8種類のキャラクターが登場している。 © Disney それだけではない。2023年12月26日(火)から「ディズニーフラッグシップ東京」には、ミッキーマウスをモチーフにした「白河だるま」のカプセルトイマシーンが出現する。白河だるまは約300年前から福島県白河市で作られている縁起物だ。 購入は公式オンラインストアのほか、全国のディズニーストアでも可能。ただし一部店舗限定の商品もあるので、詳細については公式ウェブサイトで確認しよう。 関連記事 『Disney stores in Japan are selling exclusive dolls for the 2024 Lunar New Year(原文)』 『東京、クリスマスツリー11選』 『世界初、ショップやカフェを複合したセサミストリートマーケットが池袋に誕生』 『代官山に絵本の世界をテーマにした「ミッフィーカフェ」が誕生』 『渋谷スクランブル交差点での年越しカウントダウンが4年連続で中止に』 『漫画にダイブする没入型ミュージアム、過去最大規模の展示が日本橋で開催』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
2024年内にフランスで使い捨て型電子たばこが禁止へ

2024年内にフランスで使い捨て型電子たばこが禁止へ

街を歩いていて、空気中に漂うスイカやバブルガム、さらにはカスタードといった甘い香りに遭遇することは今や珍しいことではなくなった。ここ数年で使い捨てたばこが爆発的に広まったためだ。 だがこのうんざりするような甘い香りも、ヨーロッパのとある国ではもうすぐ過去の遺物になるかもしれない。 その国とは、フランスだ。同国の国民議会は2023年12月上旬、使い捨て型の電子たばこを禁止する法案を満場一致で可決した。早ければ2024年9月にも施行される。 上院に当たる元老院と欧州委員会での審議はこれからだが、健康と環境問題への関心の高まりや、議員の積極的な姿勢を踏まえると、通過する見込みはかなり高いと言えそうだ。 フランスではごく最近、公園やビーチといった公共の場所で喫煙を禁止する計画が発表されるとともに、たばこ税を引き上げる方針であることが報じられたばかり。だが使い捨てたばこの禁止は、それよりもさらに踏み込んだものだ。 フランスでは使い捨て電子たばこの価格は約9ユーロ(1,400円)で、紙たばこ20箱よりも安い。反対派は、この安さとカラフルな見た目、そしてスイーツを模したフレーバーといった特徴が若い世代をターゲットとしたものであるとして、製造者側を糾弾してきた。 たばこに反対するフランスの市民団体である「Alliance Contre le Tabac」は、同国の13〜16歳のうち15%は、少なくとも一度は電子たばこを吸ったことがあるという調査結果を発表している。そのうちの多くは11・12歳で初回を経験しているそうだ。一般に電子たばこは紙たばこに比べて健康被害が少ないと考えられているが、出回り始めてからの日が浅いため、長期的な影響は未知数である。 また、考慮すべきは健康問題だけではない。ル・モンド紙に寄稿したフランス人医師や環境活動家らのグループは、電子たばこの使用は環境面においても「惨禍」だと言う(参照:BBC)。 フランス国外のデータだが、イギリスの環境保護団体「Material Focus」の調査によると、同国で1週間に廃棄される使い捨て型電子たばこの数は100万個以上だという。容器の原料はプラスチックで、リチウムバッテリーが封入され、微量の重金属も含まれている。 ニュージーランドとオーストラリアでも、この冬から使い捨て電子たばこを制限する施策が導入される。ヨーロッパにおいても、イギリス、アイルランド、ドイツといった国々が制限を検討、ないし着手している。 これは、むっとするような香りを放つあの小さなデバイスの時代が終わろうとしているということだろうか? 少なくとも環境のために、そうであることを願おうではないか。 関連記事 『Vaping is likely to be banned next year in this European country(原文)』 『東京もランク入り、「世界で最も文化的な都市ベスト20」が発表』 『2023年の「最高のヨーロッパシティー」にオランダの小さな都市が選出』 『2024年、アムステルダムが新たなオーバーツーリズム対策の実施へ』 『神秘の国ペルー、デジタルノマドビザを導入』 『2023年、世界で最も生活費の高い都市はどこ?』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
2024年、アムステルダムが新たなオーバーツーリズム対策の実施へ

2024年、アムステルダムが新たなオーバーツーリズム対策の実施へ

運河や自転車、「ハイネケン」で有名なアムステルダム。そればかりでなく、個性的な建築や、素晴らしいアートコレクションも擁する魅力にあふれる街である。だがそうした特色も、「夜遊びの街」のイメージに隠されてしまいがちだ。 アムステルダムは、2023年の春に「Stay Away(来ないで)」キャンペーンを実施し、歴史ある街を台無しにするような騒々しい旅行者を遠ざけることを試みた。だが、なかなか一筋縄ではいかないようだ。 そうした状況を受けてアムステルダムは、地元住民の視点を重視する方向へとかじを切ることを決めた。 地元当局の広報によると、新たな観光戦略は「Renew Your View(新たな視野で)」と名づけられたもので、2025年末まで実施される予定だ。目的は、訪れる人が地元密着の視点から街を発見することを奨励するとともに、「センセーションと低俗なエンターテインメント」を求める人々の数を減らすことにあると、ユーロニュースは伝えている。 また、2024年には住居に関しても新たなルールが施行される。主な目的は学生や、人材が不足している教師、警察官などに対して供給できる住宅を増やすことだ。 Photograph: Shutterstock アムステルダムには、過去10年間のうち連続する6年間、同市に居住している若者が優先的に入居できるという規則がすでに存在する。だがこれは、就学などによって一時的に別の場所に住んでいた人を排除する結果となっていた。そのため2024年からは、若者向けの全住宅のうち50%は、この条件に当てはまらない若者も入居の対象とすることとなった。 住宅を確保する手段として、同市はゲストハウスの数の制限を強化し、地区ごとの上限数を30%削減する。したがって、すでにこの上限をオーバーしている市中心部には当面の間、新たなゲストハウスをオープンすることはできなくなる。 観光客向けビジネスの新たな展開も制限される。オランダ枢密院は、アムステルダム市街地での新たな土産物屋の開店を許可しないゾーニングプランを可決した。書店や美容室、ジムといった施設のためにスペースを確保することが目指される。 パーティーは楽しいかもしれないが、街の本当の姿を知る一番の方法は、地元の人の目を通して見ることだ。アムステルダムが、新しいキャンペーンを通じて魅力的な街を守れるよう願っている。 関連記事 『Amsterdam has unveiled new rules to tackle overtourism in 2024(原文)』 『パリとアムステルダムが観光税の値上げへ』 『フランスが観光客を削減していく方針を発表』 『観光客で混み合うヨーロッパの都市ランキング』 『観光庁が日本の「オーバーツーリズム対策」を取りまとめ』 『混雑を避け手頃に旅行、世界のおすすめ穴場観光地』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら