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浅草でしかできない10のこと

浅草でしかできない10のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 浅草でしかできない10のこと 東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、テンションあがる「街ナカ」ホテル、「OMO by 星野リゾート」がコラボレーションする「新ご近所ガイドシリーズ」第4回をお届けする。 今回の舞台は、台東区・浅草。昔ながらの下町の雰囲気を残し、訪日外国人にも人気がある。浅草は大正、昭和初期にかけては、東京屈指の先端をいく街だった。東京一の興行街として活況を呈し、新しもの好きが集まった。 ところが太平洋戦争の大空襲により浅草一帯は焼土と化し、浅草寺の本堂も焼失。そんな中、途絶えていた三社祭が早くも1948年に行われ、復活ののろしが上がった。人々は再び浅草に集い、復興を果たしていく。劇場からは数々の昭和のスターを輩出するなど、にぎわいを取り戻した。 老舗が並ぶ街だが、伝統だけをかたくなに守っているわけではない。進取の意気で新しいものを受け入れて取り込み、時代と共に歩んでいる。懐かしさと新しさと、新旧の混在こそ浅草の醍醐味だろう。そんな魅力にあふれる「浅草でしかできない10のこと」を紹介していこう。 関連記事『浅草、ベストショップ』
10 things to do around Omo5 Tokyo Gotanda hotel

10 things to do around Omo5 Tokyo Gotanda hotel

For this new series of neighbourhood guides, Time Out Tokyo is collaborating with Omo by Hoshino Resorts to inspire you to get out and explore our beloved cities across Japan. Here you’ll find cafés, restaurants, bars and attractions recommended by each property’s Omo rangers, who are familiar and passionate about the neighbourhood which the hotel calls home.  In this feature, we’ll explore Gotanda, a vibrant business district in southern Tokyo’s Shinagawa ward. Often eclipsed by its more prominent neighbours, Osaki and Mejiro, Gotanda stands as a major train hub famous for being the birthplace of Sony.  Historically, Gotanda has attracted a steady stream of workers since the Meiji era (1868-1912). Its strategic location along the Meguro River, which served as a convenient water transportation system back in the day, facilitated the construction of factories in the area. In the ensuing years, an entertainment district emerged to cater to the needs of these workers, providing a much-needed outlet for relaxation and indulgence. As a result, Gotanda witnessed a surge in population as it transformed into a thriving hub of commerce and leisure. Today, this bustling area still beckons with a plethora of affordable eateries and bars. As such, it’s a haven for weary salarymen seeking casual meals and drinks after work. In recent times, however, Gotanda has reinvented itself to become ’Gotanda Valley’, thanks to an influx of IT and tech companies setting up offices here. RECOMMENDED:
五反田でしかできない10のこと

五反田でしかできない10のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 五反田でしかできない10のこと 東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、テンションあがる『街ナカ』ホテル「OMO(おも) by 星野リゾート」がコラボレーション。街の見え方が変わる「新ご近所ガイドシリーズ」第2回をお届けする。このシリーズでは、地域に精通したナビゲーター「OMOレンジャー」がすすめるローカルスポットを、タイムアウト東京が独自の切り口で紹介していく。 第2回の「ご近所」は、品川区・五反田。ソニー発祥の地であり、ビジネス街として知られている街だ。2010年代の後半からはITベンチャー企業が多数進出し、「五反田バレー」とも呼ばれ注目を浴びてきた。さかのぼれば明治時代から目黒川の水運を生かして川沿いに工場が連なり、この地は多くの労働者を吸い寄せてきた。追随するように、彼らが胃袋を満たし、憂さを晴らす歓楽街が生まれて、にぎわいを見せた。 時は令和に移り街の表情は変化したが、今も昔と変わらず、働く人に優しい街なのは変わっていない。飲んで食べて一休みして明日への活力を養ってくれる、五反田の10のスポットを紹介する。 関連記事 『大塚でしかできない10のこと』
大塚でしかできない10のこと

大塚でしかできない10のこと

タイムアウト東京 > Things to Do> 大塚でしかできない10のこと 東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、「OMO(おも) by 星野リゾート」がコラボレーション。街の見え方が変わる「新ご近所ガイドシリーズ」が始まる。 同シリーズは、OMOによる地域に精通したナビゲーター「OMOレンジャー」がすすめるローカルスポットをタイムアウト東京による独自の切り口で紹介していく企画だ。 第1回目は、豊島区・大塚。池袋から山手線で1駅ながら、都電が走り、昭和レトロな街並みを今も残す。地元に密着した昔ながらの個人商店が軒を連ね、街を舞台とする「都市型ホテル・OMO」の立地にふさわしい街だ。憩いの酒場から間もなく100周年を迎える銭湯、フレンチカンカンが楽しめる店、2023年にオープンした最新ヴェニューまで、大塚探訪に出かけてみよう。 関連記事『「OMO」とタイムアウト東京がコラボした新シリーズがスタート』
10 things to do around Omo5 Tokyo Otsuka hotel

10 things to do around Omo5 Tokyo Otsuka hotel

For this new series of neighbourhood guides, Time Out Tokyo is collaborating with Hoshino Resorts’ Omo hotels to inspire you to get out and explore our beloved cities across Japan. Here you’ll find cafés, restaurants, bars and attractions recommended by each property’s Omo rangers, who are familiar and passionate about the neighbourhood which the hotel calls home.  For the first instalment, we are kicking things off in the quaint neighbourhood of Otsuka in Toshima ward. Otsuka is just one stop away from the bustling Ikebukuro Station on the Yamanote Line, but it still retains a retro Showa-era streetscape, with the tram running through its centre. Otsuka is peppered with old-fashioned, independent shops with close ties to the town, making it an appealing locale for an Omo hotel, which actively seeks out unique addresses within the city that have lots of understated or unexpected charm. This list will introduce you to hidden gems such as a public bathhouse that will soon celebrate its 100th anniversary, a restaurant where you can enjoy French can-can dance, as well as newly opened stores.
東京、ゴールデンウィークに行くべきこいのぼりスポット5選

東京、ゴールデンウィークに行くべきこいのぼりスポット5選

タイムアウト東京 > Things To Do > 東京、ゴールデンウィークに行くべきこいのぼりスポット4選 子どもの成長を願い、飾られる「こいのぼり」。5月5日の「こどもの日(端午の節句)」には、全国各地で見ることができる風物詩であり、都内でも個性的なこいのぼりが見られる。 毎年恒例の「東京タワー」のこいのぼりや落合陽一、藤代範雄、張浦華ら国内外のクリエーターによるものから、バーチャルこいのぼりまで、都内で楽しめる5つを紹介する。 立夏の空の下にはためくこいのぼりには、未来への希望が託されている。ゴールデンウィークに英気を養える風景に出合えるだろう。 各ヴェニューでは、同時にさまざまなイベントが開催されているので、チェックして出かけてみては。 関連記事『ゴールデンウィークにするべきこと2024』

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東京、12月14〜16日に開催される祭り3選

東京、12月14〜16日に開催される祭り3選

クリスマスに年末年始と何かと慌ただしい師走は早くも半月が終わろとしている。2024年12月14日(土)・15日(日)の週末も東京では魅力的な伝統行事や祭りが開催されている。なんといっても注目は15日に行われる世田谷の「ボロ市」だろう。数十万人が詰めかける人気の風物詩で、世田谷線は電車を増発する。 このほか、山形発祥の「花笠祭り」が杉並区で開催。東久留米では、鬼が登場する奇祭「花祭り」が行われる。週末の祭りを存分に楽しもう。 世田谷のボロ市 世田谷のボロ市(過去開催時の様子) 700店近くの露店が路上に軒を連ねる伝統の市、「世田谷のボロ市」が今年も開催される。440年以上も続く歴史を持つだけに、開催されれば数十万人が訪れるという、東京を代表する一大イベントだ。 メイン会場は、世田谷代官屋敷を中心とした「ボロ市通り」。名物「代官餅」の売店には大行列ができるので、1時間以上待たされることも多い。様子を伺いつつ、並ぶタイミングを調整したい。 おすすめは、世田谷線世田谷駅で降り、ボロ市通りを歩いて上町駅から帰るコース。混雑を避けたいなら、世田谷線の隣駅である松陰神社前を利用するのも良いだろう。 ※15・16日 9〜18時/ボロ市通り/入場は無料 杉並花笠祭り 画像提供:サミット株式会社 都内でも3番目に境内が広い「大宮八幡宮」で開催される祭り。2024年で31回目を迎え、初冬の風物詩になっている。西永福の商店街や同宮表参道入り口から社殿前まで続く、「花笠踊り」のパレードが見ものだ。 花笠踊りとは山形発祥で、菅笠(すげがさ)に赤い花飾りを着けた花笠(はながさ)を手にし、音頭に合わせて街を練り歩く。「やっしょ、まかしょ」のにぎやかな掛け声が踊りを盛り上げる。独特の囃子(はやし)に体がうずけば、飛び入り参加もできる。 また、参道には山形の農産物の特産品や露店が立ち並び、名物の芋煮や山形の地酒、おでん、ラムステーキなどを配布するチャリティーを実施。募金箱を設置しており、集まった募金は「杉並区社会福祉協議会」に全額寄付する。 同宮の近くには善福寺川が流れ、和田堀公園が広がる。川に沿って善福寺川緑地が続いているので、帰路に散歩するのもおすすめだ。 ※14日 10~15時/大宮八幡宮/入場は無料 東京花祭り 画像提供:東京花祭りの会 事務局東京花祭り 東久留米市で開催する祭り。愛知県の奥三河各地で冬に行われる伝統の「花祭」が伝承され、1993年から行われている。 奥三河の花祭は、国の重要無形民俗文化財に指定され、700年超の歴史を持つ神楽だ。鬼が現われ、夜を徹して開催されることから奇祭ともいわれる。およそ40種類もの舞があり、子どもから大人まで参加する。 「東京花祭り」は、愛知県東栄町御園(みその)の「花祭」を見学しに出かけた子どもが踊っているのを現地の人が見かけ、舞を教えたのがきっかけで始まった。過疎が進む村の人は、子どもたちの「花の舞」を東京で継承できればと考えたという。小学校の図書館から始まった祭りは、今では地域の祭りになった。 「花の舞」をはじめとして約20種類の舞が見られる。現地でも盛り上がる、最も重要な役鬼である「榊(さかき)鬼」の火を使った舞や、煮えたぎった釜の湯をまき散らす「湯ばやし」も見られる。奥三河まで足を延ばさず、日中に体験できるのもうれしい。 花祭は太陽の力が一番なえる時期に八百万(やおよろず)の神々を呼び寄せ、その力を復活させて無病息災を祈念する。鬼のパワーを借りて、ひと冬を乗り越えよう。 ※14日 11~19時/東久留米市西部地域
東京、12月7・14日に開催される『忠臣蔵』の祭り3選

東京、12月7・14日に開催される『忠臣蔵』の祭り3選

2024年も師走に入り、『忠臣蔵』のシーズンを迎えた。同作品を誕生させるきっかけとなった赤穂浪士による吉良上野介(きら・こうずのすけ)邸への討ち入りが、旧暦の12月14日だからである。 大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)ら義士たちが眠る高輪の「泉岳寺」、そして屋敷があった両国の「本所松坂町公園」では、2024年も恒例の「義士祭」を開催。ここでは、義士らにふんして行列を行う祭りから、忠臣蔵では悪役として描かれた吉良の家臣たち二十士を悼むイベントなどを紹介する。 Photo: Cowardlion/Dreamstime 『忠臣蔵』とは…… 現代では映画やドラマになり、鉄板のコンテンツとして日本人を魅了してきた『忠臣蔵』。もともとは室町時代に設定を変え、史実に脚色を加えた人形浄瑠璃や歌舞伎の人気演目だった。 実際の「赤穂事件」の発端は同事件が起きた1年前、1701年の3月14日にさかのぼる。江戸城「松の廊下」で、赤穂藩主の浅野内匠頭(あさの・たくみのかみ)が、幕府に仕え儀式・典礼をつかさどる高家衆筆頭の吉良に斬りかかる刃傷事件が起こった。 吉良邸跡吉良邸跡の「吉良上野介像」 結果、事の裁定は「けんか両成敗」の時代に、吉良がとがめられなかったのに対し、浅野は切腹を命じられ、赤穂藩浅野家は取りつぶしとなった。同日は朝廷からの使者に徳川綱吉が答礼を行う日であり、この大事な日に刃傷事件を起こしたとあって、将軍の怒りを買ったと伝えられる。 赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助(おおいし・くらのすけ)は、浅野家の再興を画策するもかなわず、討ち入りを断行。志士を伴い吉良の首を取って亡君の仇(あだ)討ちを果たすも、赤穂浪士たち46人は切腹によって命を閉じた。 赤穂義士祭 画像提供:忠臣蔵赤穂義士行列実行委員会 赤穂浪士による討ち入りがあった毎年12月14日に「泉岳寺」で開催する祭り。浅野内匠頭の墓前で読経供養、本堂で献茶式を行う。また「忠臣蔵赤穂義士行列」が、2024年はスタート地点を歌舞伎座とし、泉岳寺まで繰り広げられる。 泉岳寺は徳川家康の命によって1612年に建造されたが、1641年の大火で焼失。徳川家光が浅野家や毛利家らに命じて再建を促し、高輪に移転・再築された。以来、浅野家の江戸の菩提寺(ぼだいじ)となり、浅野の墓がある。 大石内蔵助ら赤穂浪士は討ち入りの後、吉良の首を携え約10キロの雪道を歩いて泉岳寺へ向かい、浅野の墓前に供えたといわれる。そしてそれぞれに預けられた大名家で切腹を遂げたのち、主君の墓の傍らに葬られた。 祭りのハイライトなる「忠臣蔵赤穂義士行列」 は、主君の仇討ちを終えた赤穂浪士になり変わり、討ち入り装束を身に着けた47人の志士たちが街を練り歩き、泉岳寺を目指す。浅野の墓前に一同が揃うと、勝ちどきを上げてパレードを終える。『忠臣蔵』のストーリーが染み付いてる者にとっては、リアルそのもの。観客からも思わず拍手が沸き起こる。 ※※13~15日 参拝 7~18時(14日は21時まで)、義士行列 15時30分到着予定/泉岳寺/入場は無料 義士祭 Photo : Time Out Tokyo Editors 赤穂浪士の討ち入りがあった吉良邸跡地に建つ本所松坂町公園でも、毎年12月14日に「義士祭」が開催。園内にある稲荷神社で祝詞をささげたのち、甘酒をふるまう。 吉良の屋敷は広大で約8,430平方メートルもあった。義士たちは吉良の家臣と刀を交えながら、吉良の居場所をあちこち探して回ったという。 現在の公園の広さは約98平方メートルで86分の1ほどに
東京、12月7・8日に開催されるフードフェスティバル3選

東京、12月7・8日に開催されるフードフェスティバル3選

日に日に寒さが厳しくなっていくシーズンが到来した。グルメフェスも冬場にむけて模様替え。今週末には、ボリューミーなハンバーガーやハイカロリーなグルメ、鍋をテーマにした食の祭典が開催される。 2024年に行われる屋外のグルメフェスは、いよいよ大詰めを迎える。週末は冬らしい気温になるとの予報だが、寒空の下で口にする温かいグルメのおいしさはまた格別だ。大いに食べて楽しんでほしい。 ハンバーガーフェス2024 in お台場 画像提供:ハンバーガーフェス2024実行委員会 全国から集まったグルメバーガーショップを中心に約40店舗のキッチンカーが集まる。それぞれにおいしさを追求した個性豊かなバーガー揃いなので、どれにしようか迷いそうだ。 「グリル&ダイニング用賀倶楽部」の「ネイキッドバーガー」(1,400円、以下全て税込み)は、シンプルな和牛100%のハンバーガー。「ビリーバー イン バーガー(BELIEVER IN BURGER)」では同じくシンプルな素材ながら、パティをギュッと鉄板に押し付けて焼き、香ばしさとカリカリの食感を楽しめるスマッシュバーガーの「焦がし醤油きのこバーガー」(1,200円)を提供する。 バンズは、パリパリ食感もあれば、「三代目岩崎本舗」の「長崎和牛白バーガー」(950円)のようにふわふわのものもある。また寿司職人が作った「ノーザンフィッシングクラウンズ(Northern Fishing Grounds)」の「和風マグロステーキバーガー」(1,000円)といった変わり種もあり、実にバラエティー豊かだ。 同イベントはカルチャー雑誌『Lightning』の主催。ファッションアイテムや古着を販売する「稲妻フェスティバル2024」(有料)と同時開催なので、ショッピングも楽しんでみては。 ※12月8日 10〜16時/お台場特設会場/入場は無料 下町ハイカロリーフェス 画像提供:立ち飲みフェス実行委員会 「上野恩賜公園」の噴水前広場で開催する、12月最初のフードフェスティバル。いよいよ本格化する寒さに備えてカロリーを蓄え、冬を乗り切ろうというイベントだ。 チーズをたっぷり乗せた「炙りソーキ(ブタの骨付きあばら肉)」にサクサクの衣とジューシーな身の絶妙な調和がたまらないザンギをはじめ、濃厚味噌がクセになる博多モツ焼き、マヨネーズで焼き焦がしたイカの姿焼き、バタークレープなど、カロリー高めなグルメの数々がブースに並ぶ。 また岩手山陸のカキやホタテ、アユの塩焼きなど、日本酒が進みそうな品もあるが、心配は無用。ビールからハイボール、チューハイ、日本酒と各種アルコールのブースが出店する。 「よさこい」にライブ、DJタイムとステージプログラムもあり、食の宴を盛り上げてくれる。この日ばかりは、食べて飲んで背徳のひとときを過ごしてみては。 同公園の袴腰(はかまごし)広場では、「UENOクリスマスマーケット」を開催中だ。クリスマスの華やいだ気分を満喫して一日を締めくくるのもいいだろう ※12月5・6日 12〜21時、7日 10〜21時、8日 10〜20時/入場は無料 川口×絶品グルメ☆鍋祭り 画像提供:川口×絶品グルメ☆鍋祭り 川口駅東口の駅前に、人気の定番からオリジナルメニューまで全国各地の鍋グルメが集結する。有名な博多の牛モツ鍋のほか、広島でよく食べられているカキの土手鍋や、アンコウの肝をふんだんに投入した鍋も登場。フグ鍋は近海で捕れる毒のないフグを使用し、唐揚げも出品する。高級魚のフグが屋台価格で食べられるのは、グルメフェスならではだ。 またイセエ
世界無形文化遺産「秩父夜祭」が12月2・3日に開催

世界無形文化遺産「秩父夜祭」が12月2・3日に開催

京都の「祇園祭」、飛騨の「高山祭」とともに「日本三大曳山祭」の一つに数えられる「秩父夜祭」が、2024年12月2日(月)・3日(火)に開催される。クライマックスには花火が打ち上がり、6基の山車が急坂を上り御旅所(おたびしょ)へ向かう。2016年に「ユネスコ無形文化遺産」に登録された、日本を代表する冬祭りである。 Photo: Kisa Toyoshima秩父神社の社殿 同祭りは秩父の総社である「秩父神社」の例大祭だが、祭りの起源は神社創建前の2000年以上前にさかのぼるといわれている。現代に続く祭りの礎は、江戸時代に形成されていった。秩父は絹織物が盛んな土地で、神社の近くに市が立てられた。そこに絹商人たちが集まり、祭りに参加したことから、規模が拡大していった。 画像提供:秩父鉄道株式会社 江戸時代には、宗教的な夜祭りは風紀を乱すとして禁止された時期があったが、その間も秩父の6地区は地区を変えながら祭りを存続。この6地区が、すなわち今日の6つの山車に通じる。華やかな祭りの中にお上に屈しない心意気を知れば、秩父夜祭は一層輝きを増す。 17〜18世紀に始まったといわれる山車は、2基の笠鉾(かさぼこ)と4基の屋台で構成される。いずれもくぎを使用せず、装飾品の取り付けを麻縄で締結するなど古い工法で組み立てられ、解体もできる。また屋台は歌舞伎の舞台と同様、場面転換で使われる「廻り舞台」を有し、歌舞伎などを演じられるようになっているのが特色だ。 画像提供:秩父市曳き踊り 宵宮が行われる2日、秩父神社に入場した屋台は神門にあいさつし、舞台では女児が見事な舞を披露する。神社を出発してからも町中でこの「曳き踊り」や「屋台芝居」が行われ、同祭りの見どころになっている。 画像提供:秩父市屋台芝居 「夜祭」とあるが、行事は日中から始まる。特に3日の本祭の御旅所への渡御ともなると、交通規制がなされ、黒山の人だかりでごった返し、容易に身動きも取れなくなってしまう。国の重要有形民俗文化財に指定された笠鉾や屋台、芝居や踊りを観覧するなら、昼から出かけたい。 また、秩父神社の神楽殿でも例大祭の両日、国重要有形民俗文化財指定の「秩父神社神楽」が鑑賞できる。 Photo: Chichibu Yomatsuri 山車が団子坂を上り御旅所に入っていくのを目にできるのは、有料観覧席からのみなので、夜は山車と花火の共演を楽しむのがいいだろう。江戸時代から連綿と続いてきた夜祭りのにぎわいを感じながら澄んだ冬空に打ち上がるスターマインは、胸にしみる美しさだ。 関連記事 『秩父夜祭』 『東京、クリスマスマーケット2024』 『東京、クリスマスツリー11選』 『東京、11月に開催される紅葉ライトアップ4選』 『東京、11月に開催されるアートフェスティバル4選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
東京、11月13・14日に開催されるイルミネーション点灯式4選

東京、11月13・14日に開催されるイルミネーション点灯式4選

11月も半ばを迎え、東京ではクリスマスや冬のイルミネーションの点灯式が各地で開催される。2024年だけの趣向を凝らしたツリーから毎年恒例のイルミネーションまで、13日(水)、14日(木)から灯りが灯るスポットを紹介する。寒空の下のイルミネーションは、澄んだ空気の中で鮮やかに温かく灯る。今週は寒さが和らぐようだが、ひと足早く冬の到来を感じに出かけてみては。 Omotesando Hills Christmas   画像提供:森ビル株式会社 「表参道ヒルズ」の本館吹き抜け階段に、4万枚ものレンズを用いたクリスマスツリーが登場。13日の16時から点灯を予定している。高さは8.4メートル、1枚1枚手作業で組み合わせたレンズの集合体が螺旋を描き、ツリーを作り上げている。 ツリーは踊り場に設置されているので、吹き抜けを囲むスロープから、見上げたり、見下ろしたり、様々な角度から鑑賞できる。レンズが光を反射してきらめき、万華鏡のように見る角度によって千変万化する。上部に取り付けられたオーナメントにも注目だ。 手がけたのは、沖津雄司。国内外のデザイン賞を数々受賞し、アートやデザインなどの垣根を超え活躍する建築家だ。「実物を目の前にすることでしか得られない、エモーショナルな体験」を念頭に置いたと言い、4万枚のレンズは沖津の作品の中でも過去最多となる。 11月14日(木)からはフォトスポットも用意し、各日11時20分から22時20分を最後として、20分ごとに約2分間の音と光の特別演出を行う。4万枚のレンズが輝く非日常空間をリアルに体験してほしい。 ※11月13日~12月25日 11~23時/表参道ヒルズ/入場料は無料 Midtown Christmas   MIDTOWN CHRISTMAS 2024画像提:供東京ミッドタウンマネジメント 「東京ミッドタウン」で「ミッドタウン・ガーデン」一帯を約56万球の光で包み込むイルミネーションを展開中だ。幻想的な雪の世界を表現した「Ensemble lights」では、ゴールドに包まれた街並みから徐々に雪が降り始め、美しい雪景色に変化していく様子を体感できる。 音と光の連動した演出が楽しめるほか、期間限定で登場するふわふわと漂うしゃぼん玉や、雪が降る特別演出も見どころだ。 ガーデンエリアには、ゴールドと赤を基調に装飾を施したモミの木のほか、約32万球の光が街の木々を彩るツリーイルミネーションが登場。ミラー素材のオーナメントを取り入れたツリーは、レストランアからも鑑賞できる。 ※11月14日~12月25日 17~23時/東京ミッドタウン/入場は無料 Hibiya Magic Time Illumination   画像提供:東京ミッドタウンマネジメント株式会社   日比谷では、ディズニー・アニメーション映画『モアナと伝説の海2』とコラボレーション。映画の世界観をイルミネーションで表現したツリーがステップ広場に現れる。 「東宝ツインタワー」から「東京宝塚劇場」へと続く「日比谷仲通り」は、普段なかなか見られない空の自然現象を色彩で描くイルミネーションに彩られる。夜明けや日暮れ時に空が深い青に包まれる「ブルーモーメント」、オーロラをイメージした「オーロラグリーン」、日没前の「サンセットゴールド」、日の出前と日没直後に現れる「ピンクビーナスベルト」の4つの現象が期間中に時間を変えて出現する。 また「東京ミッドタウン日比谷」6階にある「パークビューガーデン」では、芝生エリアが色鮮やかなイルミネーションに輝く。テラス席にもユニーク
東京近郊、11月2日に開催される2つの見逃せない花火大会

東京近郊、11月2日に開催される2つの見逃せない花火大会

すっかり秋めいてきた東京だが、今週末には関東で大きな花火大会が開催される。一つは千葉屈指の花火大会であり、最新の演出に彩られた花火が期待できる。もう一つの茨城のものは、歴史ある日本指折りの花火競技大会であり、花火師たちの熱い火花が散る。 澄んだ秋の夜空に打ち上がる花火は、夜の冷え込みも忘れてしまうド迫力だろう。2024年11月4日(月)は振替休日。少し遠出して、秋の花火を満喫しよう。 NARITA花火大会in印旛沼 画像提供:NARITA花火大会in印旛沼 事務局 成田の花火大会は花火と音楽の融合など、ひと味違う特徴的な花火大会を開催してきた。成田市制施行70周年を記念して実施される2024年には、ドローンとの競演が実現する。 同花火は、2006年にスタートした比較的後発の花火大会。当初は約3000発と小規模なものだったが、年々拡大し、現在約90分で1万5000発の花火を打ち上げる。また、花火とビンゴを組み合わせた観客参加型の花火や、写真家の蜷川実花がディレクションする花火など、ほかとは一線を画す花火大会を創り上げてきた。 「NARITA黄金伝説」と名付けられたフィナーレは、例年豪快な仕掛けで観覧者を圧倒する。 本年、音楽花火の先駆者「日本橋丸玉屋」が手がけるのは、花火と音楽だけでなく、360度繰り広がる「花火タワー」とドローンライトショーがシンクロする日本初の試み。進化を続ける花火エンターテインメントが体感できる、絶好の機会だ。 なお会場へは、JR成田駅などからシャトルバスが出る。 ※18時〜19時30分/成田ニュータウンスポーツ広場/入場は無料 土浦全国花火競技大会 画像提供:土浦市商工観光課 大曲、長岡と並ぶ「日本三大花火大会」で、「日本三大競技花火大会」の一つにも数えられる土浦の花火大会。第1回の開催は1925(大正14)年と、歴史の深さを誇る。 花火大会に行けば耳にしないことはないワードに、「スターマイン」がある。速射連発の花火を指すが、土浦では1959(昭和34)年に、競技部門の一つとして独立。以来、花火師たちは、「スターマイン日本一」の称号をかけて土浦で戦ってきた。現在、花火大会のフィナーレを飾ることが多いスターマインは、この土浦で育まれてきたものなのだ。 ほかに「10号玉」「創造花火」の部門があり、競技の後には余興花火を予定。時間にして150分ほど、約2万発の花火が打ち上げられる。しばらくは花火の残像や耳をつんざく音が響き続けて、花火の余韻に存分に浸れるだろう。 花火師の誇りと名誉をかけた由緒ある熱戦を見に、出かけてみては。 こちらも会場へはJR土浦駅から、シャトルバスを運行する。 ※17時30分〜20時/土浦市 桜川畔(学園大橋付近)/入場は無料 関連記事 『東京、11月2・3日に開催される祭り3選』 『東京、11月2~4日に開催される国際フェスティバル3選』 『東京、11月2〜4日に開催されるフードフェスティバル4選』 『東京、11月に開催される紅葉ライトアップ4選』 『東京、11月に開催される蚤の市・マーケットイベント6選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
東京、11月2・3日に開催される祭り3選

東京、11月2・3日に開催される祭り3選

今週末に開催される3つの祭りを紹介する。同じ祭りでも、ストリートカルチャー、アート・パフォーマンス、よさこいとバラエティに富んでいる。 またプログラムが異なるだけでなく、会場となる街・エリアもそれぞれ個性的だ。背景となる​舞台もまるごと含めて、東京の祭りを楽しもう。 TOSHIMA STREET FES   画像提供:株式会社Xcountry   2023年に初めて開催され、3万人を動員した日本最大級の「ストリートの祭典」が、2024年も開催される。「池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアター」「中池袋公園」の2カ所で、アーバンスポーツ、音楽、アートのストリートカルチャーが集結する。 世界で活躍するブレイクダンスチーム「FOUND NATION」によるブレイキンのバトルや1on1のパルクールトーナメントバトルのほか、フリースタイルスペースも行う。これは、DJがかける音楽に合わせ、ダンスやフットボール、バスケットボール、ヨーヨー、けん玉など、即興でさまざまな技やトリックをつなげて、演技の難易度・芸術性・完成度を競い合う、日本発のオリジナルスポーツイベントだ。 また、ヒップホップのMCバトルやライブペインティングも楽しめる。多様なカルチャーが垣根を超えてごちゃまぜになった最新コンテンツに触れ、「ストリート」の息吹を感じてほしい。 ※2・3日 時間はイベントにより異なる/池袋西口公園野外劇場 グローバルリング シアター・中池袋公園/入場は無料 歌舞伎超祭 画像提供:歌舞伎町商店街振興組合 「歌舞伎町シネシティ広場」と「東急歌舞伎町タワー」に特設ステージを設け、ダンスやショーなどを楽しむ芸術イベントを開催する。4年目を迎える2024年も、刺激的なプログラムがめじろ押しだ。 2024年11月2日(土)には、Chim↑Pom from Smappa!Groupがプロデュースし、参加者をその場で募る「青空カラオケ」をシネシティ広場で開催する。その様子が歌舞伎町タワーのサイネージで放映され、街全体がカラオケホールに変貌する。 3日(日・祝)にはキャストディレクターにOi-chanを迎える、パフォーマンス&ダンスイベントが見ものだ。「生き様パフォーマンス集団」の「東京QQQ」をはじめ、レイチェル・ダムール(Rachel D'Amour)らドラァラグクイーン、赤と白のふんどしでパフォーマンスする五十嵐ゆうや+池上たっくん、アオイヤマダと高村月のポエトリーダンスユニット「アオイツキ」など、Oi-chanならではのパフォーマーが揃う。 歌舞伎町と無二の演者たちが織り成す、ほかにはない祭りを楽しんでみては。 ※2日 15〜20時、3日 16時〜20時30分/歌舞伎町シネシティ広場・東急歌舞伎町タワー/入場は無料 ドリーム夜さ来い祭り 画像提供:イベント・バンキング運営組織委員会/Ichinose Aki 各地でよさこい祭りが開催されている東京。そんな中で、「ドリーム夜さ来い祭り」は、東京を中心に北海道からよさこい発祥の地・高知まで、約80チーム・5000人が参加するという最大級のものだ。開演すると同時に、約4分間隔で次々とチームの演舞が続いていく。それぞれに工夫を凝らしたオリジナルの舞踏を楽しんでほしい。 17時台には、ゆりかもめ高架橋の一部がプロジェクションマッピングで彩られ、史上初のデジタルパレードが観覧できる。 また、四国のゆるキャラパレードや、高知でよさこい祭りが生まれた当時の振り付けや音楽を踏襲した「正調よさこい鳴子踊り」の講習会も開催。参加費
東京、10月26日・27日に開催される祭り3選

東京、10月26日・27日に開催される祭り3選

イベント盛りの秋の週末、東京各地で開催される「祭り」を3つ紹介する。いずれも踊りが魅力の一つになっているが、ほかにもさまざまなイベントが行われ、ブースが出店するなど、屋外で祭り気分を味わえる。 日本全国の踊りのパレードを見るなら日本橋、自らも踊るなら隅田公園、多彩なイベントに参加するなら高円寺へ。好みに合わせて、秋の週末を存分に楽しんでほしい。 高円寺フェス 画像提供:有限会社 HOT WIRE GROUP 個性的な店がひしめき合う高円寺を舞台に、繰り広げられる秋の祭り。商店主たちが「小さくても手作りで気軽に誰もが楽しめるイベントを」と始めた企画だが、2023年には来場者数22万人を数えるフェスになった。 高円寺には駅を中心として、北に南にいくつもの商店街が形成されている。同フェスではそれぞれの商店街が工夫を凝らしたイベントを開催する。「ルック商店街」の「東京百鬼夜行」では妖怪たちが現れ、他の商店街では阿波おどりやマルシェなどを行う。 また、商店街の枠を超え、参加費(550円、以下全て税込み)を払ってリユースカップを購入すると参加店の1杯目が300円で飲めるはしご酒イベント「ぐるカップ」や、13ブースの中から好きな4店舗のカレーを1,400円で味わえる「カレーなる戦い in 杉並」を開催する。 北口の駅前広場では特設リングが組まれ、恒例の人気企画となったプロレスやアイドルのライブがあるほか、区民ホール「座・高円寺2」では、高円寺ゆかりのみうらじゅんと樋口真嗣、大槻ケンヂなどが出演するトークイベントを実施。多彩な魅力が混在する高円寺を知る絶好の機会だ。 プログラムやイベントの時間などは、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。 ※時間はイベントにより異なる/高円寺/入場は無料 すみゆめ踊行列 Photo: Sumida River Sumi ni Yume Executive Committee 「葛飾北斎」と「隅田川」からインスピレーションを得たアートプロジェクト「隅田川 森羅万象 墨に夢」が、2024年9月1日(水)から12月22日(日)まで、第9回目となるフェスティバルを開催。水路沿いの複数の会場で繰り広げられる同フェスティバルは、ダンス・演劇・映画などのアートを通して、隅田川周辺の地域を活性化させることを目的としている。 秋には恒例の、楽しげに踊り連なる人々を描いた北斎の「踊行列図」を似せて、生演奏による盆踊り「すみゆめ踊行列」を行う。 10月26日(土)14~20時には、「隅田公園そよ風ひろば」に櫓(やぐら)を設置し、日中は、民謡・DJミックス・ヒップホップなど、地元アーティストによるさまざまなステージが楽しめる。 ※10月26日 15~20時/隅田公園そよ風ひろば/入場は無料 日本橋京橋まつり 画像提供:株式会社プラップジャパン 2023年に50回を迎えた、日本橋・京橋周辺で開催される祭り。日本橋に道路の起終点を示す「東京市道路元標」が設置された1972年、街路灯など国道完成記念として鼓笛隊やぬいぐるみ、大名行列などのパレードが実施されたことにさかのぼる。 祭りは「大江戸活粋(かっき)」と呼ばれる、パレードが大きな見どころだ。日本橋から京橋にかけて、中央通りをおよそ2000人がそれぞれの衣装をまとい練り歩く。日本橋・京橋の地元団体、官公署関係団体などによるパレードが行われた後、「阿波おどり」「琉球國祭り太鼓」「盛岡さんさ踊り」「越中おわら」など、全国各地の伝統的な祭りや踊りがにぎやかに続く。 また、五街道の起点である日本橋らし
東京、10月19・20日に開催される祭り3選

東京、10月19・20日に開催される祭り3選

全国各地で秋祭りが行われるシーズン。東京・埼玉で今週末に開催される3つの祭りを紹介する。日本橋、川越、木場と場所はさまざまだが、いずれも江戸時代に由来を持つ祭りだ。21世紀にも、江戸の趣は連綿と受け継がれているのが分かるだろう。粋な祭りを楽しみに出かけてみては。 日本橋恵比寿講べったら市 画像提供:一般社団法人中央区観光協会笑顔が絶えないべったら市   日本橋にある「宝田恵比寿神社」を中心に開催される祭り。中でも「大伝馬町」では、数百もの露店が並びにぎわう。 もともとは江戸時代、七福神のえびすを祭り商売繁盛を願う「えびす講」が行われたことにさかのぼる。宝田恵比寿神社の前に露店商が集まり、神像や野菜、魚などを売っていたが、ダイコンを砂糖と麹で甘く漬けた「べったら漬け」が評判となり、いつしか「べったら市」と呼ばれるようになった。 今でもべったら漬けのほか七味やあめ細工など、さまざまな露店が立ち並ぶ。 1000を超えるちょうちんの明かりの下、「べったら〜べったら〜」のかけ声を耳にしながら通りを歩けば、江戸時代もかくやの風情あふれる秋祭りの様子を満喫できるだろう。 2024年10月19日(土)15時30分からはみこしが出て、20日(日)には「べったら音頭」の盆踊りが行われ、祭りを締めくくる。 ※10月19・20日 10〜21時/宝田恵比寿神社/入場は無料 川越まつり 画像提供:(一社)埼玉県物産観光協会 埼玉県川越市で開催される、ユネスコ無形文化遺産登録の祭り。江戸時代に将軍が上覧した「日枝神社」の山王祭、神田明神の神田祭など、江戸の「天下祭」の様式を今に伝えるとともに、川越独特の特色をにじませ発展してきた歴史を持つ。 川越は小江戸と呼ばれ、蔵造りの街並みが残ることで知られているが、そこを精巧な人形を戴く山車が何台も曳行する姿はなんとも風情がある。また向かい合う数台の山車が囃子で競い合う「曳っかわせ」は祭りの見せ場であり、特に夜は盛り上がる。勝ち負けがあるのではなく、それぞれの町の活気を見せつけるのだ。 もはや東京では見られなくなった山車による、伝統の「天下祭」を見学してみては。 ※10月19・20日 時間は公式ウェブサイトを参照/川越市中心街/入場は無料 江東区民まつり中央まつり 画像提供:一般社団法人江東区観光協会 /KENICHI.ITAO木場の角乗 都立木場公園で開催される祭り。2日目には江戸時代から伝わる、「深川の力持」や「砂村囃子」などが披露される「民俗芸能大会」が催される。 伝統芸能の中で注目したいのは、「木場の角乗」。名の通り木場は材木置き場だったが、筏師が水辺に浮かべた材木を鳶口(とびくち)という道具を使って乗りこなし、筏を組んでいたのが始まりだ。これにさまざまな技術が加わり、芸能として発達した。東京都の無形文化財にも指定されている。 祭り囃子(ばやし)にのって繰り広げられる軽快な技に、会場からは思わず拍手が沸き起こる。普段は見られない江戸の伝統芸を楽しめるチャンスだ。 また、祭り会場では江東区ゆかりの自治体約30市町村が集まり、ご当地グルメや特産品を販売する。 ※10月19・20日 10~16時/都立木場公園/入場は無料 関連記事 『東京、10月に開催される蚤の市・マーケットイベント6選』 『東京、10月に開催される注目のジャズイベント5選』 『東京、10月に行くべき無料のアート展8選』 『10月から11月に行くべきアニメ展示』 『10月に行くべき音楽フェスティバル4選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンで
東京、9月7・8日開催される国際イベント3選

東京、9月7・8日開催される国際イベント3選

2024年9月第1週の週末も、都内各地で国際イベントが開催される。その中からおすすめのフェスティバルを3つ紹介する。食はもちろんのこと、伝統芸能や来日したアーティストの歌声を生で聴けるなど、五感で異文化を楽しめる。東京に居ながらひとときの「週末旅行」に出かけてみては。 なお今週末も真夏日が予想されているので、くれぐれも熱中症対策を忘れずに。 Peru Fest Sumida 画像提供:ペルー フェスト スミダ 2024 「スカイツリー」を望む「隅田公園」で開催される、南米ペルーのイベント。国としては紹介される機会が少ないが、「空中都市」として知られている世界遺産「マチュピチュ遺跡」は聞いたことがあるだろう。 世界的には首都・リマのレストランが「ベストレストラン」の上位に選出され、ペルー料理は今熱い注目を浴びている。同イベントでも、2023年に神奈川県大和市にオープンしたペルー料理店「ゴチ(GOCHI)」が出店。代表的なペルーグルメを体験できる。 またペルーのダンスと音楽を鑑賞できる。南米3大ダンスの一つであるペルーのペアダンス「マリネラ」を披露するほか、サッカーの「キリンカップ」でペルーの国歌を斉唱した日系ペルー人、ジョージ・クラモチ(George Kuramochi)によるショーやアンデスの民族音楽グループ「ウィニャイ(Wiñay)」によるステージプログラムも開催。地球の反対側にあるペルー文化を東京で楽しめる絶好のチャンスだ。 ※9月7・8日、10〜19時/墨田公園/入場は無料 チャイナフェスティバル Photo: fb.com/chinafes 日中の交流を図るイベントとして始まった「チャイナフェスティバル」。伝統的な中国料理を提供するブースが並び、「白酒(パイチュウ)」などの中国銘酒をはじめとする奥深い中国の酒文化を紹介する。 今回も、中国の国民的スポーツである卓球大会を開催。同フェスティバルではラケットではなく、スリッパで行うのが恒例だ。また「パンダがいっぱいチャイナフェス」では、中国へ帰ってしまったシャンシャンの写真展などが開かれる。 メインステージでは、シンガーのアラン(alan)やCポップの先駆者であるグオ・フォン(Guo Feng)のライブほか、二胡(にこ)奏者のウェイウェイ・ウー(WeiWei Wuu)、中国国風楽団「自得琴社(ジトクキンシャ)」 など、中国の伝統楽器のパフォーマンスも楽しめる。 山東省の雑技団も来日。華麗な技の数々を披露して会場を盛り上げてくれるだろう。 ※9月7・8日、10〜20時/代々木公園/入場は無料 ベトナムフェスタ 画像提供:神奈川県 2015年から始まった、ベトナムとの交流を深めるイベント。神奈川県県庁本庁舎前の日本大通り、「象の花パーク」などを会場に、朝から夕刻までプログラムが組まれている。 日本大通りのメインステージでは、アンバサダーのシンガーソングライター・川嶋あいや、スペシャルサポーターのアイドルグループ・kolme(コールミー)などのライブを開催。ベトナムで人気を誇るオレンジ(ORANGE)が来日し、スペシャルライブが行われる。 多数のキッチンカーや飲食店テントも出店し、ベトナムグルメ堪が能できる。また、神奈川ナンバーワンのバインミーを決定する「KB-1 グランプリ」を開催。食べ比べして、お気に入りのバインミーに1票を投じるのもいいだろう。 ほかにも、ベトナムの伝統楽器「トルン」の演奏や伝統芸能「水上人形劇」、映像による「本場のフォーの作り方」紹介など、2日にわたってイベントは
星野リゾート「OMO」とタイムアウト東京がコラボした新シリーズがスタート

星野リゾート「OMO」とタイムアウト東京がコラボした新シリーズがスタート

東京各地のディープな街情報を発信しているタイムアウト東京と、「OMO(おも) by 星野リゾート」がコラボレーション。街の見え方が変わる新シリーズ「OMO周辺都市でしかできない10のこと」(日本語版)と「10 things to do around Omo Tokyo hotel」(英語版)が始まる。 同シリーズは、OMOによる地域に精通したナビゲーター「OMOレンジャー」が勧めるローカルスポットを、タイムアウト東京による独自の切り口で紹介していく企画だ。 OMOは、星野リゾートが展開する、「街ナカ」ホテルのブランドで、街を舞台とする都市型ホテル。それぞれの街を散策するのに抜群の立地にあり、スタッフは皆地域に精通している。 画像提供:株式会社星野リゾート さらに「OMOレンジャー」なる部隊が各ホテルに在籍。まるで訪ねてきた友人を案内するように、一見さんではなかなか見つけられない、入りづらい「我が町」の愛すべき深部を宿泊者に紹介してくれる。 Photo: Kisa Toyoshimaデラックスルーム 現在、OMOは南は沖縄、北は旭川まで全国17カ所で展開している。東京には4カ所あり、浅草といった観光地のほか、大塚や五反田など、他県に暮らす人からすると、訪ねることの少ない街も含まれる。しかし、OMOレンジャーの手にかかれば、街は途端に「観光地」と化す。 それぞれのOMOにはオリジナルのアクティビティーが用意されている。例えば大阪OMOでは「ほないこか、ツウな新世界さんぽ」、すすきのOMOでは「すすきのゼロ番地開拓ツアー」など、ガイドブックには載っていない街歩きが楽しめる。しかも、宿泊者の参加費が無料である。 Photo: Kisa Toyoshima「千駄木でしかできない6のこと」で掲載したスペシャルティ店「イグニス」 これまでタイムアウト東京は、「千駄木でしかできない6のこと」や「池尻大橋でしかできない20のこと」など、エリアを絞って、より地域に密着した注目ヴェニューを紹介してきた。ディープな視点から街を捉え直し、その魅力を発見してほしいという思いは、OMOと同じだ。 新シリーズの第1弾は、2024年9月上旬に「大塚エリア」を公開予定。東京ではご近所ガイドとして、他県では旅した時、出張で出かけた時など、ユニークな「ご当地巡りガイド」として活用してほしい。 ようやく夏の暑さも一段落着いた頃。秋に向けてテンションが上がる街歩きに出かけよう。 関連記事 『地上60mの空中庭園を完備、「OMO5東京五反田 by 星野リゾート」が開業』 『池袋でしかできない55のこと』 『八王子でしかできない5のこと』 『新中野でしかできない4のこと』 『荏原町でしかできない6のこと』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
東京、8月24・25日に開催されるフードイベント3選

東京、8月24・25日に開催されるフードイベント3選

今週末に開催されるフードイベントを3つ紹介する。台湾料理にビール、カレーとテーマはさまざまだ。8月もいよいよ後半を迎え、夏バテ気味という方も多いだろう。大いに食べて、飲んで英気を養おう。 台湾好包フェス 画像提供:羽田みらい開発 日本の夏祭りと台湾の魅力が融合したフェスティバルが羽田で開催。「足湯スカイデッキ」では、台湾夜市のような赤や黄色のランタンで彩られるほか、DJやヒューマンビートボクサーによるパフォーマンスなどのスペシャルライブも実施される。 このほか、コリドー通りメイン広場には日本の夏祭りらしい櫓(やぐら)登場し、盆踊りが行われる。盆踊りDJによるパフォーマンスや台湾シティポップ、台湾で人気の夜市ゲームが立ち並ぶほか、背筋が凍る怪談話など日台融合した夏祭りが体感できる。 もちろん、台湾グルメも見逃せない。「旅する台湾マルシェ」エリアには、台北で3店舗を構える人気店「五燈獎豬腳」が出店。日本未上陸のルーロー飯を提供するほか、「浅草豆花大王」の豆花、「連珍」のタロ芋スイーツ、「HAPPYLEMON」の同イベント限定「台湾マンゴーかき氷」が味わえるなど、台湾好きも楽しめるメニューが並ぶ。 さらに、台湾から直輸入の台湾茶葉・茶器や、マスキングテープやテキスタイルなど、現地人気の高い台湾雑貨のほか、台湾出身のクリエーターのマルシェや旅にまつわる本コーナーも登場するなどショッピングコーナーも充実している。いつもより少し刺激的な夏祭りに行ってみては。 ※23〜25日 11〜21時(25日は20時まで)/羽田イノベーションシティ/入場は無料 ヱビスビアホリデー 画像提供:サッポロホールディングス株式会社 ヱビスビール発祥の地「恵比寿ガーデンプレイス」で、サッポロビールが開催するイベント。 会場では「ヱビスビール」をはじめ、「ヱビス プレミアムブラック」「ヱビス プレミアムエール」など多彩なヱビスビールを提供する。 さらに2024年9月10日(火)から期間限定発売する「ヱビス クリエイティブブリュー 燻(いぶし)」の樽生の提供も決まった。ほのかにスモーキーで香ばしい味わいが特長の新作を先取りして味わえる。 またフードは、4月に開催された「ヱビスビールに合う逸品グランプリ」上位の飲食店がキッチンカーで出店。ヱビスビールとのペアリングを楽しみたい。 なお、支払いはキャッシュレスのみの対応。当日並んで入場できるが、事前予約しておくのがスムーズだろう。 恵比寿ガーデンプレイスでは、4月にミュージアムなどを併設したビール体験型施設「ヱビス ブルワリー トウキョウ(YEBISU BREWERY TOKYO)」がオープンしたばかりだ。恵比寿に足を延ばしたなら、35年ぶりにビール醸造を再開したこのブルワリーで1杯を楽しむのもいいだろう。 ※23〜9月1日 16~21時(土・日曜は11時30分~21時)/L.O.20時45分/恵比寿ガーデンプレイス/入場は無料 吉祥寺カレーフェスティバル 画像提供:スパイラル株式会社 東京のカレー激戦区の一つである吉祥寺で開催される、カレーイベント。カレーをメニューのメインとする店舗だけでなく、駅周辺のさまざまな25店舗が参加する。 タイ料理の「アムリタ食堂」では、青い花をつける「バタフライピー」で炊き上げた青空色の米に辛みの強い赤いカレーと通常の辛さの緑カレーが楽しめる「青天の霹靂(へきれき)カレー」(1,450円、以下税込み)を提供。また、チキンカレーが有名な「シフク食堂」は、フェス限定で好きなカレーとドリンクがセットにな