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ドラァグクイーンショーを楽しむための5のこと

ドラァグクイーンショーを楽しむための5のこと

タイムアウト東京 > LGBTQ+ > ドラァグクイーンショーを楽しむための5のこと 日本初の大規模ドラァグショー「OPULENCE」が、4回目となる「OPULENCE Volume.4」を2024年5月19日(日)に「Zepp Shinjuku (TOKYO)」で開催する。 クラブイベントのようなサウンドと照明が広がる空間で、世界的なドラァグクイーンたちや国内人気クイーンによる華麗なショーが楽しめる同イベント。今回は「ル・ポールのドラァグ・レース」から3人の海外クイーン、Alaska(アラスカ)、Courtney Act(コートニー・アクト)、Willam(ウィラム)が初来日し、パフォーマンスを披露する。本記事では、OPULENCEを楽しむための注目ポイントを5つ紹介しよう。 関連記事『OPULENCE Volume.4』『「ル・ポールのドラァグ・レース」からALASKAの来日公演が開催』

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日本初のプライドパレードから30年、目指す未来の実現のために必要なこと

日本初のプライドパレードから30年、目指す未来の実現のために必要なこと

2024年4月19日(※初日は強風により開催中止)~21日、「代々木公園イベント広場」で「東京レインボープライド2024」が開催。プライド30周年を迎えた今年は、歴代の参加者に敬意を払いながらも現状の課題を認識し、歩みを次世代へつなぐための試みが随所に準備されていた。 本記事では、日本のLGBTQ+活動におけるレジェンド、南定四郎のコメントとともに会場の様子をレポートする。 画像提供:東京レインボープライド 「あの光景は今も忘れられない」、南定四郎が振り返る「第1回プライドパレード」 1994年8月、東京で開催された日本初のプライドパレード「第1回東京レズビアン&ゲイパレード」は、日本のプライド史にとっての偉大な一歩となった。 「初めてのパレードで一歩目を踏み出した時は、こんなにも賛同の輪が広がるとは予想していませんでした。30年を迎えられて大変うれしく思います」と喜びの言葉を寄せるのは、ゲイ・アクティビストであり「第1回レズビアン・ゲイ・パレード」代表を務めた南定四郎(92歳)。日本におけるLGBTQ+運動のパイオニアだ。 Photo: Kisa Toyoshima「第1回レズビアン・ゲイ・パレード in 東京」代表の南定四郎(92歳) 当時、主催団体代表として開催に向けて尽力した南。スタート地点の「新宿中央公園」に集まった参加者はわずか200人ほどだったが、パレードが進むうちに続々と仲間が加わったという。 「私は先頭で横断幕を掲げていましたが、参加者の規模が2倍、3倍と膨れ上がり、「ラフォーレ原宿」の交差点に差し掛かった頃には列の最後尾が見えないほどに。感激のあまり涙が出ました。沿道には手を振って応援してくれる人も。あの時の光景は今も忘れられません」と振り返る。 Photo: Kisa Toyoshima 2012年、特定非営利活動法人東京レインボープライドが主体となり、代々木公園イベント広場で「プライドパレード&プライドフェスティバル」を開催。LGBTQ+ならびにその支援者であるアライ(ally=仲間や同盟を語源とし、セクシュアルマイノリティー当事者を支援する人々を指す)と「“性”と“生”の多様性」を祝福し、つながる「場」を提供しながら、今や国内外から注目を集めるLGBTQ+イベントへと成長した。 プライドの30年は、自分らしく生きる社会の実現に向けて諦めずに声を上げ続けてきた30年でもある。近年、パートナーシップ制度を導入する自治体が増加するなど少しずつ前進はしているものの、婚姻の平等のための法整備や、ジェンダーギャップ指数から見える男女格差、昨今のトランスジェンダーヘイトなどまだまだ課題は山積みとなっている。 東京レインボープライドは、具体的な課題解決に向けて、パレードへの参加以外でも社会変革のアクションに関わる選択肢と機会を今まで以上に増やしていくという。その一つが記念冊子「PRIDE 30th」の制作だ。 Photo: Kisa Toyoshima PRIDE 30thは、日本のプライドパレード30年の歴史や活動記録、歴代関係者のインタビューをまとめた一冊。一人でも多くの人にプライドの歩みを知ってもらい、目の前の課題を「自分ごと」として捉えてほしい、そして実現すべき未来の在り方をともに考えるきっかけにしてほしいという思いが込められている。 刊行費用を募るためのクラウドファンディングは、2024年4月26日に終了。目標金額を越え、219万5,412円の支援総額に達した。 Photo: Kisa Toyoshima