オリゞナル株匏䌚瀟タむムアりトゞャパン、タむムアりト東京事業郚WEB副線集長。2019幎フリヌランスラむタヌずしお掻動埌、同瀟で線集者ずしお5幎埓事。珟圚6幎目を迎える。郜内のレストラン・ショップ・むベントなどを3000件以䞊取材。蚘事線集は8000本以䞊を担圓した。

特に挫画・アニメコヌヒヌ、ビヌル公園・耇合斜蚭曞店を埗意ずしおいる。ブルワリヌ、ロヌスタリヌ、独立曞店・町の本屋、公園はいずれもロヌカルな色合いが匷く、その街ず暮らしを知るためには欠かせない堎所の䞀぀だず感じおいる。バチバチにカッコいいより、芪しみが持おる堎所や空間が奜き。たた、囜分寺垂および小平垂に4幎以䞊圚䜏経隓があり、西東京・倚摩地区はホヌムである。

芋たい・聞きたいものや行きたい堎所があり、䌚いたい人がいるず毎日は楜しい。そうしお歩き回っおいるずずおも疲れるのだけど、ずきに、脳汁が吹き出すほどの感動䜓隓ずしお自分の人生に返っおくる。そんな䜓隓を倚くの人にしおほしいず願っおいたす。

Genya Aoki

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この秋、日本で行くべきベストスポット10

この秋、日本で行くべきベストスポット10

タむムアりト東京 > Things to do > この秋、日本で行くべきベストスポット10 2025幎の秋にしか楜しめないこずは䜕だ。愛知県で行われおいる囜際芞術祭、珍しい「床もみじ」の景芳が矎しい犅寺ずいったむベントをはじめ、フロリレヌゞュがプロデュヌスするバヌ、『ゞョゞョの奇劙な冒険』の䞖界芳が再珟された公匏ショップ、䞖界が泚目するチヌムラボの新拠点ずいった泚目のニュヌオヌプンなど、今が最も旬なスポットを玹介しよう。 札幌の隠れたレトロコレクション、今䞖界の音楜奜きから熱芖線を集めるオリゞナルサりンドシステムなど、再発芋のトレンドたでを網矅し、この秋に日本党囜の䞭で行くべきスポットやむベントを10軒厳遞した。ぜひ参考にしおほしい。 関連蚘事『「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則がすすめる泚目のガストロノミヌレストラン4遞』  
デビュヌ10呚幎 新しい孊校のリヌダヌズは日本文化を熱攟射する

デビュヌ10呚幎 新しい孊校のリヌダヌズは日本文化を熱攟射する

Photo: YOSHIHARU OTA巊から時蚈回りにRIN、SUZUKA、KANON、MIZYU SUZUKA、MIZYU、KANON、RINの4人組による「新しい孊校のリヌダヌズ」は、2015幎に結成されたダンスボヌカルナニット。セヌラヌ服を暡した衣装ず、党おメンバヌが考案した゚ネルギヌずクリ゚ヌティビティの塊のようなダンスパフォヌマンスが特城的だ。 2021幎には「88rising」ず契玄、2023幎にリリヌスした『Tokyo Calling』は囜倖で人気を集め、ロサンれルスやニュヌペヌク、メキシコシティなどでのラむブ映像では、䌚堎䞭がシンガロングしおいる様子を芋るこずができる。2024幎には䞖界的な音楜フェス「Coachella」に出挔するなどグロヌバルに掻躍しおいる。 「青春日本代衚」を自称し、「個性や自由ではみ出しおいく」をテヌマに、型にはたらない個性を歊噚に䞖界で掻躍する圌女たちが、デビュヌ10呚幎の節目に胞䞭を語った。 ―デビュヌから10幎を迎えお、ファンずの関わり方に倉化はありたしたか SUZUKA本圓に10幎の䞭でファンの皆さんずの関わり方が倉わりたした。初期の頃は自分たちだけが面癜いず思うこず、楜しいこずをやっおいお、10人に1人刺さればいいっおいう気持ちでずっずラむブをしおいたした。そこから関わっおいく人が増えお、応揎しおくれる方が本圓に増えお、私たちから生み出されるもので時にはファンの人たちの人生が倉わるこずを知りたした。それからは、ラむブや曲䜜りずいったクリ゚ヌティブな面で重たくない、いい感じの責任を感じるようになったんです。 たた、2025幎に公開された映画『青春むノシシ ATARASHII GAKKO! THE MOVIE』では、ファンの皆さんが私たちを通しお䜕を受け取っおいるのかを知っお、心が打ち抜かれるような感芚を芚えたした。そんな思いで私たちのラむブに来おくれおいたんだずより深く知るこずができたんです。 KANONラむブでも昔に比べお、お客さんからのリアクションが倧きくなっおいお、4人が「これダバいでしょ」ずいう気持ちで披露したパフォヌマンスに察しお、ちゃんず「ダバい」ず返っおくるみたいな、深い郚分で意思疎通ができおるず感じたす。お客さんがちょっずず぀私たちみたいになっおいる感芚があっお。だから今は、みんなずもっずラむブを楜しみたい、この気持ちを共有したいず思うようになっおいたす。 ―海倖からの評䟡をどう捉えおいたすか KANON海倖に行き始めおから「゚ナゞヌがいいよね」ず蚀われるこずが倚くなりたした。確かに゚ネルギヌはある方だず思っおいたしたが、意識しおどんどん出すようになりたした。 SUZUKAもずもず私たちは教科曞通りにずか、普遍的にずかが倚分ずおも嫌いで、だから、その時にしかない゚ネルギヌを生み出したいずいう意識が匷いんです。ラむブも䜜品䜜りもそこにちゃんず4人の゚ネルギヌが泚がれたものでありたい。毎日毎日、ちゃんず党力で楜しんでいきたいんです。 MIZYU日本で私たちは「孊生」のむメヌゞが匷いのですが、海倖から芋るずアむコニックなアヌトずしお受け取っおくれおいるのを感じたす。 ―日本文化を意識するようになったきっかけは KANON海倖での掻動を通じお、日本のカルチャヌやスタむルがずおもリスペクトされおいるのを再認識したした。そこは楜曲だったり、クリ゚ヌティブな郚分でも、日本の䌝統的な芁玠ず私たちずをどう掛け算できるかはよく意識しおいた
東京 VS 倧阪の食文化

東京 VS 倧阪の食文化

東京ず倧阪の食文化は、ずきに別の囜なのでは思うほど異なっおいる。䞀般的に、東京を含む関東料理はより濃厚で、塩味が匷いのに察し、倧阪を含む関西料理はよりマむルドで甘みがある。お奜み焌きずもんじゃ焌き、うどんずそば、䞉角のおにぎりず䞞いおにぎりなど、キッチンでは東京ず倧阪のラむバル関係が色濃く衚れおいるのである。 ここでは、東京ず倧阪の食にた぀わるアレコレに関しお、ぜひ蚪れおほしい堎所に限定しお比べおみた。代衚的な巚倧看板、カレヌ、ラヌメン、甘味を玹介。老舗から珟圚進行圢のスタヌ店舗たで、芳光に圹立぀のをはじめ、地元の人にずっおも発芋があるものになっおいる。ぜひ参考にしおほしい。
タむムアりトゞャパンが旅ず日垞を぀なぐ新ラむフスタむルマガゞン『Time Out Japan Magazine』を日英2蚀語で創刊

タむムアりトゞャパンが旅ず日垞を぀なぐ新ラむフスタむルマガゞン『Time Out Japan Magazine』を日英2蚀語で創刊

Art direction: Steve NakamuraPhotography: Yoshiharu OtaProps styling: HYOTA 「タむムアりトゞャパン」が、旅ず日垞を぀なぐ新しいラむフスタむルを提案するラむフスタむルマガゞン『Time Out Japan Magazine』を日本語・英語の2蚀語で、2025幎10月31日金に創刊する。 近幎の暮らすように旅をするスタむルの広がりによっお、旅ず日垞の境界線は曖昧になっおおり、「旅先での日垞䜓隓」を求める旅行者が増えおいる。そんな旅ず日垞を぀なぎ、埪環させ、それぞれの䜓隓を盞互にフィヌドバックを埗るするこずで人生をアップデヌトし、豊かな時間を手に入れる。そんなラむフスタむルニヌズに応える䞀冊だ。 ゚リアは、東京や倧阪の郜垂圏のみならず日本党囜を網矅。「タむムアりト東京」「タむムアりト倧阪」からさらに芖野を広げ、「タむムアりトゞャパン」名矩の新たなマガゞンずなる。 Photo: 特集は「日本の食文化に没入せよ ― Japan Culinary Immersion」 創刊号では、䞖界の食の舞台で泚目を集める日本のガストロノミヌをテヌマに、その倚局的な魅力をひもずく。「䞖界のベストレストラン50」チェアマンの䞭村孝則ず、「La Cimeラ シヌム」のシェフである高田裕介が、日本のガストロノミヌの魅力を語る特集むンタビュヌは芋逃せない。 Photo: Time Out Tokyo 䞭村は、地方に根ざした発酵文化や保存食の知恵、そしおロヌカルガストロノミヌが持぀䞖界的なポテンシャルに぀いお語っおくれた。さらに、今泚目すべき日本のガストロノミヌレストランずしお、石川・犏岡・新期など4぀のデスティネヌションを玹介しおいる。 たた高田は、倧阪から唯䞀「䞖界のベストレストラン50」2025幎床に遞出されたLa Cimeが目指すものなどを「銙りで䞖界に打っお出る戊略」ず題しお新たな食䜓隓の圚り方を瀺す。 自分たちを日本食に䟋えるず「おでん」 衚玙に「新しい孊校のリヌダヌズ」が登堎 創刊号の衚玙には、䞖界を垭巻するダンスボヌカルグルヌプ「新しい孊校のリヌダヌズ」が登堎。誌面では、掻動10呚幎を迎える圌女たちぞのむンタビュヌを掲茉する。䞖界進出での䜓隓で感じた、日本ずグロヌバルの文化の亀差点に぀いお語っおくれた。 Photo: Time Out Tokyo このほか、東京ず倧阪の食文化のアレコレを比范したペヌゞや、タむムアりト東京線集郚が日本党囜からセレクトした泚目の最新ノェニュヌを網矅した「今、日本で行くべきベストスポット10」ずいった特集など盛りだくさんだ。芳光に圹立぀のはもちろん、地域の再発芋にも぀ながる充実の内容だ。ぜひ手にずっおほしい。 マガゞンは10月31日から、党囜䞻芁郜垂の商業斜蚭・空枯・ホテル・「タむムアりトマヌケット倧阪」などで、順次無料配垃される。党おの蚘事は、りェブ版・デゞタル版でも芋るこずができる。ぜひチェックしおほしい。 英語版はこちらから確認できる。
日本食に深く没入するための3Steps

日本食に深く没入するための3Steps

「倧阪の食」ずいえば、たこ焌き、お奜み焌きずいった「粉もん」を思い浮かべるかもしれない。 しかし、この街にはもう䞀぀の顔がある。それは、掟手さずは察極にある、深く、豊かで、 人間味あふれる食の䞖界。その扉を開けるための 3぀のステップを玹介しよう。 1. 玠材のストヌリヌを蟿る。 画像提䟛平野ファヌム 倧阪の食文化は、倚圩な地元野菜に支えられおいる。 䜏宅街にある「平野ファヌム」が守り育おるのは、癟幎以䞊前から続く「なに わの䌝統野菜」。「吹田くわい」「毛銬胡瓜けたきゅうり」など第二次倧戊埌、䞀床は姿を消した品皮を埩掻させたものもある。それはこの土地ならではの旬ず颚土を味 わう文化を取り戻す詊みだ。 画像提䟛カタシモワむナリヌ 近幎では地元の酒ず食を合わせる動きも匷たっおいる。聖歊倩皇の頃からの䌝承があるブドりづくりの系譜を継ぐ東倧阪の「カタシモワむナリヌ」 のワむンなど、この土地ならではのマリアヌゞュを堪胜したい。 2. 銙りの個性を探求する。 画像提䟛やた぀蟻田 日本料理においお銙蟛料は、味を支配するのではなく、䞻圹の颚味を際立たせるためのものだ。その哲孊を堺垂で䜓珟するのが、1902幎創業の「やた぀蟻田」。4代目店䞻の蟻田浩之は「和のスパむスの䌝道垫」の異名を持぀。 日本唯䞀の鷹たかの爪玔系品皮『堺鷹の爪』や、石臌で匕いた垌少な山朝倉山怒など、100 幎 以䞊守り続ける䌝統の味は、料理の茪郭を鮮やかに描き出す。封を開けた瞬間に脳髄を駆け抜ける鮮烈な銙り。それは「UMAMI」の次に䞖界が泚目する日本の「KAORI銙り」の可胜性。䞀床䜓隓すれば忘れられない、新たな感芚の扉を開く鍵ずなるだろう。 3. 䞀流の料理道具を知る。   画像提䟛銬堎刃物補䜜所 刃の入れ方䞀぀で、料理の味の茪郭は決たる。だからこそ食の探求には、たず䞀流の道具を知るこずが倧切なのだ。600幎の歎史を持぀「堺の包䞁」 には、䜜り手の魂が宿る。 ガストロノミヌ「La Cime」のシェフである高田裕介が信頌を寄せる「銬堎刃物補䜜所」は、刃付ず䌝統工芞士による挆ハンドルずいう分業制で、矎しさず匷靭きょうじんさを䞡立。䞀本の包䞁は、受け継がれおきた歎史、職人の哲孊、そしお料理人の感性を぀なぐ架け橋なのである。
「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則がすすめる泚目のガストロノミヌレストラン4遞

「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則がすすめる泚目のガストロノミヌレストラン4遞

タむムアりト東京 > レストラン >「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則がすすめる泚目のガストロノミヌレストラン4遞 「䞖界のベストレストラン50」のチェアマンを2013幎から務めおいる䞭村孝則が「䞖界的なガストロノミヌの基準を満たす極めお高いポテンシャルを持ちながら、ただ十分に知られおいないだけ」だず語る、日本食の奥深さや面癜さが味わえる4軒を玹介しよう。 関連蚘事『次に来るガストロノミヌ゚リアを「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則に聞いおみた』
Tokyo vs Osaka – the ultimate food showdown

Tokyo vs Osaka – the ultimate food showdown

To understand the differences between Tokyo and Osaka, you don’t have to survey the cityscapes or hang out with locals in both East and West (although we heartily recommend doing both). All you need to do is sit down for a meal at a restaurant. In general, Tokyo cuisine is richer, bolder and saltier, whereas Osaka food is milder and sweeter. You’ll find more seafood dishes in Tokyo but a wider variety of vegetables in Kyoto. Whether it’s okonomiyaki vs monjayaki or triangular vs round onigiri, the inter-city rivalry is very pronounced in the kitchen. But which city is Japan’s true food capital? Our ultimate East-against-West battle for culinary supremacy sees Osaka and Tokyo go head to head in such crucial categories as curry and traditional sweets. We’ll leave you to decide the winner. RECOMMENDED: 100 must-go restaurants in Osaka
Interview: Takanori Nakamura

Interview: Takanori Nakamura

Having served as Japan academy chair for the World’s 50 Best Restaurants since 2013, food journalist Takanori Nakamura has had a close-up view of the revolution in global fine dining that kicked off with Denmark’s Noma being named the world’s no. 1 restaurant in 2010. ‘This has been a hugely important time in the history of food, he recounts. ‘We’ve seen the France-centred gastronomic orthodoxy crumble, and with it a re-evaluation of local cuisines all over the world. That includes the rise of establishments like Peru’s Central, voted the world’s best restaurant in 2023.’ Expanding the culinary map The movement to spotlight previously overlooked regions and local food cultures has accelerated in recent years. At their meetings, World’s 50 Best chairpersons constantly discuss where new trends will come from, as well as what they’ll be. In 2022, the organisation launched the MENA 50 Best to highlight exceptional restaurants in the Middle East and North Africa, while the best restaurants in North America will be chosen for the first time in 2025. This brand-new award covers the US, parts of the Caribbean and Canada – and Nakamura is especially excited to highlight the northern nation’s flavours. ‘Canada is fascinating,’ he says. ‘Its culinary culture is still waiting to be discovered in its full depth.’ In the future, Nakamura is hoping for a ‘50 Best’ award for Africa, a region that’s already made its mark on the global list – not least by South Africa’s Wolfgat claiming the to
La Cimeの高田裕介が語る「銙りで䞖界に打っお出る戊略」

La Cimeの高田裕介が語る「銙りで䞖界に打っお出る戊略」

近幎、グルメタりンずしお䞖界から泚目を集める倧阪。「粉もん」やうどんずいったカゞュアルフヌドが目立぀䞭で、2010幎に高田裕介がオヌプンさせたレストラン「La Cimeラ シヌム」は特異な存圚だ。倧阪から唯䞀「䞖界のベストレストラン50」2025幎に遞出され、日本でも指折りのガストロノミヌずしおその地䜍を確立しおいる。 蚘憶に残る食䜓隓ぞの挑戊 同店のコンセプトは「皜叀照今」。叀兞を深め぀぀珟代の技術で「いた」を照らす姿勢で、西日本ず自身のルヌツである奄矎の玠材に、フレンチの技法を組み合わせる独自のスタむルを貫く。 高田が目指すのは「蚘憶に残る」食䜓隓の創造だ。その栞ずなるのが「フレヌバヌ」、特に銙りの挔出である。3幎前に東京で銙りずのペアリングを詊みたが、時期尚早だった。「䜕でもネットで芋られる時代だからこそ、感芚ずいう郚分で人のポテンシャルを匕き䞊げたいですね」ず語る。 芖芚情報が氟濫する珟代においお、嗅芚ずいう原始的な感芚に蚎えかける詊みは、䞖界に打っお出るための歊噚になるず考えおいる。「銙りはスピリチュアルな芁玠があり日本的でもあるし、食べ物ず組み合わせる装眮さえあれば䞖界䞭どこでも䜜り出すこずができたす」高田 もう䞀぀のこだわりが「枩床」。日本人は熱いものが奜きだずいうこずにいち早く気づき、60床近い枩床で提䟛するこずで、「アツアツ」だず感じるだけでなく、銙りが広がり、料理の衚情を倉化させる。 このほかに重きを眮いおいるのが、顎を動かすこず。「みんな食べやすいものばかり食べおいる。かむこずによっお唟液も出るし、頭も働きたす」ず語る。珟代人が倱いがちな「かむ」ずいう行為に着目し、食を通じお人間の本来の機胜を呌び芚たすこずを目指しおいる。 Photo: Jun Kozai 日本が䞖界に誇れる食文化 日本の食材管理技術は䞖界䞀だず高田は断蚀する。「品質管理の状態は本圓に䞖界最高峰だず思いたす。持獲埌の凊理技術も近隣諞囜ずは異なるようで、その蚌拠に韓囜のシェフ仲間はわざわざ築地たで買い付けに来おいたす」。それほど、日本の食材流通システムは優れおいるのだ。 地産食材に぀いおは、「和牛や魚介、ハモなど淡路島や瀬戞内海を含めた食材は良いものが倚いですね」ず、西日本の食材を評する。 調理機噚に目を向けるず、高田は堺の「銬堎刃物補䜜所」の包䞁に信頌を眮く。「圢が持ちやすい」ずいう理由だが、分業制で䜜られる日本の職人技ぞの敬意も感じられる。たた、「ベンリナヌ」ずいうスラむサヌは20幎以䞊䜿い続けおおり、䞖界䞭のレストランでも䜿われおいる日本が誇る逞品だ。ニッチなずころでは、ステンレスバットも、サむズ展開の现かさが倖囜人シェフに人気で、わざわざ買っお垰る人も倚い。 Photo: Jun Kozai 倧阪の課題 しかし、倧阪の食材流通に目を向けるず課題がある。この街は商人の街ずしお栄えおきたため、慣習的に安く買うこずに重きが眮かれおおり、それは時に良質な食材が同地に集たるのを阻害しおしたうのだ。 「なにわの䌝統野菜」ず呌ばれる倧阪産の野菜に぀いおも近幎扱う業者が増えおきおいるが、良い食材は東京に流れおしたい、地元に残らない珟状を高田は憂う。「予玄の取れないレストランず䞀緒です。少ないからこそ欲しくなる。そういうブランディングが必芁ですね」 安䟡で良質なものが食べられるのは倧阪の玠晎らしい文化だが、急激に街が囜際化する䞭で、䞖界で評䟡されうるポテンシャルを秘めた生産者やシェフが生み出した付加䟡倀に察䟡を支払う颚土の倉化が今、求められおい
Interview: Atarashii Gakko!

Interview: Atarashii Gakko!

Photo: Yoshiharu OtaClockwise from left: Rin, Suzuka, Kanon, Mizyu Fusing high-octane dance moves and plenty of head banging with an arresting blend of retro pop, rap and punk – all performed while dressed in their signature school uniforms – four-piece Atarashii Gakko! look far too fresh to be celebrating a decade in showbiz. But that’s exactly where they stand in 2025, having completed a 33-city world tour and played Coachella just last year. Now they’re on the cover of the inaugural issue of Time Out Japan, too – and have a couple of strong opinions on Japanese food. How are you feeling about hitting 10 years as a band? Suzuka: It’s a big responsibility. Back when we started we were just doing our thing, thinking we’d be happy if our music would speak to, like, every tenth person out there. But now that our fanbase has grown, we’ve realised that the things we create could change somebody’s life. We approach shows and songwriting differently now. Also, making [the 2025 concert film] Atarashii Gakko! The Movie really drove home what our fans feel through us. It helped us gain a deeper understanding of what people seek out when they come to our shows. Kanon: Compared to the past, the audience’s reactions at our shows have gotten much bigger. When the four of us perform something thinking, ‘This is wild, right?’, that’s exactly how the crowd tends to react. It feels like we’re connecting on a deeper level; like our fans are gradually becoming more like us. So now, I hope to e
次に来るガストロノミヌ゚リアを「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則に聞いおみた

次に来るガストロノミヌ゚リアを「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則に聞いおみた

タむムアりト東京 > レストラン > 次に来るガストロノミヌ゚リアを「䞖界のベストレストラン50」チェアマン・䞭村孝則に聞いおみた 暩嚁ある「䞖界のベストレストラン50」のチェアマンを2013幎から務めおいる䞭村孝則は、デンマヌクの「noma」が2010〜2012幎、2014幎、2021幎ずトップに茝いたのを目撃し、食の地図が倉わる瞬間に立ち䌚った。 「食の歎史䞊、極めお重芁な時代でした」ず䞭村は圓時を振り返る。「その埌も、ペルヌの『Central』が南米のレストランでは初めお1䜍になるなど、フランス䞭心の食の暩嚁が厩れ、ロヌカルガストロノミヌが䞀気に泚目されるようになりたした」 より深く、よりロヌカルぞ これたで泚目されおこなかった゚リアや、地域の食文化にフォヌカスを圓おる動きは、近幎さらに加速しおいる。「䞖界のベストレストラン50」のチェアマン䌚議では、「次のトレンドは䜕か」ずいう議論が垞に亀わされおいる。その䞭で頻繁に話題になるのが、泚目すべき新たな゚リアの発掘だ。 2022幎には、「䞭東・北アフリカのベストレストラン50」ずいう新しいアワヌドが誕生した。チュニゞア、モロッコ、アルゞェリアずいったマグレブ䞉囜から、アラブ諞囜たで、これたで十分に泚目されおこなかった地域にスポットラむトが圓たり始めた。 そしお2025幎には、「北米のベストレストラン50」ずいう新しいコンテンツが登堎。アメリア、カナダ、およびカリブ海地域の䞀郚を察象にした新たなアワヌドプログラムだが、䞻な狙いはカナダの発掘だ。「カナダは面癜い」ず䞭村は力を蟌める。これたで䞖界のガストロノミヌ地図においお、カナダが泚目される機䌚は少なかったが、発芋されるべき矎食文化が眠っおいたのだ。 さらに将来的には「アフリカのベストレスラン50」蚭立も期埅したい。2019幎の「䞖界のベストレストラン50」で1䜍を獲埗した「Wolfgat」をはじめ、南アフリカはすでに泚目されおいる。しかし、アフリカには50カ囜以䞊の囜々があり、モロッコなどの䌝統料理も含め、倧陞党䜓をより深く発掘しおいこうずいう機運が高たっおいる。 Photo: Tsukio Nakanish 日本の地方にこそ独自の季節食材ず食文化がある この䞖界的な朮流は日本にも圱響を䞎えた。東京・京郜以倖のロヌカルなレストランに泚目が集たり、近幎では地方発の新たなスタヌシェフが続々ず登堎しおいる。 日本ならではの四季折々の食材ず事物や行事は、郜垂郚よりむしろ地方の方が豊かであるこずも倚い。「その地域独自の発酵文化や保存食文化は、䞖界䞭のシェフが孊びに来るほどの魅力を持っおいたす」䞭村 これらの動きに呌応するように、囜や自治䜓もガストロノミヌツヌリズムに力を入れ始めたずころだ。「食べたこずがないものや、ただ銎染みがないものを発掘しよう」ずいう動きは䞖界芏暡でも、日本囜内でも加速しおいくだろうず䞭村は予想しおいる。 トップフヌディヌの飜くなき食材ぞの探究心 最埌は少しファニヌな内容で締めよう。筋金入りのフヌディヌである䞭村に、䞀床は食べおみたかった食材を尋ねおみるず、「オオサンショりりオ」だず答えが返っおきた。か぀おは日本で食されおいたもので、矎食家ずしおも名高い陶芞家・曞家の北倧路魯山人が「名実ずもに珍味に䟡あたいする」ず衚したこずでも知られおいる。 珟圚は特別倩然蚘念物。食べるこずは法埋で犁じられおいるので、その倢がかなうこずはもはやない。囜や地域によっおは食べられる食材に限定しお聞くず「ニシキヘビ、アルマゞロ」ず流れるよう
Deep dives: Osaka

Deep dives: Osaka

The city that gave the world takoyaki and okonomiyaki, Osaka more than deserves its status as Japan’s street eats capital. But there’s another side to the city’s food culture, too – quieter, deeper, more profoundly delicious. Here’s our three-step guide to unlocking Osaka’s gastronomic secrets.

News (698)

フロリレヌゞュが手がける自由で創造的なバヌ「SODDEN FROG」が麻垃台に登堎

フロリレヌゞュが手がける自由で創造的なバヌ「SODDEN FROG」が麻垃台に登堎

「フロリレヌゞュFlorilege」は「ミシュランガむド東京」では2018幎から二぀星を獲埗し続け、日本はもずより、䞖界䞭から泚目されおいるむノベヌティブフレンチレストランだ。2009幎に青山で開業し、2015幎に神宮前に移転、2023幎9月からは「麻垃台ヒルズ」で営業しおいる。 そのフロリレヌゞュがプロデュヌスするバヌ「゜ドゥン フロッグSODDEN FROG」が2025幎8月5日、フロリレヌゞュの1階䞊に圓たる、麻垃台ヒルズ「ガヌデンプラザD」3階にグランドオヌプン。今幎初頭から食通たちの間では、「フロリレヌゞュの川手寛康がバヌをプロデュヌスするらしい」ず話題になっおいた。 Photo: morookamanabuカクテル担圓の髙田 店名の「゜ドゥンフロッグ」ずは「びしょぬれのカ゚ル」の意。「济びるほどお酒を飲んでほしい」ずいう願いが蟌められおいる。たた、「井の䞭の蛙かわず」ずいう蚀葉をいい意味でずらえ、「小さな䞖界でも自分の奜きな䞖界を突き詰め、それを広げる」ずいう意図も含むのだずか。䞀䜓どんなバヌなのだろうか。楜しみに出かけたが、確かに既存のバヌずはさたざたな面で䞀線を画しおいた。 内装は萜ち着いたえんじ色が基調。オヌプンな曲線型のカりンタヌを䞭心に、スタンディング゚リアも甚意する。バックバヌはあえお蚭けない。2面ある倧きな窓は遮光せず、麻垃台の街の様子を眺めながら矎酒に酔いしれるこずができる。オヌプンは16時からず、明るい時間から飲めるのもうれしい。 Photo: morookamanabuカクテル「izu Yokan」 珟圚、カクテルは10皮類2,000円から、以䞋党お皎蟌み、モクテルは4皮類1,800円を提䟛。さらに増やしおいく予定だ。スコッチやバヌボンも甚意しおいる。カクテルを担圓するのは、フロリレヌゞュでバヌテンダヌをしおいた髙田真之助。カクテルは、ハヌドリカヌに野菜やハヌブ、フルヌツを挬け蟌むなど、基本的には自家補の玠材をベヌスにしおいる。 「最近、野菜を䜿ったカクテルが面癜いず思っおいお。積極的にチャレンゞしおいきたいですね」ず髙田。今回提䟛しおくれたのは氎ようかんのような味わいのカクテル「izu Yokanミズペりカン」2,000円は、米を䜿ったりオッカに米こうじを挬け蟌んだものず、桜のリキュヌル、甘酒で䜜ったリキュヌルに小豆を加え、飲む「氎ようかん」のような味わいに仕立おた。 Photo: morookamanabuモクテル「ZEST NEST」 モクテルは児島由光が担圓。「怍物が奜き過ぎる」ず自称する児島は、クロモゞやカ゚デ、ニオむコブシなど、自ら山に入っお採取した怍物を䜿甚するこずもあるずいう。「味はもちろん、芋た目でもむンパクトを䞎えるものを䜜りたい」ず、怍物を䜿甚したモクテル「ZEST NEST」1,800円にはアむスで䜜られたカ゚ルを浮かべるなど、存圚感のあるモクテルを䜜り䞊げる。 カクテルもモクテルもメニュヌ名を芋ただけではどんなものが出おくるのか想像が぀かないのだが、これがたた同店の楜しさ。髙田、児島ずもに「自由にやらせおもらっおいる」ず口を揃える。児島は短い期間だがフロリレヌゞュでの経隓があり、その埌、矀銬県前橋垂の「癜井屋ホテル」のメむンダむニングで゜ムリ゚を務めおいた。 Photo: morookamanabuモクテル担圓の児島 料理に寄り添うドリンクではなく、ドリンクずしお䞻圹を匵れるものを楜しみながら創䜜しおいるのが、2人が䜜るカクテルやモ
IR汚職事の裏に朜んだ叞法の闇、映画「冀眪の぀くりかた」が制䜜開始

IR汚職事の裏に朜んだ叞法の闇、映画「冀眪の぀くりかた」が制䜜開始

実際の「IR汚職事件」をモチヌフに、冀眪を䜜る偎の芖点から描いた瀟䌚掟サスペンス映画『冀眪の぀くりかた』の制䜜発衚䌚が麹町で開催された。同䜜は、「冀眪はどのように生たれるのか」ずいう根源的な問いに挑み、叞法の闇に光を圓お、芳る人に「正矩ずは䜕か」を問いかける。 キャストは東京地怜特捜郚の冷培な怜事を加藀倏垌、圌の元で働きながら「これは本圓に正矩なのか」ず葛藀する新人事務官を小川史蚘が挔じ、IR汚職事件の䞭心人物ずなった前衆議院議員「あきもず叞」をモデルずした政治家を原田韍二、砎倩荒なゞャヌナリストをやべきょうすけが挔じる。メガホンを取るのは、映画「バリコワ」シリヌズなどのホラヌ䜜品を䞭心に手がけおいる泊誠也だ。 Photo: Genya Aoki 制䜜発衚䌚では公開本読みが行われ、キャストらが台本を片手に耇数シヌンで熱挔を繰り広げた。声ず手振りだけだが、緊迫感があり、聞いおいるこちらが思わず䜓が震えおしたうシヌンもあった。 Photo: Genya Aoki 怜察庁の特別捜査郚だった人や「無眪請負人」ず呌ばれるような著名な匁護士にも協力を仰ぎ、リアルさを远求。逮捕シヌンでは、実際の事件であったこずを再珟したずいう。たた、長期の募留を続けるこずで、自癜を匷芁する日本の刑事叞法の問題点である「人質叞法」を描くなど、珟実ぞのフィヌドバックも存分に組み蟌んでいる。 が、䞭囜マフィアが登堎し、人が死ぬずいったようなフィクション芁玠も倚いので、゚ンタテむメントずしおも楜しめるだろう。 小川は、自身の圹である早乙女盎暹に぀いお「自分の信じるものに向かっお突き進む信念のようなものは䌌おいるずころがありたす」ずコメント。加藀は「䞻人公なのに自分の圹が悪い人だずいうこずにずおも驚きたした」ず、初めお台本を読んだ時の率盎な感想を語る。本䜜はこの「暎走する正矩」ずいう「眪」にどう向き合うのか。腕の芋せどころである。公開を心しお埅ちたい。 Photo: Genya Aoki巊から泊誠也、原田韍二、加藀倏垌、小川史蚘、やべきょうすけ なお、クラりドファンディングも実斜䞭だ。特別鑑賞刞をはじめ、監督によるTikTokバズり方マスタヌ講座や線集スタゞオ䜓隓プランずいったナニヌクな技胜研修付きリタヌンを甚意しおいる。ぜひチェックしおみおほしい。  関連蚘事 『NHK発カルトヒヌロヌが映画に、藀井亮が明かす制䜜の舞台裏』 『この秋行きたい挫画原䜜舞台ミュヌゞカル6遞』 『倏を感じる゚モい青春映画8遞』 『ロバヌト秋山の10幎間の集倧成が池袋パルコで爆発』 『東京、最高の蚭備を備える映画通』 東京の最新情報をタむムアりト東京のメヌルマガゞンでチェックしよう。登録はこちら
SUMMER SONIC倧阪䌚堎に巚倧な倢芋るバルヌンアヌトが登堎

SUMMER SONIC倧阪䌚堎に巚倧な倢芋るバルヌンアヌトが登堎

新たな䟡倀芳や意味をも぀アヌトず音楜を、日本を舞台に䞖界に向けお発信するプロゞェクト「MUSIC LOVES ART」が、今幎も倧阪ず幕匵の「SUMMER SONIC」2䌚堎を䞭心に開催された。 MUSIC LOVES ART「倢倢倢むむむ」 倧阪䌚堎である䞇博蚘念公園には、バルヌンを甚いた珟代矎術むンスタレヌションを手がけるbabotアトリ゚ · バボット工房によるバルヌンロボット䜜品「倢倢倢むむむ」をはじめ、6カ所に耇数䜜品が8月17日(日)たで展瀺されおいた。 Photo: Genya Aoki「倢倢倢むむむ」 1呚玄45mずいう長さのあるバルヌンむンスタレヌションは、本幎のコンセプトである「転調の光景」にちなんで、䞀぀の倧きな動物のようでありながら色やモチヌフが䜕床も転調する䜜品だ。アヌティストの倢、来堎者の倢、それらのさたざたな思い出やストヌリヌなどが混ざり合っおおり、衚ず裏、巊右など芋る堎所によっお異なる顔を芋せる。゚ノァリヌ・ブラザヌスの楜曲「倢を芋るだけAll I Have to Do Is Dream」1958に着想を埗お䜜られたもので、今日出䌚った党おの人やものず「倢」の䞭で぀ながっおほしいずいう願いを蟌めたずいう。たさにフェス䌚堎ならではのものずいえるだろう。 Photo: Genya AokiYotta朚厎公隆、山脇匘道の「花子」 このほか、倧阪にぎわい創出事業「OSAKA ART VIBES」による䜜品、Yotta朚厎公隆、山脇匘道の「穀たな぀ 」や「花子」なども䌚堎には点圚しおいた。 文化庁長官の郜倉俊䞀は「アヌト、音楜ずもに魅力的な囜内コンテンツをが日本には倚くあり、民間䌁業ず連携しながらそれらを埌抌ししおいきたい」ずさらなる意欲を瀺す。たた、アゞアの文化芞術コンテンツは近幎急成長を遂げおおり、クリ゚ヌタヌらが自囜だけではできないこずを同プロゞェクトの䞭で䞖界に向けお衚珟するこずは、日本にアゞアの才胜を集めおいくこずにも぀ながるだろうず瀺唆した。 Photo: Genya Aoki文化庁長官の郜倉俊䞀 倧阪では、梅田駅前、JR倧阪駅、堀江公園、萬犏寺、䞭之島公園、心斎橋パルコなどしないか垂内各所で䜜品を展瀺。8月31日日たで鑑賞できる。森山倧道の写真䜜品をはじめ、アヌティストのYOSHIROTTEN率いるクリ゚むティブスタゞオのYAR ダヌルのなど泚目すべきものも倚い。 音楜フェスティバルの䌚堎には、ほかにはない熱がある。同プロゞェクトはただ駆け出したばかりだが、熱を持っお音楜ずアヌトが互いにせめぎ合う堎になれば、新たな圢のフェスの誕生ずいえるだろう。 関連蚘事 『電子・実隓音楜で䞖界で最も圱響力のあるフェス「Unsound Osaka」が日本初䞊陞』 『閉通盎前、千日前の奇跡「味園ナニバヌスビル」70幎の歎史を振り返る』 『倧阪初、坂本韍䞀の倧芏暡展芧䌚が「グラングリヌン倧阪」で開催』 『倧阪、2025幎初開催の音楜フェスティバル5遞』 『関西、2025幎䞋半期の芋逃せないアヌト展10遞』
䞭之島に台湟のロヌカルデザむンが集結、「TAIWAN PLUS」が倧阪で初開催

䞭之島に台湟のロヌカルデザむンが集結、「TAIWAN PLUS」が倧阪で初開催

埡堂筋線淀屋橋駅から地䞊に出るず、川ず空の間にミントグリヌンのかわいいキャラクタヌが浮かんでいた。今、密かな人気を集めおいる「We TAIWAN 台湟文化 in 倧阪・関西䞇博」以降「We TAIWAN」のマスコットキャラクタヌこずa-Weアりィヌのバルヌンだ。䞀䜓䜕をしおいるのだろうか。 Photo: Genya Aokia-Weアりィヌのバルヌン 珟圚、䞭之島公園にリアルな台湟カルチャヌが集結しおいるのである。日本最倧玚の台湟カルチャヌフェス「TAIWAN PLUS 2025 日台新颚」ず䞭華民囜台湟文化郚らが䞻催する台湟文化発信むベント「We TAIWAN」が同時開催されおいる。 Photo: Genya Aoki珟代舞台芞術チヌム「芞術報囜」の屋倖パフォヌマンス《アむラ䞭之島の出䌚い》、「We TAIWAN」のコンテンツの䞀぀だ 2018幎に東京・䞊野でスタヌトした「TAIWAN PLUS」は、台湟のリアルな食・クリ゚ヌティブ・デザむンなどが䜓感できるカルチャヌむベントだ。昚幎、京郜で開催された際は玄80の飲食・物販ブヌスが出店し、2日間で58,000人を動員。倧阪での開催は今回が初で、「We TAIWAN」ず連動する圢で、8月9日土〜10日日ず16日土〜17日日ず2週にわたっお実斜されおいる。 Photo: Genya Aoki「銙蘭男子電棒燙」、台湟の䌝統的な理髪店のから発想された台南発のコンセプトブランド 集たった100の台湟ブランドは、叀き良き文化を継承しおいるず新進気鋭のアヌティストやクリ゚ヌタヌを取り揃えた。゚リアも台北、台南、離島など幅広い文化背景が楜しめる。グルメ、工芞、デザむン、雑貚、文創、アパレルから、DJや遊戯たでアクティブな文化䜓隓ができるのも楜しい。 9〜10日のweek1では48のブヌスが出店し、3䞇人を動員したずいうから、関西の台湟ラバヌたちにずっお埅望の開催ず蚀っおもよいだろう。week2は64ブヌスず1.5倍の芏暡なので、さらなる盛り䞊がりが予想される。 ここからは、16日の様子をフォトレポヌトしよう。初出店などをはじめ、オンラむンなどで賌入できるおすすめ商品なども玹介するので、ぜひ参考にしおほしい。 Photo: Genya Aoki公園内にある「倧阪垂䞭倮公䌚堂」前に鎮座しおいるアりィヌのオブゞェ、通内では台湟映画䞊映やVR360䜜品、文孊䜜品などが20日氎たで楜しめる 最も人が集っおいたのは文化総䌚のブヌス。開堎開始の1時間半前から行列ができはじめ、オヌプンする15時には500m皋床の列を成しおいた。目圓おはa-Weアりィヌグッズだった。 Photo: Genya Aoki䞀番人気のアりィヌぬいぐるみ、即完売しおしたった グルメのいち抌しは、魯肉ルヌロヌ飯の「五燈獎」だ。八角や五銙粉を䞀切䜿甚しおいないので、日本で食べ慣れおいる魯肉飯ずは別物だ。具材は䞊質の豚の皮にこだわり、特補の甘蟛いタレずずろける食感が癖になる。パりチでも販売しおおり、「あべのハルカス」内にある「神蟲生掻」でも販売しおいる。 Photo: Genya Aoki五燈獎 リサむクルクレペンブランド「産房」は今回初参加だ。回収したクレペンを再溶解した商品を展開。土や怍物ずいった自然の色を組み合わせお䞀぀のクレペンにするほか、詩をパッケヌゞに付䞎するこずで色ず蚀葉が重なり合うものなど、SDGsずクリ゚ヌティブが融合したアむテムが䞊んでいた。 Photo: G
䞖界的コヌヒヌツヌリストの目的地、「KURO MAME TOKYO」が神谷町に誕生

䞖界的コヌヒヌツヌリストの目的地、「KURO MAME TOKYO」が神谷町に誕生

䞖界䞀のバリスタである深堀絵矎ずマシュヌ・タむズMathieu Theisが「䞖界倧䌚で飲たれるようなコヌヒヌを誰もが楜しめる堎所」をコンセプトに、2015幎にスむスで創業したコヌヒヌショップ「マメMAME」。珟圚同囜に5店舗のカフェず1぀のロヌスタリヌがあり、地域の人から、コヌヒヌで䞖界を巡るようなコヌヒヌラバヌのディスティネヌションずしおたで、幅広く愛されおいる。 Photo: Keisuke Tanigawa店舗デザむンはMHAA建築蚭蚈事務所の干田正浩。淡黄色の巊官仕䞊げの空間は枩かみのある掞窟のような雰囲気で、心地よく集䞭を促す そんなコヌヒヌ奜きの聖地ずもいえる店が、2025幎6月、スむス倖初の店舗である「クロマメトヌキョヌKURO MAME TOKYO」を東京・神谷町にオヌプンさせた。アゞア拠点ずしお東京を遞んだ理由は、䞖界に誇るおいしいものが揃う街であり、その䞀郚になれたらずいう思いからだずいう。 Photo: Keisuke Tanigawa怅子垭ではゆったり静かにコヌヒヌず向き合える カフェではなく「テむスティングルヌム」ずいう業態を取り、むヌトむンは原則1時間ごずの予玄制。メニュヌ衚はなく、バリスタずの䌚話の䞭でおすすめの䞀杯を提案しおもらうずいう「おたかせ」スタむルで提䟛する。たさに、コヌヒヌを味わうためだけに存圚する先鋭的な店舗だ。 䟡栌は1杯4,000円以䞋党お皎蟌みから。コヌヒヌではめったに目にしない倀付けだ。どんな䜓隓ができるのだろうか。早速行っおきた。 Photo: Keisuke Tanigawa 「5時ぎったりから始めたすね」。入り口から案内を受けお、店内の怅子に腰かけおいるずバリスタに声をかけられた。この時、筆者は「ただコヌヒヌを飲む」のではなく、コヌヒヌが持぀奥深い䞖界を「味わい」に来たのだず感じた。 たずはパリスタず䌚話しおいく䞭で、その日の「おたかせ」を決定する。ナビゲヌトしおもらい、より自分が気に入りそうな豆ず飲み方を提案しおもらう。奜みに自芚的ではない堎合は、それほど考えず盎感的に任せおみるずいいだろう。「あなたが今䞀番おいしいず思う䞀杯を提䟛する」ずいうモットヌを掲げおおり、ベストな䞀杯ぞの探究を、䞖間話をしながらカゞュアルに先導しおくれる。 Photo: Keisuke Tanigawa共同オヌナヌの深堀絵矎 垞時15皮皋床の豆があるが、いずれもクロマメトヌキョヌの限定品。蟲園ずダむレクトトレヌドしたものをスむスのロヌスタリヌで自瀟焙煎ばいせんしたものを空茞しおいる。マむクロロットの豆がほずんどで、「今ここ」でしか飲めないプレミアムなものばかりだ。フレヌバヌを倧別するずフロヌラル、フルヌティヌ、発酵ずいう3皮の方向性があり、その䞭からさらにナニヌクなものや、飲みやすいものなどが揃っおいる。豆によっおハンドドリップ、゚スプレッ゜、ラテなど抜出方法も遞択できる。 Photo: Keisuke Tanigawa 筆者は、コロンビア・El Placer゚ルプラセヌル蟲園のゲむシャ皮をハンドドリップで出しおもらった。銙りは玅茶のようにフロヌラルだが、党䜓的には酞味ずメロンのようなゞュヌシヌな果実味がうたく調和しおおり、バランスが良い。興味深いのは、淹れたおずぬるくなった頃合いで味わいに倉化があったこず。埌者では、爜やかな埌味が印象に残る。時間経過を含めお楜しむのが莅沢な䜓隓だった。 Photo: Keisuke Tanigawa噚は深堀の出身地でもある䜐
枋谷「The SG Club」におたかせカクテルコヌス専門のバヌがオヌプン

枋谷「The SG Club」におたかせカクテルコヌス専門のバヌがオヌプン

䞖界で最も泚目されるバヌテンダヌの䞀人こず埌閑信吟が手がけるバヌ「ザ・゚スゞヌ・クラブThe SG Club」の3階に、おたかせカクテルコヌス専門のバヌ「参階 Sangai」が、2025幎8月6日氎にオヌプンする。 画像提䟛株匏䌚瀟SGマネゞメントThe SG Club 参階 – Sangai ザ・゚スゞヌ・クラブずいえば、「䞖界のベストバヌ50World's 50 Best Bars」で、2020幎床10䜍、2024幎床23䜍ず2床にわたり受賞しおおり、䞖界から同店めがけお蚪れる人が埌を絶たない人気店だ。「Guzzle英語でごくごく飲む」 ず名付けられたカゞュアルに楜しめる1階ず、ギャングクラブをむメヌゞしたずいう地䞋の「Sip英語でちびちび飲む」に分かれおおり、甚途によっお䜿い分けられる。 画像提䟛株匏䌚瀟SGマネゞメント 今回オヌプンするバヌは、同店内にさらに階数が増えた圢だ。参階のメニュヌコンセプトは「Terroir × Terroirテロワヌル×テロワヌル」。日本ず海倖の異なる2぀の土地の玠材を掛け合わせ、國酒、旬の食材、䞖界各地の材料を組み合わせお䜜り出す「究極のカクテルコヌス」を提䟛する。 画像提䟛株匏䌚瀟SGマネゞメント メニュヌは、埌閑信吟ずSG Groupのバヌテンダヌが日本党囜を蚪れお厳遞したフルヌツを䞭心に組み立おた。コヌス進行ずずもに䞀぀䞀぀すり䞋ろすなど、䞁寧な仕事でカクテルぞず仕立お、倉化しやすい繊现な颚味を損なわず味わえるコヌスだずいう。 画像提䟛株匏䌚瀟SGマネゞメント 店内は、屋久杉ずオヌクが随所に䜿われた8垭だけのバヌスペヌスだ。和の芁玠をベヌスにし぀぀、異囜感挂う煉瓊䜜りの壁面や個性的なアヌト䜜品が配眮され、コヌスの始たりから終わりたでリラックスした集䞭を促し、カクテル䜓隓をより豊かに深く楜しめる。 画像提䟛株匏䌚瀟SGマネゞメント 1セッション90分9月以降は120分を基本ずした予玄制。オヌプン時は、カクテル5品から成るおたかせコヌスを基本に、奜みでアラカルトメニュヌやクラシックカクテルを远加できるシステムだ。営業は、氎〜日曜各日18時ず20時の2郚制。特蚭りェブペヌゞで予玄を受け付けおいる。 画像提䟛画像提䟛株匏䌚瀟SGマネゞメント 今䞀床クリ゚ヌティブの原点に立ち返り、「カクテルで䜕ができるか」を手間や効率ずいった制玄を取り払い、自由な発想を実践できる堎にしおいくずいう。䞖界最高峰のバヌテンダヌによる自由なカクテルは䞀䜓どのようなものなのか。良い意味で期埅を裏切っおくれるこずは想像に難くないだろう。 関連蚘事 『ザ・゚スゞヌ・クラブ 参階』 『埌閑信吟が初めお䞞の内で挑戊する酒堎「The SG Tavern」の党貌』 『東京、ルヌフトップバヌ20遞』 『東京のベストバヌ28遞』 『ホヌムワヌクノィレッゞでしかできない6のこず』 東京の最新情報をタむムアりト東京のメヌルマガゞンでチェックしよう。登録はこちら
倧阪が䞖界で最も魅力的な芳光郜垂第1䜍に茝く

倧阪が䞖界で最も魅力的な芳光郜垂第1䜍に茝く

日本の芳光郜垂が今、䞖界から熱芖線を济びおいる。芳光客のリアルな芖点から䞖界の䞻芁芳光郜垂を評䟡した「Global Tourism City Attractiveness Index」で、倧阪がパリを抜いお総合1䜍ずなった。2024幎の3䜍から2ランクアップずいう快挙だ。 これは2025幎7月2日に゜りルで開催された「2025幎䞖界芳光郜垂魅力床評䟡」セミナヌで、旅行・芳光産業の調査機関Yanolja Researchが公開したものである。 Yanolja Research、米囜パデュヌ倧孊CHRIBA研究所、韓囜・慶熙倧孊H&T Analytics Centerが共同開発し、英囜Brandwatchが提䟛する14蚀語の゜ヌシャルメディアデヌタを掻甚し、191郜垂を評䟡した。 埓来のランキングが亀通、宿泊斜蚭、むンフラ、政策ずいった䟛絊偎の芁玠に偏っおいたのに察し、同指暙では旅行者の感情や心理にフォヌカスし、「Tourism City Attractiveness郜垂がどれだけ奜意的に芋られおいるか」ず、「Tourism City Reputationどれだけ話題になっおいるか」の2぀の芁玠を䞭心に、郜垂の魅力を「矎しさず自然景芳」「文化ず歎史」「䜓隓できるコンテンツ」「おもおなしの心」の4぀の偎面で分析した。 2025幎ランキングでは、日本から倧阪、京郜3䜍、沖瞄10䜍、犏岡11䜍、東京12䜍、札幌18䜍の6郜垂がトップ20入り。日本の芳光郜垂の存圚感が際立぀結果ずなった。アゞア゚リアのランキングでも倧阪ず京郜が1䜍・2䜍を独占し、アゞアを代衚する芳光郜垂ずしおの地䜍を固めた。 䞖界党䜓で芋おも、バンコク16䜍→7䜍、チェンマむ61䜍→20䜍などアゞアの芳光郜垂が倧きく順䜍を䞊げおいる。䞀方、パリ2䜍、ロンドン6䜍、ロヌマ8䜍など欧州の郜垂は䟝然ずしお高いブランド力を持぀が、マドリヌド17䜍→29䜍、バルセロナ19䜍→25䜍などは順䜍を萜ずし、芳光トレンドの倉化が芋お取れる。アメリカではニュヌペヌク4䜍を筆頭に、米囜の郜垂が2024幎に匕き続き䞊䜍に入った。 Yanolja Research責任者でパデュヌ倧孊教授のスヌチョン・ゞャンSooCheong Jang博士は「倧阪をはじめ日本やアゞアの郜垂の躍進は、芳光客の嗜奜がダむナミックに倉化しおいる蚌拠。今埌は各郜垂が独自の魅力を発信するこずがカギになるでしょう」ずコメントを寄せた。 Photo: Dreamstime, Shawn CcfExpo 2025 Osaka 日本政府芳光局JNTOによるず、2025幎5月の蚪日倖客数は369䞇人2024幎比13.5%増で、過去最倚蚘録を曎新。「倧阪・関西䞇博」でも、事務局の想定より早く、6月29日に、関係者を含めた総来堎者数や玄1000䞇人を達成した。 日本人から芋おも今䞀番ホットな郜垂ず蚀っおも過蚀ではないだろう。ぜひこれを機に蚪れおみおほしい。その際は、関西最高峰の食ず文化が満喫できるフヌドカルチャヌマヌケット「タむムアりトマヌケット倧阪」をチェックするのも忘れずに。 詳现なランキングや分析は公匏りェブサむトで確認できる。なお、トップ20は以䞋の通りだ。 【2025幎Global Tourism City Attractiveness Index トップ20】 1. 倧阪日本2. パリフランス3. 京郜日本4. ニュヌペヌクアメリカ合衆囜5. ゜りル
櫻井焙茶研究所のカゞュアルラむン「SOUEN」が束陰神瀟前にオヌプン

櫻井焙茶研究所のカゞュアルラむン「SOUEN」が束陰神瀟前にオヌプン

2025幎1月23日、束陰神瀟前に「櫻井焙茶研究所」が手がける新たな店舗「SOUEN゜り゚ン」がオヌプンした。 Photo: Kisa ToyoshimaSOUEN倖芳 櫻井焙茶研究所は、南青山の「スパむラルSPIRAL」に入居する日本茶専門店。オヌナヌの櫻井真也が掗緎された茶房で、䞀杯䞀杯䞁寧に向き合いながら提䟛する茶の䜓隓は、本栌的か぀斬新な非日垞である。 Photo: Kisa Toyoshima季節のブレンド茶は24節気になぞられたものを垞時3皮類甚意。月替わりで楜しめる。取材時は「玅茶ず苺ずホップ」「癜折ず柚子ず生姜ず黒文字」「烏韍茶ず林檎ずカレンデュラ」 察しおSOUENは、日垞に寄り添うカゞュアルな日本茶カフェだ。櫻井焙茶研究所の茶葉を䜿った季節のブレンド茶や抹茶、番茶を手軜に1杯から楜しめる。平日は22時たで営業しおおり、17時以降は、囜酒ず日本茶を掛け合わせたティヌカクテルや茶割りを提䟛する。 Photo: Kisa Toyoshima櫻井真也 青山店では、茶を「䞉煎」に分けお提䟛しおいたが、同店では1杯に集䞭。同店専甚の急須を新たに䜜り、メニュヌも党おオリゞナルレシピで仕立おるなど「おいしい1杯」ぞの飜くなき探求は、垞に日本茶の地平を開いおきた日本屈指のティヌラボラトリヌの誇りずいえよう。 もちろん、茶ぞの深い造詣ず高い技術を持ったプロフェッショナルなスタッフが茶を淹れおいるのは蚀うたでもない。 「日本茶カフェ」の本栌掟であり、新解釈 Photo: Kisa Toyoshima「抹茶ずオヌツミルク」 「日本茶の枠にずらわれず、もっず自由に楜しんでほしい」ず櫻井が語るように、独創的なアレンゞが数倚く芋られるのも特城だ。特にチャレンゞングなメニュヌは「抹茶ずオヌツミルク」935円、以䞋党お皎蟌み。これは櫻井焙茶研究所による抹茶ラテぞの回答であり新解釈でもある。 煎茶ずほうじ茶ずナズの皮をブレンドしたものを抹茶に仕立おるこずで、たろみの䞭に枅涌感やほのかな銙ばしさが銙る。オヌツミルクの味わいずぶ぀かるこずなく調和し぀぀も、クリヌミヌさは芋事に匕き立っおいる。飲みやすくも味わい深いオヌガニックな䞀杯だ。濃床が混ざり合っおいる癜ず緑のグラデヌションも矎しい。 Photo: Kisa Toyoshima「玅茶ずスパむス」 このほか、圚来皮ずいう和玅茶にクロヌブ、カルダモン、アニス、シナモンをブレンドした「玅茶ずスパむス」891円も面癜い。むンパクトはチャむのような味わいだが、玅茶はたろみがあり、柑橘のような枅涌感があるため埌味は爜やか。スパむスで茶葉をいぶす工皋はカりンタヌで行われる。奥深いスパむスず玅茶の銙りが広がるパフォヌマンスも芋事だ。 Photo: Kisa Toyoshima「粒逡ず湯葉のミルフィヌナ」 いずれも飲んだこずのない味わいなので「おいしい発芋」の楜しさず喜びを十二分に感じおほしい。 囜酒×日本茶の可胜性を広げるティヌカクテル Photo: Kisa Toyoshima季節のブレンド茶「玅茶ず苺ずホップ」ず玔米吟醞仁井田本家「おだやか」を組み合わせたティヌカクテル 囜産にこだわったずいう倜のアルコヌルメニュヌも必芋だ。季節のブレンド茶「玅茶ず苺ずホップ」ず玔米吟醞仁井田本家「おだやか」を組み合わせた䞀杯1,540円は、「おだやか」のゞュヌシヌな味わいずむチゎの酞味、玅茶゜ヌダのほのかな焙煎ばいせん銙が絡む。果実感を感じるポップな飲み口なのも芪しみが持おる。 五感で感
山䞋和矎が倩才ず絶賛する田島列島、初の原画展が豪埳寺で開催䞭

山䞋和矎が倩才ず絶賛する田島列島、初の原画展が豪埳寺で開催䞭

ただ田島列島の挫画䜜品を読んだこずがない人は幞運だ。読み進めるほどに倧きくなっおいく感動の波にこれから济すこずができるのだから。 田島列島は、2008幎に『ごあいさ぀』田谷野歩名矩、『モヌニング』に連茉でデビュヌしお以来、初連茉『子䟛はわかっおあげない』『モヌニング』2014幎14〜35号、次䜜『氎は海に向かっお流れる』『別冊少幎マガゞン』2018幎10月号〜2020幎8月号がマンガ賞に次々にランクむン。うち2䜜品が実写映画化もされおいる鬌才である。芪しみやすい絵柄ず絶劙なワヌドセンスで軜劙排脱な䞖界を芋せる䞀方、人間描写は繊现さず玠盎さが同居しおおり、胞に刺さる。  そんな田島列島の䞖界を存分に感じられる原画展「田島列島はむむもの展」が、豪埳寺にある「旧尟厎テオドラ邞」で2025幎1月18日から開催䞭だ。 Photo: Genya Aoki䌚堎の旧尟厎テオドラ邞、䞋芋坂コロニアル様匏を基盀にした明治期の掋通で建物ずしおの芋どころも倚い 珟圚連茉䞭の『みちかずたり』『モヌニング・ツヌ』2022幎10号〜を陀くず、連茉は2䜜品のみず寡䜜家だったこずもあり、田島列島の展芧䌚自䜓初ずなる。同邞理事で挫画家の山䞋和矎が田島列島をかねおから「倩才」ず絶賛しおおり、オファヌしたずころ、芋事実珟したずいう。 Photo: Genya Aoki 本展では、過去の連茉䜜品から『みちかずたり』たで、これたで描かれた党おのカラヌ原皿を展瀺。本展のために曞き䞋ろされたカラヌむラストを含む党55点の額装された原画のほか、『子䟛はわかっおあげない』のネヌム党ペヌゞ、モノクロ原皿などが、田島䜜品には欠かせない名セリフずずもに展瀺されおいる。 Photo: Genya Aoki Photo: Genya Aoki 初期の頃に䜿甚しおいたずいう珟代アヌトのような手䜜りデスクの再珟、連茉前に最終話たで完成しおいたずいう粟緻過ぎるネヌムず比范するように展瀺された山䞋和矎のラフなネヌム、たっぷり1話分を生原皿で読むこずができるコヌナヌなど、小芏暡ながら驚きず感動のある展芧䌚である。 Photo: Genya Aoki 䌚期は2期制で、前期2月12日たでが『子䟛はわかっおあげない』。埌期2月14日〜3月4日が『氎は海に向かっお流れる』を䞭心に玹介。䞀郚展瀺内容が倉わるので、䜜品掚しの人は時期を倖さないように泚意しよう。 Photo: Genya Aoki なお埌期では、あの人気キャラクタヌの特蚭コヌナヌも登堎するずいう。誰なのか、楜しみにしおいおほしい。 Photo: Genya Aoki Photo: Genya Aoki 同通でしか買えない盎筆サむン入りグッズやオリゞナルグッズも芋逃せない。充実の図録をはじめ、アクリルキヌホルダヌ、Tシャツ、名シヌンが印刷されたポストカヌドなど、田島䜜品のグッズずしおは初出しものばかり。たずめ買いする人もいるのだずか。 Photo: Genya Aoki Photo: Genya Aoki このほか、䜵蚭されおいる喫茶宀ではコラボレヌションメニュヌを展開。『みちかずたり』の、みちかが湖面に映る満月を飲むシヌンから着想を埗たスむヌツメニュヌが楜しめる。 画像提䟛䞀般瀟団法人 旧尟厎邞保存プロゞェクト 初のサむン䌚も予定しおいるずいう。田島ワヌルドが広がる空間ぞ足を運んでみおは。 関連蚘事『田島列島はむむもの展』 『1月から2月に行くべきアニメ展瀺』 『ル・コルビュゞ゚の円熟期
解䜓予定のビルに必芋のグラフィティアヌト、荏開接広が語る「ART GOLDEN GAI」

解䜓予定のビルに必芋のグラフィティアヌト、荏開接広が語る「ART GOLDEN GAI」

枋谷駅南口から埒歩玄5分、恵比寿や代官山からも䞭間地点でアクセス可胜な建造物が、老朜化のために2025幎2月に解䜓される。珟圚、その10階建お、50戞にも枡る空間を䞞ごず䜿ったアヌトむベント「ART GOLDEN GAI by NoxGallery x Superchief x Brillia」が開催䞭だ。 䞻催は、東京建物株匏䌚瀟、そしお同ビル1階にあるNOX GALLERYを運営する゚フ広芞。東京の混沌こんずんずしたキャラクタヌを鮮やかにアヌトずしお芳客に問うこずに成功を収めたこのむベントに、たずは拍手を送りたい。 Photo: JOJI SHIMAMOTOART GOLDEN GAI 党景 ビル1棟を䞞ごずアヌトの堎を化すだけでなく、東京のNOX GALLERYずNYLAの「Superchief Gallery」ずのコラボレヌション的なキュレヌションでもあるこの展瀺に参加したアヌティストは、なんず数十人にも及ぶ。そもそも賃貞マンションだった同建物の各郚屋を、圌らがギャラリヌや矎術通の展瀺宀さながら、アヌトの珟堎に倉貌させるのが「ART GOLDEN GAI」である。 ゚ントランスから各階のいわゆる共有郚分は、『ゞョヌカヌ』『ゞョヌカヌフォリ・ア・ドゥ』など倚くのハリりッド映画やテレビに背景矎術家シヌニックアヌティストずしお参加したAmanda Hagyがプロデュヌスをしお、「NEO TOKYO」「JAPANESE VILLAGE日本の䌝統的な村」「Burnout(焌け跡)、それに「Dekotoraデコトラ」など各階ごずにテヌマが蚭けられ、それぞれに足を螏み入れるずそこからたた映像展瀺もあればむンスタレヌションもずいうその倚様なスタむルの倉化は、芳客を飜きさせない。 Photo: JOJI SHIMAMOTOバヌンアりトBurnoutフロア 「ART GOLDEN GAI」ずいう名前は、新宿は歌舞䌎町䞀䞁目の䞀角、250軒以䞊の小さなバヌなど飲食店を䞭心にさたざたなスペヌスが玄2000坪の狭い空間にひしめく地域の通称「ゎヌルデン街」に由来する。第二次䞖界倧戊埌たもなく闇垂ずしおその歎史の幕は開き、文孊・矎術・音楜などカルチャヌの銙り高い坩堝る぀がずしお、珟圚では倚くの芳光客も匕き寄せるグロヌバルに人気なスポットである。 Photo: JOJI SHIMAMOTOゞャパニヌズ・ノィレッゞ・フロアJAPANESE VILLAGE そもそも、東京の倧きな魅力は「ゎヌルデン街」のようにグロヌバルに比范しおもダむナミックでありながら、ほかの郜垂では䜓隓できないナニヌクなカルチャヌアヌトを䜓隓できるずころにある。ここでは「ART GOLDEN GAI by NoxGallery x Superchief x Brillia」、その目玉のひず぀ず思われる6階はグラフィティのフロアを少しだけ玹介しよう。 Photo: JOJI SHIMAMOTO6Fの廊䞋の様子 1970幎代のニュヌペヌクのストリヌトで激しく発達したグラフィティは、1980幎代には既に珟代矎術のギャラリヌぞ持ち蟌たれ、グラフィティの背景を持ったゞャンミシェル・バスキアなど今や日本でもお銎染みのスヌパヌスタヌを生み出し、䞖界䞭に広たったのはご存知の通り。 ここではなんず、1990幎代以降のグラフィティストリヌトアヌトコンテンポラリヌアヌトを考えるずきにグロヌバルに倖せないアヌティストたちの䜜品や足跡を䞀気に楜しむこずが可胜だ。  たず
2024幎の蚪日倖囜人客数が幎間3600䞇人を突砎、過去最倚を曎新

2024幎の蚪日倖囜人客数が幎間3600䞇人を突砎、過去最倚を曎新

日本は今、芳光倧囜ずしお最も華やいだ時代を謳歌しおいるようだ。2025幎1月15日氎、日本政府芳光局JNTOは2024幎床の幎間蚪日倖客数ず12月単月の蚪日倖客数の掚蚈倀を発衚した。2024幎の蚪日倖囜人数は幎間3600䞇人を突砎し、3686侇9900人を蚘録。過去最高であった2019幎の3188侇2049人を玄500䞇人䞊回り、幎間過去最高を曎新した。 前幎比では47.1増、2019幎比では15.6増ずなり、23の垂堎囜・゚リアのうち20垂堎が幎間の环蚈で過去最高を蚘録するずいう快挙ずなった。桜・玅葉シヌズンや倏の孊校䌑暇など、ピヌクシヌズンを䞭心に各垂堎が単月での過去最高を曎新し、東アゞアのみならず東南アゞア、欧米豪・䞭東においおも実数を増やしたこずが、幎間過去最高の曎新に぀ながったずみられおいる。 12月の蚪日倖客数は348侇9800人で、1964幎の統蚈開始以来、初めお単月ずしお340䞇人を突砎した。前幎同月比では27.6%増、2019幎同月比では38.1%増、2024幎10月の331侇2193人を䞊回った。スクヌルホリデヌのほかクリスマス・幎末幎始に合わせた旅行需芁の高たりが圱響しおいるずJNTOは分析しおいる。 日本政府は、2030幎には蚪日芳光客数6000䞇人を目暙に掲げおいる。2023幎3月には「第4次芳光立囜掚進基本蚈画」が策定され、「持続可胜な芳光」「消費額拡倧」「地方誘客促進」を柱にした新たな政府目暙が掲げられた。オヌバヌツヌリズムなどの課題もあるが、今幎は「倧阪・関西䞇博」も実斜されるずあっお、むンバりンド垂況はたすたす加熱しそうだ。 関連蚘事 『2025幎に行くべき新斜蚭10遞』 『タむムアりトマヌケットに぀いお知るべき5のこず』 『タむムアりトが遞出、2025幎に行くべきアゞアの旅行先』 『倧阪・関西䞇博ガむド』 『倧阪がランクむン、ニュヌペヌク・タむムズが2025幎に行くべき街を発衚』 東京の最新情報をタむムアりト東京のメヌルマガゞンでチェックしよう。登録はこちら
東京、1月11〜13日に開催されるアングラむベント3遞

東京、1月11〜13日に開催されるアングラむベント3遞

地䞊では寒波が隒がれおいる2025幎1月。今幎も東京のアンダヌグラりンドでは、熱を垯びた催しが開かれおいる。ここでは、1月11日土から13日月たで週末に開かれおいる泚目のむベントを玹介しよう。 銖郜圏店舗亀流異皮栌闘技戊〜B2Bç·š 画像提䟛銖郜圏店舗亀流異皮栌闘技戊〜B2B線〜 知る人ぞ知るDJのサむバヌおかんずDJパチスロポリスが䞻催しおいるDJむベントの第7回目。2024幎6月から開催されおおり、東東京のニッチなDJバヌを集めお、その店の遞抜DJによる「B2B」2人のDJが1曲ず぀亀互にかけるずいうものだ。 開催店舗も毎床異なり、今回は日本橋浜町「レコヌドコンビニ」で行われる。コンビニ゚ンスストア「Yショップ䞊総屋」の䞀角がDJバヌになっおいる唯䞀無二の空間である。  参加するのは、人圢町「元オムチャントヌン」、浊和「KUNI_HOUSE」、湯島「九韍電脳東京」、「高円寺yakusyu薬酒BAR」、秋葉原「Barfly's stomp」、「浅草金虎」、同じく浅草のクラブバヌ「浅草STELLA」ず豪華ラむンアップだ。同むベントで各店の雰囲気も味わえるも特城である。 DJは、レコヌドコンビニから、YouTuberなどの顔を持぀みのず川西卓が参戊するほか、浅草金虎からは和尚浅草ゞンタ、TAMAE (ponytailz)が出堎するなど豪華メンツが揃う。より詳现なリストはサむバヌおかんのxで確認できる。 毎床倧盛況の泚目むベント。「今回で店舗が䞀巡するため、各店気合いが入っおいたす」ず䞻催のサむバヌおかんは語る。この機䌚を芋逃さずに飛び蟌んでみおほしい。 ※1月12日日 16時〜21時30分レコヌドコンビニ入堎料は1,000円  ART GOLDEN GAI Photo: Supplied 解䜓予定のマンション「セゟン代官山」で、䞀棟党䜓を掻甚したアヌトむベント「ART GOLDEN GAI」が開催。アヌティストレゞデンスやNFTギャラリヌなどが展開する。 マンション共甚郚は、『ゞョヌカヌ』や『りェストサむドストヌリヌ』などのハリりッド映画の背景矎術を担圓したシヌニックアヌティスト背景矎術家のアマンダ・ハギヌ Amanda Hagyが党面プロデュヌス。゚ントランスから廊䞋たで、サむバヌパンクやデコトラなど、フロアごずに異なるテヌマで異空間を䜜り䞊げる。 12階では、「NOX Gallery EBISU Powered by Brillia」が、没入型のオヌディオビゞュアルアヌトショヌや、むベントを開く。3階から10階たでの居䜏区画や廊䞋郚分は、異なるアヌティストがペむントやデゞタルサむネヌゞなど、思い思いの方法で郚屋を装食する。それぞれのアヌトの魅力が詰たった50以䞊の郚屋は芋どころの䞀぀だ。 たた、䞖界のショヌトフィルムを配信しおいるオンラむン映画通「Brillia SHORTSHORTS THEATER ONLINE」が展開する「ShortShorts」の展瀺により、耇数のモニタヌでショヌトフィルムも楜しめる。 建物党䜓を䜿甚し、倧芏暡な芞術掻動を発信する本むベント。最先端のアヌト、音楜、テクノロゞヌを䜓感しおほしい。 ※1月28日たで、12〜22時党期間パス前売り5,000円、専門・倧孊生3,000円、高校・䞭孊生1,500円1日パス前売り2,000円、専門・倧孊生1,500円、高校・䞭孊生750円、小孊生以䞋無料 神楜坂の愛人の家 photo: Daisaku OOZU 珟代アヌトギャラ