Genya Aoki

Genya Aoki

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Audio-visual art exhibition Eternal Art Space is up and running in Shibuya

Audio-visual art exhibition Eternal Art Space is up and running in Shibuya

There are moments when sight and sound give us new insights into our consciousness. The audio-visual art exhibition ‘Eternal Art Space’, where you can experience such perceptual revelations, is being held in Shibuya until November 24. Shibuya Hikarie Hall B will host screenings of three immersive installations by Spime.Im + Akasha, a leading Italian art collective, and artist Ryoichi Kurokawa. Read on to find out what’s in store in each of the works.  
Park Regis by Prince Singaporeに泊まるべき5つの理由

Park Regis by Prince Singaporeに泊まるべき5つの理由

シンガポールの中心部に位置する「パーク レジス バイ プリンス シンガポール(Park Regis by Prince Singapore)」が、西武プリンスホテルズ&リゾーツの傘下に入り、大規模な客室改装を経て、2024年9月3日に正式にリブランドオープンを果たした。 同社のビジョンである「ゲストを中心とした未来」の実現に向け、新たなブランドアイデンティティーを確立した、エキサイティングで今一番ホットな同ホテル。泊まるべき5つの理由を紹介しよう。
日本の有権者にもできる、アメリカの同性婚と政治について知っておくべきこと

日本の有権者にもできる、アメリカの同性婚と政治について知っておくべきこと

タイムアウト東京 > LGBTQ+  > カイザー雪の「Pride of the world #2」 2024年11月から、東京都世田谷区と中野区の住民票に同性カップルも続柄が事実婚の異性カップルと同様に記せると公表され、話題を呼んだ。 日本・アメリカ・スイスの3拠点で生活し、通訳や執筆などの仕事をしているカイザー雪が、6回にわたって世界のリアルなLGBTQ+事情を伝える「Pride of the world」シリーズ(第一回はこちら)。第2回は、そうした流れを汲み、今回、2019年から国内で結婚の平等(いわゆる同性婚)を応援する公益社団法人「マリッジ・フォー・オール・ジャパン」(以下MFAJ)の理事を務める弁護士の上杉崇子と、サンフランシスコでLGBTQ+の家族の移民問題に取り組んできたレズビアンカップル、キャシー・ドラスキーとヴィッキー・フォレストにインタビューを行った。 それぞれに、日本とアメリカの現状や同性婚とパートナーシップ制度の違い、直面してきた困難、サンフランシスコの魅力などについて話を聞いた。 Photograph: Shutterstock 結婚の義務と権利が一つも得られていない 2015年に東京の渋谷区と世田谷区で同性パートナーシップが結べるようになってから、現在では国内の人口カバー率でみると85パーセント以上もの地区が実施している。当事者にとっても大きなターニングポイントとなったが、MFAJの団体をはじめ、多くが同性婚を渇望しているのも事実。ではどうして同性パートナーシップ制度では不十分なのだろうか?  「導入は画期的なことで、日本もこの10年間で大きく変わったのですが、端的にいうと、同制度では結婚に伴う法的な義務と権利が一つも得られていないんですね。結婚制度を改正する権限は国だけが持っているので、国が動かない限り、自治体だけでは限界があるんです。たとえば遺産相続の権利、子どもの親権、カップルの扶養義務、国際カップルの外国人の在留ビザなどは、法的保護がなく、極めて不十分です。とても深刻な問題なんです」と、上杉は語る。 画像提供:キャシー・ドラスキー「平等は幸せにさせてくれる」 世論調査では、過半数が同性婚に賛成 そんななか、同性カップルが結婚できないことは憲法違反だと、2019年に札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の五か所の裁判所に歴史的な訴訟が起こされた。「大阪以外の裁判所で、同性カップルについて結婚を認めず、結婚に代わる措置を一切用意していない現行法を違憲ないし違憲状態とする判決が出たんです。訴訟を通じて性的マイノリティーについての報道も格段に増えました。 その意味で、世論を喚起させる面でも有意義なアクションだと思います。 最近の調査によると、日本に住む人の過半数以上が同性婚に賛成しています。そういった社会や時代の変化を見れば、本当は今すぐにでも同性婚の法制化が実現されるべきです。ただ日本の場合、いわゆる「伝統的な家族観」をとても重視している一部の政治家が政権に強い影響力をを持ち、その人たちが同性婚に断固反対している。それも一つの要因となり、国会での議論がなかなか進展しないのだと思います。 選択的夫婦別姓制度も同様ですね。とはいえ、国民世論がものすごく高まれば、政治家も無視できなくなるはずです。また、世論の動きを裁判所も注目しています。ですから、世論の盛り上がりは本当に重要なのです」。 画像提供:キャシー・ドラスキー2013年、同性婚を禁止していたDOMA法が廃止されたとき、多くの人が祝福の声をあげた アメリカが
Discover Noto Tour delves into the post-earthquake recovery of Wajima lacquerware

Discover Noto Tour delves into the post-earthquake recovery of Wajima lacquerware

On August 30 2024, almost eight months after a destructive earthquake struck the Noto Peninsula in Ishikawa prefecture, the Discover Noto Tour was held in the disaster-affected area. The first post-earthquake tour of the peninsula to be attended by visitors from abroad, it saw eight business executives from countries including Spain and the UK visit the city of Wajima, the production centre of Wajima-nuri lacquerware. Participants had the opportunity to interact with craftspeople who overcame the disaster and are now trying to revive their craft. Photo : Keisuke Tanigawa The tour was guided by Kodai Taya of the long-established Wajima lacquerware company Taya Lacquerware Store. Included in the programme were a sake tasting in the shop's gallery and a demonstration of chinkin, a technique where gold is delicately sunken into a lacquered surface to create intricate patterns. During the live demonstration, guests were able to witness the craftsmanship involved in carving fine lines on the surface of a piece of lacquerware with a chisel and rubbing gold powder and other materials into the item.  Photo : Keisuke Tanigawa輪島 未来工房 mira-co. Participants viewed Wajima lacquerware works inside Wajima Mirai Kobo Mira-co., a multifunctional trailer house operated by the Taya Lacquerware Store that includes a workshop, exhibition gallery and accommodation, while the demonstration by craftsmen was held at an adjacent car dealership, whose walls are decorated with Wajima lacquer panels.
創業200年、田谷漆器店の田谷昂大が案内する「ディスカバー能登ツアー」レポート

創業200年、田谷漆器店の田谷昂大が案内する「ディスカバー能登ツアー」レポート

2024年8月30日、石川県能登半島で発生した地震から約8カ月が経過した。この日、外国人が参加する被災地ツアーとしては初の試みとなる「ディスカバー能登ツアー」が開催。スペインやイギリスなど企業の経営者ら8人が参加し、日本を代表する漆器「輪島塗」の産地として知られる石川県輪島市を訪問。震災を乗り越え再起を図る職人たちの姿を見学した。 Photo : Keisuke Tanigawa ツアーは輪島塗の老舗企業「田谷漆器店」の代表を務める田谷昂大が案内役を務め、同店のギャラリーでは、同店の器で日本酒の飲み比べなどを行ったほか、沈金と呼ばれる技法を披露。漆器の表面にノミで細かい線を彫り、金粉などを擦りこみ美しい模様を表現する職人技に客たちは嘆息を漏らしていた。 Photo : Keisuke Tanigawa輪島 未来工房 mira-co. 田谷漆器店が運営する作業場や展示ギャラリー、宿泊などができる多機能トレーラーハウス「輪島 未来工房 mira-co.」内で作品を見学したほか、輪島塗のパネルが壁面に施されたギャラリーに隣接するカーディーラーの中で職人による実演が行われた。 Photo : Keisuke Tanigawa 重要無形文化財・輪島塗の伝統と革新 田谷漆器店は200年以上の歴史を持つ老舗だが、震災で事務所棟・工場が全壊、さらに同年にオープンを目前に控えていたギャラリーが大火事で焼失という大きな被害を受けた。 ツアー中は、同店の代表を務める田谷昂大が、震災後の困難な状況にもかかわらず、輪島塗の伝統を守りながら革新を続ける姿勢や被災直後の様子などさまざまなことを語ってくれた。 Photo : Keisuke Tanigawa 「用いる技術は伝統的なままずっと変わっていません。その技術を採用する商品が、新しいものに変わっていったりしています」と田谷。輪島塗は、その製造工程の厳格さから国の重要無形文化財に指定されている。この伝統と革新のバランスこそが、輪島塗の未来を支える鍵となっているようだ。 輪島塗が重要無形文化財に指定された背景には、その独特の製造工程がある。輪島塗の製造は木地、下地、上塗、呂色、加飾の蒔絵、沈金など、124の工程に分かれており、それぞれに専門の職人が携わるという。 「例えば、下地作りには珪藻土を使います。これは能登の地質が生み出した独特の素材で、輪島塗の強度の源です」と田谷は説明する。珪藻土は何層にも重ねて塗られ、それぞれの層で粒子の大きさが異なる。これにより、微細な隙間まで埋め尽くされ、驚異的な強度が生まれる。さらに、漆の塗りについても厳格な基準があるという。この徹底したこだわりが、輪島塗をほかの漆器と一線を画す存在にしている。実際、日本の伝統工芸品の中で、国の重要無形文化財指定を受けているのは、輪島塗と津軽塗のみだ。 「輪島塗の技術は、誰が作っても同じ品質になるよう厳格に規定されています。これは一見、創造性を制限するように思えるかもしれませんが、実はこの厳格さこそが、震災後の復興を支える力になっているんです」と田谷は語る。 Photo : Keisuke Tanigawa|田谷漆器店の代表を務める田谷昂大 震災で工房を失った職人たちも、この厳格な基準があるからこそ、ほかの工房で作業を続けることができる。この特性が、産地全体での協力を可能にしているのだ。すでに製造量に関しては震災前と変わらない程度まで回復したという。 しかし、伝統を守るだけでは未来は開けない。田谷漆器店では、伝統的な技法を守りつつ、現代の
チームラボでしか実感できない3のこと

チームラボでしか実感できない3のこと

タイムアウト東京 > アート&カルチャー > チームラボでしか実感できない3のこと 「麻布台ヒルズ」に2024年2月に移転オープンした「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」は、世界の著名人が日本を訪れたら足を運ぶスポットである。一体なぜそこまで世界の人々の引きつけるのか。 タイムアウト東京ではこの疑問の答えを得るため、知られざる魅力に迫り、ディープに楽しむための記事を過去に作成。館内に訪れた人から産まれる蝶(チョウ)や、作品を横断して飛び回る烏(カラス)を追うことで見えてくる異なる視点を紹介した。 今回はその第2弾。インタラクティブな要素にフォーカスする。70を超える作品全てがインタラクティブなのだが、その中でも同アートコレクティブが掲げるテーマに即して、3つほど紹介してみよう。InstagramやTikTokで「映える」だけではない、非常に緻密で斬新なコンセプトを知ることで、さらにチームラボの作品が楽しめるだろう。 関連記事『チームラボボーダレスをディープに楽しむ7のこと』『意識や身体がリフレッシュされる感覚』
生命の尊重と自然との共生、輪島の漆芸作家・桐本滉平にインタビュー

生命の尊重と自然との共生、輪島の漆芸作家・桐本滉平にインタビュー

タイムアウト東京 > アート&カルチャー > 生命の尊重と自然との共生、輪島の漆芸作家・桐本滉平にインタビュー 能登半島の輪島で8世代にわたり漆に携わってきた家に生まれながら、独自の視点で漆芸の可能性を追求する作家、桐本滉平。2024年1月に発生した「能登半島地震」後初となる新作漆器展を「銀座 和光」の地階で2024年8月28日(水)まで実施。同展開催に当たり、その創作理念や作品に込めた思い、そして震災後の活動について話を聞いた。 根幹にあるのは「生命の尊重」 ー桐本さんの作品のテーマである「生命の尊重」について、どのような思いがあるのでしょうか。 「生命の尊重」は、私の作品制作における根幹となる考え方です。漆自体が木の樹液、つまり生命そのものであることを常に意識しています。 私が小さい頃から接してきた漆芸業界には、さまざまな課題があります。例えば過剰生産や薄利多売など、高度経済成長期の生産方法のまま作り続けてきた結果、企業の倒産や職人の失業など、ショッキングな出来事も目の当たりにしてきました。 そういった経験から、現在の業界の在り方へ疑問を持ち、同時にもっと物自体の個性や職人一人一人の個性、漆を使って作られたものの「生命」を尊重すべきではないだろうかと考えるようになったのです。 そのため、私は素材一つ一つに責任を持つことを心がけています。自分が生み出すものは、できる限り素材と自分の体だけで完成させ、愛着を持ち続けられるもの、責任を持てるもののみを制作し、販売するようにしているんです。 Photo: Akiko Toya「漆芸家 桐本滉平 新作漆器展」での作品 自然物から作られる常に唯一無二の作品  ー今回の展示では、海で拾った石や、果物から型を取った作品がありますね。この制作スタイルについてお聞かせください。 「脱活乾漆技法(だっかんかんしつぎほう)」と呼ばれる技法で、自然の石を使って型を取る手法は2020年ごろから始めました。従来の輪島塗の技法とは異なり、自然物から直接型を取ることで、一点一点が唯一無二の作品となります。 このスタイルは、私が師匠から学んだものを基に発展させたものです。元々は仏像制作に用いられた技法で、粘土で原型を作り、麻布を貼り固めた後に中を空洞にする方法です。 自分にとっての愛しい存在とは何か考えていく中で、この技法を用い、自然物を型として使うことに行き着きました。そして身近なもので愛しいと感じられたのが、私にとっては石でした。私が選ぶ石は、おわんにふさわしい形や均整の取れた形ではなく、純粋に愛しいと思える形の石です。人間が意図してできるものではない形に引かれるんです。 野菜や果物に関しても同様ですね。スーパーなどで野菜や果物を選ぶとき、誰もが無意識のうちに形で選択をしていると思うんです。この感覚は、普段はあまり意識しませんが、生きる上で忘れてはならない大切なものなんじゃないかなと。それを残しておくべきだと考え、2022年ごろから、野菜や果物でも型を取り始めました。 今では、何か食べ物を買ったりいただいたりすると、まず家族みんなが私にそれを見せてくれて「これ型取る?」と聞くのが日常になってしまいました(笑)。 型を取るだけなら数時間でできます。その後、漆がある程度固まった状態で型から取り出すんです。日頃食べるものを、食べる直前にほんの少しの時間をかけて型を取るという工程を入れることで、食材を買い過ぎることも、作品を作り過ぎることもありません。このリズムを大切にしています。 Photo: Akiko Toyo「漆芸家
普遍の熱帯音楽、Septeto Bunga Tropisの髙井汐人にインタビュー

普遍の熱帯音楽、Septeto Bunga Tropisの髙井汐人にインタビュー

タイムアウト東京 > アート&カルチャー > 普遍の熱帯音楽、Septeto Bunga Tropisの髙井汐人にインタビュー 菊地成孔が率いていたDC/PRGの元メンバー・髙井汐人。2010年の再結成時以来、活動終了までテナーとソプラノサックスを務め続けた男である。菊地をして「天才」と言わしめた彼が主催する7人組のラテングループ・Septeto Bunga Tropisが先日、5年ぶりの新作となるセカンドアルバム『Kisah Tropis』を発売した。 熱帯における大海原や街の喧騒(けんそう)をイメージしつつ、中南米のグルーヴに限らない、まさにタイトルである「熱帯のストーリー」を表現した作品である。メンバーには中嶋錠二(ピアノ)、ヤマトヤスオ(ベース)、田中教順(ドラムス)、池宮ユンタ(パーカッション)といった髙井と同世代の面々に加え、中路英明(トロンボーン)と大儀見元(パーカッション)という大ベテランまで参加する。 しかし、演奏スキルの高さと裏腹にメディアへの露出は少ない。音楽以外のことに興味が薄いのかもしれないが、もっとフォーカスされるべき存在であるはずだ。そんな気概を持って、新作のリリースライブを2024年8月27日(火)に控えるSepteto Bunga Tropis・髙井の初インタビューを届けよう。 大自然から大都会まで、音が物語る熱帯の情景 Photo: Septeto Bunga Tropis ー『Kisah Tropis』というタイトルについて教えてください。 髙井:「熱帯のストーリー」みたいな意味です。各曲も熱帯の大自然から大都会まで、いろいろなシーンにちなんだ情景を思い描けるような、情景描写的なタイトルを付けていきました。 とはいえ、特定のイメージはありません。例えば熱帯の暑かったり雑然とした感じ、あるいは自然があふれる感じなどのイメージを膨らませたり、誰かの思い出話を聞いてるように楽しんでもらえたらうれしいです。実際、自分もこれまで経験した情景から着想を得た曲もあるので。 ートロンボーンのテーマから始まる「Pantai Kosong(誰もいないタッチビ)」という曲が印象に残りました。この曲にも背景となる情景がありますか? 突然「伝統的なボレロと、ポップスっぽいリズムが同居した曲を作りたい」とひらめいて、こうなりました。与論島の車1台がギリギリ通れるとは言い切れないぐらいの農道みたいな道に入って、茂みをかき分けていくと横に長い大きな浜があるんですよ。しかも誰もいないんです。そこへ、親戚のおじいちゃんが連れていってくれた思い出。その場所がタイトルになりました。 今でも1人で行くんですけど、ほとんど誰にも会いません。そんな場所で何というか……人間のことを考えなくなるっていうか(笑)。自分と自然しかない貴重な時間です。多分おじいちゃんやほかに訪れた先人たちも、同じような気持ちだったんだろうなと。そんな思い出話をトロンボーンのメロディが語っているようなイメージが湧いたんです。 ーラテンミュージックというと中南米ですが、日本を連想しても問題はありませんか? 私もスペイン語圏ではなく、東南アジアで育ちました。でも、私たちの演奏はサルサやキューバ音楽で使われる語法を忠実に使いつつ、それ以外の西アフリカのリズムを使ったりもしているので、汎熱帯でパントロピカルなイメージを喚起できるとは思っています。 ーそのほかにコンセプトなどは? 新しいことを試しながらも、奇をてらった感じにはしたくなかったですね。あたかも元からどこかの土地に古くからあ
東京から日帰りで楽しめる、秋の花絶景スポット2024

東京から日帰りで楽しめる、秋の花絶景スポット2024

タイムアウト東京 > Things to do >東京から日帰りで楽しめる、秋の花絶景スポット2024 秋の訪れを感じられる9月は、連休もあり、旅行や外出には最適な時期だ。ここでは、東京から日帰りで行ける、コスモスやコキアなど秋に美しく咲き誇る花の名所や、この時期にしか見られない美しい絶景を紹介しよう。美しい日本の秋を堪能してほしい。 関連記事『秋に旅すべき美しい紅葉スポット8選』
生成AIは街づくりの何をスマートにしたのか、今糸島で起きていること

生成AIは街づくりの何をスマートにしたのか、今糸島で起きていること

2024年8月19日、東京プラザ表参道「ハラカド」3階の「Baby The Coffee Brew Club」で、一般社団法人 日本地域国際化推進機構が主催するトークイベント「NEXTOURISM イノベーションけもの道〜みんなで見つける新しい観光まちづくり〜」(以降「イノベーションけもの道」)の第1弾トークイベントが開催された。 日本地域国際化推進機構は、「NEXTOURISM(ネクスツーリズム)」を掲げ、新時代を見据えた観光の在り方を提言・推進していく目的で設立された一般社団法人である。 「イノベーションけもの道」シリーズは、全国で行われているイノベーティブな取り組みを共有し、その輪を広げくという試みの一つだ。 野生動物が本能的に作り出す「けもの道」になぞらえた概念であり、それは、誰かが意図的に設計したものではなく、人々の自然な行動や欲求に沿って徐々に形成される新しい道筋を表している。既存の枠組みにとらわれない斬新なアイデアが、まるで生き物のように自然に成長し、やがて社会に深く根付いていく。NEXTOURISMは、このような有機的で持続可能なイノベーションこそが、現代の観光や街づくりに不可欠だと考えている。 今回は、民間主導の新しい街づくりの形として注目を集めている福岡県糸島市の「サイエンスビレッジ構想(SVI)」のキーマンであるメタコード代表取締役・平野友康と、メタコード社を共同で運営しているディジティ・ミニミ代表取締役・竹中直純をゲストに迎え、「生成AIとまちづくり」をテーマにトークセッションを実施。実際に街づくりにどのように生成AI(人工知能)が生かせるのか、どんなことに注意しなければならないのかといったことが語られた。 Photo: Genya Aoki前田賢治 また、冒頭、NEXTOURISMの会員の活動報告として大成建設の前田賢治が登壇し、2030〜40年をめどに実施される首都高KK線の再生事業、および2024年5月に行われた高速道路を一般開放し、歩けるようにする「GINZA SKY WALK」という社会実証実験などの事例を紹介した。 関連記事『子どもの「将来の夢No.1」はプロンプトエンジニア? 生成AIを未来につなぐ大人たち』
猛暑を吹き飛ばすフリージャズ、「第4回Tokyo Beats & Brews」レポート

猛暑を吹き飛ばすフリージャズ、「第4回Tokyo Beats & Brews」レポート

タイムアウト東京 > カルチャー > 猛暑を吹き飛ばすフリージャズ―第4回Tokyo Beats & Brewsレポート 「真夏の夜の」という枕言葉に続く音楽はジャズしかない。現在進行形のジャズと酒にスポットを当てたイベント「Tokyo Beats & Brews」の第4回目が2024年8月8日、恵比寿「タイムアウトカフェ&ダイナー」で開催。この日は猛暑を吹き飛ばすアブストラクトな即興演奏が展開された。 関連記事『Tokyo Beats & Brews』  
憧れのDIVAはシュワルツネッガー、ドラァグキングのDerekが語る男らしさとは

憧れのDIVAはシュワルツネッガー、ドラァグキングのDerekが語る男らしさとは

タイムアウト東京 > LGBTQ+ > SEX:私の場合 > #18 ジェンダー規範の脱却に向けて、「反抗」と「パイオニア」の存在へ 国内最大級のドラァグクイーンショー「OPULENCE」。その演目の一つとして、新人ドラァグパフォーマーが競い合うコンテスト「Sparkle」で優勝を果たしたDerek Toro(デレク・トロ)は、「ドラァグキング」として活動するパフォーマーの一人だ。 ドラァグクイーン、ドラァグキングともに用いられる「ドラァグパフォーマンス」とは、ジェンダーの規範を曲げることを目的としたものである。一般的には、メイク、衣装、リップシンク、ダンスなどを通して、記号としてのジェンダー(社会一般的な男性・女性らしさ)を大げさに表現している。 ドラァグクイーンは大げさに女性らしさを表現するのに対し、ドラァグキングは男性的な表現をする。昨今メディアでドラァグクイーンの露出が増えつつある一方で、ドラァグキングの存在を知らない人は多いのではないだろうか。Derekが一般投票により優勝を勝ち取ったことは、日本のドラァグ界における歴史的快挙ともいえるだろう。 今回は、いまだ未知の存在であるドラァグキングについて知るべく、OPULENCEに出場したDerekにインタビューを実施。これを読めば、ドラァグキングとは何かという一端を知ることができるだろう。 関連記事『ドラァグクイーンショーを楽しむための5のこと』

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初出し情報オンパレード、スピッツ初の大規模展覧会が六本木で開催

初出し情報オンパレード、スピッツ初の大規模展覧会が六本木で開催

日本が誇るロックバンド、スピッツ。ライブを目にすれば、一人だけでは生まれ得ない素晴らしいものがあると実感するだろう。同バンドのリードボーカル・ギタリストの草野マサムネが紡ぐメロディーと詩は、紛れもなく天才的だが、三輪テツヤ(ギター)、田村明浩(ベース)、崎山龍男(ドラムス)の4人それぞれの癖のあるアレンジや、永遠の放課後のような独特の空気感もまた、このバンドの唯一無二の魅力なのだ。 撮影: Maho Korogi 2024年11月8日(金)から六本木の「東京シティビュー」で開催される、スピッツによる初の大規模展覧会「SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展~ Special Supporter マイナビ」では、そうした4人の等身大の姿や遊び心が、さながら「スピッツユニバース」となって広がっている。 同展覧会はアルバム『ひみつスタジオ』の全国ツアー『SPITZ JAMBOREE TOUR ’23-’24 “HIMITSU STUDIO”』に関する展示を中心に、8つのエリアに分かれて展開する。 まず欠かさずに聞いてほしいのは、スピッツメンバー本人が務める音声ガイドだ。4人がツアー当日を回想する裏話や貴重な思い出話も収録されており、初出し情報が満載な上に軽妙な掛け合いは、まさにこのバンドだけが持つ独特の雰囲気を存分に感じられるものだ。 エントランスを抜けるとアリーナツアーで実際に使われた高さ5メートル超の「イチゴ&プライヤー」や「スケートボード」といった巨大オブジェが登場する。当時はステージにつるされていたものを、そのまま持ち込んでいる。 Photo: Genya Aoki『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜 Special Supporter マイナビ』展示風景 東京シティビュー、2024-2025 続いて、ツアーステージの再現エリアでは、メンバーが実際に着用していた衣装、演奏していた楽器が楽しめる。 Photo: Genya Aoki楽屋再現エリア/『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜 Special Supporter マイナビ』展示風景 東京シティビュー、2024-2025 ある日のスピッツの楽屋を再現したエリアは本邦初公開だ。なぜかドラムスの崎山用に用意されたウォームアップギターやスピッツモデルの「鼻セレブ」などちゃめっ気たっぷり。ツアーに訪れた場所ごとに異なる「ご当地ステッカー」が貼られた衣装ケースなど、ファンなら込み上げるものがあるだろう。 Photo: Genya Aoki 目玉は、『SPITZ JAMBOREE TOUR ‘23-’24 “HIMITSU STUDIO”』での演奏シーンを4台の360度カメラで撮影した8K映像に没入できるVR体験である。PICO社の高性能VRゴーグル「pico neo 3 pro」とFOCAL社のプロ用ヘッドホン「Listen Professional」を装着し、新感覚のライブ体験が楽しめる。 ステージ上から観客を見下ろしたり、目の前に歌い上げる草野の見上げたりと圧巻の体験だ。サウンドミックスを数多くのスピッツ作品を手がける髙山徹が担当しているのも心強い。 Photo: Genya Aokiスピッツ秘宝館エリア/『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜 Special Supporter マイナビ』展示風景 東京シティビュー、2024-2025 Photo: Genya Aoki「モニャモニャ」/『SPITZ,NOW! 〜ロック大陸の物語展〜 S
日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録される意義とは?

日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録される意義とは?

日本酒や焼酎、泡盛といった日本の「伝統的酒造り」について、国連教育科学文化機関(UNESCO、以下ユネスコ)の評価機関は、無形文化遺産に登録することがふさわしいとする勧告を発表した。2024年12月2日(月)からパラグアイで開かれる政府間委員会で最終決定されれば、国内23件目の無形文化遺産の誕生となる。 500年以上前に原型が確立した日本の「伝統的酒造り」は、こうじ菌を使い、コメなどの原料を発酵させる日本古来の技術。異なる工程を1つの容器の中で同時並行して進行させる「並行複発酵」という世界でも珍しい製法で造られる。 杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)ら酒蔵の職人により、伝統的に手作業で、各地の風土や気候と深く結び付きながら伝承されてきた。製造される酒は儀式や祭礼行事などに使われ、いにしえから今日まで日本文化において欠かせない役割を担っている。 ところで、ユネスコ無形文化遺産に登録されると一体どんな意味や意義があるのか。実はよく分からない人もいるのではないだろうか。ここでは、元外交官で、諸外国との経済連携やユネスコの業務を通じた歴史文化・自然遺産に精通する専門家であるORIGINAL Inc.顧問の高橋政司に聞いてみた。 高橋政司(Photo: Kisa Toyoshima) 「世界遺産というと、まず思い浮かぶのは壮大なピラミッドや美しい歴史的建造物かもしれません。でも、ちょっと待ってください。世界遺産には『形のあるもの』だけではなく、『形のないもの』も登録されています。その形のないもの、つまり世界無形文化遺産とは一体何でしょうか?例えば、伝統舞踊、祭り、そしておばあちゃんから教わる秘伝のレシピなどもその候補に入ります。 『有形』と『無形』の違いは、単に形があるかないかだけではありません。有形は物理的な不動産、無形はその土地で人々が続けてきた行為や知恵、いわば生きた文化が登録されます。無形文化遺産の本質は、その文化を守り伝える人々がいてこそ成り立つことです。これは地元の祭りで太鼓を叩く若者たちがいてこそ、その祭りが存続するのと同じですね。国境なんて『そんなの関係ないよ』とばかりに超えていくのも、この無形文化遺産の特徴です。 さて、ユネスコの無形文化遺産登録にはいくつか条件があります。例えば、『その文化が世界中の人々にとって多様性や創造性を示しているか』や『ちゃんとその文化を守るための計画があるか』などです。しかし、無形文化遺産は有形のものと違って、時間が経つにつれてちょっとずつ変わっていくものです。新しい世代が『もっとこうしよう!』と、改良を加えることも。だから『守る』と言っても、石像をそのまま保存するのとはちょっと違う。変化も含めて守るのがこの保護の難しさであり面白さでもあります。 無形文化遺産は地域の人々が「大事にしよう」と思ってこそ、その価値が続いていくものなのです。ユネスコの登録によって、『これが、うちの文化なんだ!』と地域の誇りが生まれ、次世代にも引き継いでいこうとする気持ちが育つなら、それは素晴らしいことです。文化の保護と新しい活用、その絶妙なバランスを見つけるのが、我々の課題なのかもしれません」と高橋は語る。 これまで無形文化遺産には、国内では「山・鉾・屋台行事」や「和食」、2022年に加わった「風流踊」など22件が登録されている。「伝統的酒造り」が決定すれば、すでに世界的なムーブメントになっている日本酒をはじめ、焼酎や泡盛がさらに注目されることになるだろう。そこから世界に誇る地域の文化として成長し、その時代ごとに形を変えつつも、
「柱」が大空間で躍動、京橋の新ミュージアムで鬼滅の刃の展覧会が開催

「柱」が大空間で躍動、京橋の新ミュージアムで鬼滅の刃の展覧会が開催

面白い作品は脇役が魅力的、というのは限りなく普遍的な真実だ。その点において『鬼滅の刃』の柱たちほど的確な例はないだろう。何しろ、炎柱こと煉獄杏寿郎がメインのストーリーである『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』は、興行収入404億円をたたき出し、日本映画史上の全ての記録を塗り替えてしまったのだから。 さまざまな要因があるとはいえ、「煉獄さん」というキャラクターの良さを挙げないわけにはいかない。そしてそれは、ほかの8人の柱にも言えることである。 Photo: Kisa Toyoshima(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable 2024年11月2日(土)に、新たなクリエーションと出合える美術館「クリエーティブ ミュージアム トーキョー(CREATIVE MUSEUM TOKYO)」が、京橋の「トダ ビルディング(TODA BUILDING)」の6階に誕生する。アニメ、漫画、音楽などのポップカルチャーをはじめ現代アート、デザインなどの「作品」や「表現者」、さらにはそこに至る「プロセス」を大空間で体感できる新施設だ。 Photo: Kisa Toyoshima オープニングを飾るのは、アニメ『鬼滅の刃』の大規模展覧会「柱展 ーそして無限城へー」。同展覧会では、鬼殺隊最高位の剣士「柱」に初めてフォーカス。7つのエリアに分かれて展開し、9人の柱それぞれの個性や思いに迫る。 大空間を生かした原画の瀑布 Photo: Kisa Toyoshima(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable 中でも見どころは、約1000枚の原画で彼らの表情に迫る「柱―表情」エリアだ。1200平方メートル・天井高5メートルの大空間に、5年のアニメ放映の間に描かれたさまざまなシーンが壁一面を埋め尽くし、天井から幾重にも下がる垂幕にもびっしりとさまざまな相好が描かれている。アニメーションの世界で確かに意思と感情を持って息づく柱たちの姿を立体的に感じられることだろう。 Photo: Kisa Toyoshima(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable  さらに、「柱―躍動」エリアでは、動画の元になった連続するアクション原画を縦横無尽に展示することで「神作画」と名高いヌルヌル動くアクションシーンの根底にある表現・技法を躍動感たっぷりに鑑賞できる。こうした展示はまさに同館のコンセプトを色濃く打ち出した演出といえるだろう。 遊園地のようなアトラクション感に満ちた映像展示 Photo: Kisa Toyoshima(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable 「そして無限城へ」エリアでは、遊園地のアトラクションのような風や音を使った没入型の映像を駆使した演出が楽しめる。「柱稽古編」最終話の、産屋敷邸から無限城への落下シーンをプロジェクション、立体音響、ハプティクス(床振動)、風を組み合わせた最新技術で再現したもので、柱らとともに突入したかのような臨場感が感じられる。印象的な弦を弾く音や天地が反転するシーンの再現には、思わずドキドキしてしまうだろう。 Photo: Kisa Toyoshima(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable   Photo: Kisa Toyoshima(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable このほか、各柱の日輪刀の柄部分を再現した展示に触れたり、カードをかざして好みのキャラクターの名言ボイスを聞いたりとインタラクティブな楽しみも多い。 Ph
30年の集大成、原宿・表参道で「ケイタマルヤマ遊覧会」が開催

30年の集大成、原宿・表参道で「ケイタマルヤマ遊覧会」が開催

2024年で30周年を迎えた世界的ファッションブランド「KEITAMARUYAMA」による展示イベント「ケイタマルヤマ遊覧会」が、9月14日(土)から「表参道ヒルズ」と「ラフォーレ原宿」で同時開催される。 Photo: Miri Furukawa表参道ヒルズ会場 表参道ヒルズの地下3階の「スペース オー」は「FASHION」をテーマに、丸山の私物などを用いて忠実に再現されたアトリエコーナーから始まり、初公開となる1000種類以上のテキスタイルの原画や、クリエーションの変遷が垣間見えるデザインスケッチ、刺繍作品の数々が並ぶ。圧巻は、30年間で丸山が生み出したアーカイブ作品だ。デビューコレクションから現在まで、母から子へといったセカンドユースを意識したものなど、心を満たすさまざまな作品が放射線状に展示されている。 Photo: Miri Furukawaアトリエブース Photo: Miri Furukawa アーティストがどういった発想で発注し、どうやって形になっていくのかといった工程を明らかにし、そしてデザインが洋服になり、着た人の物語になる。そんな時空を超えたプロセスを感じさせる構成になっている。 Photo: Miri Furukawa ラフォーレ原宿の6階にある「ラフォーレミュージアム原宿」では、「COSTUME」をテーマに、数々のステージ衣装を紹介。ブランドのスタート以前から丸山が手がけているDREAMS COME TRUEのライブ衣装は見どころたっぷりだ。4年に1度開催する大規模ライブ「史上最強の移動遊園地」の1991年から2023年までの衣装はブランドや時代の変遷を感じる資料としても楽しめる。 Photo: Miri Furukawaラフォーレ原宿会場   また、浜崎あゆみのコスチュームは、2011年の紅白歌合戦で着用した純白の大ドレスなど印象的なものが揃う。乃木坂46のライブ衣装、映画『ヘルタースケルター』で、沢尻エリカ演じるトップモデルのりりこがまとっていた印象的な深紅のドレス、劇団四季の舞台やバレエの衣装といったバラエティー豊かなコレクションが並ぶ。 Photo: Genya Aoki デザイナーのもの作りへのこだわり、丁寧な手仕事で紡いできたブランドのフィロソフィーを体感しよう。 会期は、表参道ヒルズが9月23日(月・祝日)まで。ラフォーレ原宿が10月6日(日)までと異なるので注意してほしい。チケットは特設ウェブサイトで購入できる。 100のコラボレーションを1年間かけて展開 同イベントは、今年30周年を迎えた同ブランド「KEITAMARUYAMA」が1年をかけて、ファッションの持つ新たな可能性を伝えるため「街」「人」「コト」をつなげて100の景色を生み出すプロジェクト「丸山百景」の一環だ。 Photo: Miri Furukawaコラボレーショングッズ 同プロジェクトでは、さまざなブランドとのコラボレーションを展開しており、ラフォーレ原宿では、全館タイアップ企画を実施中だ。GR8 、GOODGLAS、HEIHEI、SHEEP、NANASAI(愛と狂気のマーケット) など多様な顔ぶれがラインアップしている。ぜひ合わせてのぞいてみてほしい。 Photo: Miri Furukawa さらにケイタマルヤマ遊覧会の期間中には、ラフォーレ原宿前に「マルヤマクレープ」が登場。パンダのビジュアルとマスカルポーネクリームが特徴的なオリジナルクレープ(850円、税込み)は見逃せない。このほか、フラワーショ
「漫画家・森薫と入江亜季 展」が11月2日から世田谷文学館で開催

「漫画家・森薫と入江亜季 展」が11月2日から世田谷文学館で開催

「漫画家・森薫と入江亜季 展 ―ペン先が描く緻密なる世界―」が2024年11月2日(土)から「世田谷文学館」で開催される。同時期にデビューし、『コミックビーム』『ハルタ』『青騎士』と同じ雑誌で連載を重ね、ともに成長してきた漫画家・森薫と入江亜季。アナログの手描きにこだわり続けるという共通点もあり、繊細な線で描かれるキャラクターやダイナミックさと精緻さを持ち合わせた背景など、力強く観るものの心に残る作品世界を創り上げてきた二人だ。 森薫『エマ』7巻扉絵/ⒸKaoru Mori ⒸKADOKAWA CORPORATION 同展では、原画とともに、同人誌時代の作品やイラストレーション作品、机周りや創作メモ、取材の様子など執筆の現場も紹介。物語の世界はもちろん、一枚の原稿が生まれる道程まで紹介する。 ©Kaoru Mori森薫 本展描き下ろし 森薫の代表作といえば、ビクトリア時代の身分を越えた恋物語を描いた『エマ』、細部まで描きこまれた中央アジアの風物と美しい花嫁たちが登場する『乙嫁語り』が挙げられる。いずれも異様なまでの描き込みと小道具や紋様一つに対してまで妥協を許さない情熱によって、まるでその場にいるかのように錯覚させる情景描写と、当時の時代背景を巧みに取り込んだ王道のロマンス展開で多くのファンを虜にしてきた。 ©Aki Irie入江亜季 本展描き下ろし 入江亜季の少女漫画的なタッチと端正なコマ割りによる「レトロモダンファンタジー」とでもいうべき世界観は、デビュー作である短編集『群青学舎』(2006年から連載)から確立しており、メルヘンから現代恋愛劇まで、独自の切り口とタッチで青春期の人々を描いた同作は、漫画ファンの中で瞬く間に認知され、入江亜季という才能を世に知らしめた。 入江亜季『乱と灰色の世界』第1話「ちいさな乱」/ⒸAki Irie ⒸKADOKAWA CORPORATION その後、キラキラと輝く魔法と少女の成長を描いた『乱と灰色の世界』、アイスランドの大自然のなかで消えた弟の行方を探る『北北西に曇と往け』と異なる世界観でファンを増やし、魅了し続けてきた。美しい線画と華麗なコマ割りやセリフが織りなす綾はドラマティックでファンタスティックな物語へと読者を誘う。 ⒸAki Irie ⒸKADOKAWA CORPORATION入江亜季『北北西に曇と往け』第1話「荒原の雲はすぐ過ぎる」 ファン必見のイベントというのはもちろん、同展をきっかけに日本の漫画界が誇る才能に触れてみてもいいだろう。『乙嫁語り』と『北北西に曇と往け』は現在も連載中。ぜひこの機会に本誌も読んでみては。 会期は2025年2月24日(月・祝)まで。チケットなどの詳細は、公式ウェブサイトをチェックしてほしい。 関連記事 『9月から10月に行くべきアニメ展示』 『見どころはコレクションそのもの、高橋龍太郎コレクション展が11月10日まで開催』 『美術館では初、昭和モダンのアーティスト・板谷梅樹の回顧展が六本木で開催』 『10年ぶりの国内個展、島袋道浩「音楽が聞こえてきた」が9月23日まで開催中』 『生命の尊重と自然との共生、輪島の漆芸作家・桐本滉平にインタビュー』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
浅草花やしきに宇宙人オーパーツ? 「不思議ムー園地」が期間限定で開幕

浅草花やしきに宇宙人オーパーツ? 「不思議ムー園地」が期間限定で開幕

日本最古の遊園地「浅草花やしき」とスーパーミステリー・マガジン「ムー」がコラボレーションしたイベント「不思議ムー園地 浅草花やしき」を2024年9月4日(水)~10月14日(月・祝)に開催する。 Photo:Miri Furukawa登壇者 花やしき 取締役 服部知博 月刊ムー 編集長 三上丈晴 宇宙人博物館 オーナー マリオ・イゲラ UFO(未確認飛行物体)、未確認動物、古代文明、超科学、スピリチュアルなど「怪しいこと」全般を対象に、独自の目線と仮説を提唱し、全世界のオカルトファンから愛され続けている「ムー」が今年で45周年を迎える。同イベントはコレオを記念して、170年を超える歴史を持つ浅草花やしきで、宇宙人遺産の鑑賞やさまざまな不思議体験が楽しめるイベントだ。 Photo:Miri Furukawa 目玉は、特別展示「ムー不思議博覧会 in 浅草花やしき」(入場料は別途500円、以下全て税込み)。2023年に公開された「宇宙人のミイラ」を本物の調査資料から完全再現したものをはじめ、ミステリー大国であるメキシコにある宇宙人博物館「アリステア」から特別に持ち込まれた宇宙人オーパーツなどが登場する。 Photo:Miri Furukawa 同館は宇宙人をテーマにした世界的に珍しい博物館で、オーナーであるマリオ・イゲラによる360点以上を誇るコレクションの中から、宇宙人の彫刻などUFOに関する貴重な宇宙資料が並ぶ。いずれも、日本へ移送しての公開は初めてのことだという。オープンニングセレモニーで登壇したイゲラは「この生の資料を自分の目でじっくり観察し、感じることで、自分の中の好奇心を湧き上がらせてください」とメッセージを寄せた。 このほか、未確認動物(UMA)を探し出す「ムー認定!UMA遭遇ラリー」の開催やフォトスポットを設置するほか、園内各地のミステリースポットも紹介。ふとした場所に潜んでいるかわいい「グレイ」 やツチノコなどを探せば、一層楽しめるだろう。 Photo:Miri Furukawaエスパー・小林によってパワースポット化された浅草花やしき屋上の「ブラ坊神社」 10月12日(土)には閉園後、ミステリーゲストと来場者が一体となって夜の花やしきにUFOを呼ぶ「不思議体験 ムー夜会 in 浅草花やしき」をはじめ、イベントも盛りだくさんだ。イベントは別途有料。詳細は特設ウェブページを確認してほしい。 画像提供:株式会社ワン・パブリッシング 浅草花やしきならではのグッズも見逃せない。グッズコーナーにある「不思議ムー園地 浅草花やしき」と表記されている商品は全て、浅草花やしきに長年勤めていたスタッフがデザインしたもの。同イベントオリジナルのTシャツやサコッシュのほか、ステッカー、アクリルキーホルダー、お守りなどのアイテムが揃う。ぜひこの機会に手に取ってみてほしい。 Photo:Miri Furukawa さらに、コラボレーション限定フードも提供。園内のドムドムバーガーでは「クラーケンバーガー」(950円)を販売するほか、UMAになぞられたどこか愛らしい商品が出現する。 Photo:Miri Furukawa ぜひこの機会に、ムーによって増強された「怪しさいっぱいの遊園地」を満喫してほしい。 関連記事 『不思議ムー園地 浅草花やしき』 『10年ぶりの国内個展、島袋道浩「音楽が聞こえてきた」が9月23日まで開催中』 『「ガスビル」の安井建築設計事務所が100周年イベントを東京・大阪で開催』 『美術館では初、昭和モダン
東京、9月に開催される注目のビールフェスティバル4選

東京、9月に開催される注目のビールフェスティバル4選

まだまだ止まらない猛暑。こんなときはビールフェスタに参加して、多彩なビールとフードで体をねぎらってみるのもいいだろう。ここでは、2024年9月に行われる品川・六本木・芝公園・幕張・横浜のイベントを紹介する。ぜひ参考にしてほしい。 画像提供:ベルギービールウィークエンド実行委員会 ベルギービールウィークエンド 「六本木ヒルズアリーナ」で71種類のベルギービールと絶品グルメが堪能できるイベントが開催。人気のホワイトビールやフルーツビールほか、ビール通好みのランビックビールやトラピストビールも登場する。 フードにはベルギー国民のソウルフードである「フリッツ」(フライドポテト)や、牛肉をビールで煮込んだ「カルボナード」など、異国情緒あふれるメニューも用意。ベルギービール体験がさらに充実すること間違いなしだ。 さらにベルギーのロックバンド「Triggerfinger」のボーカル、ルーベン・ブロック(Ruben Block)や、国内で活躍中のインストゥルメンタルバンドによるライブステージも実施。ベルギービールを片手に、心地よい音色に浸るのもいいだろう。 このほか、ベルギー人ナビゲーターによるトークショーやベルギーペア旅行が当たるキャンペーンなど、コンテンツが充実。入場は無料だが、飲食には専用グラスと、飲食用コインの購入が必要となる。 ※9月12〜16日 16〜22時(土・日は11〜21時、9月16日は11~20時)/L.O.は終了の30分前まで/入場は無料 画像提供:大江戸ビール祭り実行委員会 大江戸ビール祭り 日本全国から個性豊かなブルワリーが一堂に介す「大江戸ビール祭り」が「品川インターシティS&R棟前広場」で開催。秋田県のホップドッグブルーイング(HOPDOG BREWING)やオーストラリアビールのインポーターをはじめ、各週25店舗程度が出店する。 ここでしか味わえない限定ビールをはじめ、いろいろな味を少しずつ楽しめる飲み比べセットも用意。ブースのスタッフからビールの魅力やストーリーを直接聞き、クラフトビールの奥深さに触れてみるのもおすすめだ。さらにビールに合うフードも多数登場。自分だけのオリジナルのペアリングを探してみるのもいいだろう。 入場料は無料。事前予約やチケットも不要なので、誰でも気軽に参加できるのがうれしい。ビールの多様性に触れながら、秋の夜長を楽しんでみては。 ※9月19〜23日、25〜29日/17〜22時(土・日曜・祝日は12〜21時、23・29日は12~20時)/入場は無料 「オクトーバーフェストin芝公園 ~Spring~」 オクトーバーフェスト in 芝公園・御成門駅前(AUTUMN)/アーバンドック ららぽーと豊洲 ビールの本場であるドイツを感じるイベント「オクトーバーフェスト in 芝公園・御成門駅前(AUTUMN)」が、芝公園で開催。例年「レーベンブロイ」をはじめ、いろいろなドイツビールがラインアップする。中でも毎年秋に開催されるミュンヘンのオクトーバーフェストのために特別に醸造されたビール「「オクトーバーフェストビア」は見逃せない。 ダンベル型や巨大な3リットルのジョッキなど、さまざまなグラスやジョッキで飲めるのもうれしい。ソーセージやドイツのパン職人が作るブレッツェルをはじめ、本場のフードとともに楽しみたい。ドイツバンド「DIE KIRHICHDORFER®」のパフォーマンスも会場を盛り上げる。 また、今年は9月20日(金)~10月14日(月)に「ららぽーと豊洲」に会場を移し、10月11日(金)~10月
大阪・関西万博と同時、一大アート展「Study:大阪関西国際芸術祭2025」が開催

大阪・関西万博と同時、一大アート展「Study:大阪関西国際芸術祭2025」が開催

2025年、大阪が世界中の注目を集める6カ月間。「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の開催に合わせ、街全体がアートの舞台となる「Study:大阪関西国際芸術祭2025」が、2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで開催される。 画像提供:株式会社アートローグ安藤忠雄が美術館として建築、1994年に完成した「大阪文化館 天保山」 この芸術祭では、安藤忠雄建築の「大阪文化館 天保山」、黒川紀章建築の「大阪国際会議場」をはじめ、西成・船場・JR大阪駅エリアなど、大阪市内一帯がアートスポットに変貌し、国際的な芸術家たちの作品を展示する。 中でも注目は、大阪文化館・天保山で開催される「Reshaped Reality(仮)」展だ。ドイツの研究機関と共同で企画されたこの展示では、ハイパー・リアリスティック彫刻を通じて「人間とは何か」を問いかける。ジョージ・シーガル、パトリシア・ピッチニーニ、メル・ラモス、ロン・ミュエックなど、世界的に著名な芸術家の作品が集結する予定。彼らの驚くほどリアルな人体彫刻は、鑑賞者に強烈な視覚的体験をもたらすだろう。 また、大阪国際会議場では、日韓合同の国際アートフェア「Study × PLUS : Asia Art Fair」が7月21日(月・祝)から23日(水)まで開催される。最先端のデジタルアートから、現代美術、古美術まで、幅広いジャンルのアートが一堂に会する。ここでは、音楽とデジタルアートに包まれるようなイマーシブ空間でのショーをはじめ、人工知能(AI)やジェネラティブアートを駆使した新進気鋭の芸術家たちの作品が展示されるという。 画像提供:株式会社アートローグ釜ヶ崎芸術大学のアートに出会う日常に宿泊できる『Our Sweet Home』(森村泰昌×坂下範征) 西成エリアでは、地域に根ざしたアートプロジェクトが展開される。NPO法人ココルームを運営する釜ヶ崎芸術大学や、ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」が連携し、地域の歴史と現在を反映したユニークな作品群が街にあふれる。特に、美術家の森村泰昌と元・日雇い労働者の坂下範征によるコラボレーション作品「Our Sweet Home」は見逃せない。この作品は、釜ケ崎の日常をアートとして表現し、宿泊体験まで可能にするという画期的なプロジェクトになる予定だ。 画像提供:株式会社アートローグ同芸術祭vol3 の「ルクアイーレ」展示風景/野原邦彦作品『雲間』 さらに、JR西日本グループとの協力により、駅や関連施設でもアート作品が展示される予定。前回の芸術祭では、芸術家・野原邦彦の大規模インスタレーション作品『雲間』や、佐久間洋司監修による「拡張される音楽 Augmented Music」展が大きな反響を呼んだ。今回も同様に、日常の中でアートに出合える機会が増えそうだ。 芸術祭に先立ち、アートツーリズムの促進や、アフリカンアートの紹介プログラムなども計画されている。特にウスビ・サコがプロデュースするプログラムは見逃せない。 このほか、2024年10月には、カメルーン出身の現代美術家セルジュ・ムアングの「和フリカ ―第三の美意識を求めて―」展も京都で開催される。 同展は、大阪・関西万博と相まって、この地域を文化芸術の一大拠点として世界に発信する野心的なプロジェクトだ。半年にわたり、街全体がアートに包まれる大阪の姿は必見である。アートファンはもちろん、大阪の新しい魅力を発見したい人にもおすすめのイベントとなるだろう。 関連記事 『飛田新地など1
東池袋に優しくてキッチュな本と雑貨の店「BOOKS AND GOODS」が誕生

東池袋に優しくてキッチュな本と雑貨の店「BOOKS AND GOODS」が誕生

東池袋にある「イケ サンパーク」の目の前に、雑貨と書籍を扱うセレクトショップ「ブックス アンド グッズ(BOOKS AND GOODS)」がオープンした。同店は、オフィスビルを改装して生まれた日替わりポップアップスペース「ひがいけポンド」内に入居しており、8月は毎週月曜日、9月以降は月・火曜日に開店する。週末の営業も検討中だ。 Photo: Kisa Toyoshima森正祐紀(左)と伊藤彩良(右) 店主は、キャスティングプロデューサーで広告向けのキャスティング事業を行うキアズマ代表の森正祐紀と、デザイナーである妻の伊藤彩良の2人。森正が書籍、伊藤がグッズを担当している。「訪れてくれた人の暮らしに小さなときめきを与えられたら」と思いを語る。 Photo: Kisa Toyoshima ユーモラスなグッズの数々に思わず笑み 天井板を取り除いた開放的な店内では、アーティストのアディムが手がけたポップな壁画が目を引く。空間を生かした大きな照明や、カラフルな什器(じゅうき)で彩られた心弾む空間だ。こぢんまりとした店舗ながら、「ともだちはここにいるよ」と題された同店オリジナルキャラクターのキーホルダーなどクスッと笑えるアイテムが店内外にちりばめられている。 Photo: Kisa Toyoshima グッズは、伊藤が手がけた犬のイラストなどが印刷されたオリジナルTシャツやトートバッグ、キーホルダーなどのほか、伊藤自身がときめいたデザイナーやイラストレーターの商品が並ぶ。 アートディレクター兼デザイナーの中市哲(なかいち・さとる)がデザインしたコロンとしたボトルのアロマピローミストや、イラストレーターの正木ゆうひと大成紙器製作所がコラボレーションした筒形のぽち袋など遊び心あふれるアイテムが店内を彩る。小さなものは数百円から購入でき、いずれも1万円以下で買える手頃な価格なのもうれしい。 Photo: Kisa Toyoshima 生きづらさを和らげるヒントになる書籍たち 書籍は、新刊から中古、ZINEまで300冊程の人文系が揃う。新進気鋭の作家やエッセイストのものが中心で、評論や生きづらさを和らげるためのケアに役立つ哲学書、さらには育児関連本も充実している。今後は本業とリンクし、芸能関係の書籍も増やしていくという。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima レジ前には、夫婦で手作りしたという情報満載のフリーペーパーが置かれており、池袋エリアに長く住むクリエーターたちが選ぶ名店情報や街歩きマップが掲載されている。街歩きマップには、猫がよく出現するスポットなど、住民のみが知る情報が満載だ。 Photo: Kisa Toyoshima デザイナーやイラストレーターの展示販売をはじめ、ZINEを集めたブックフェア、親子で参加できるシルクスクリーンワークショップなど、さまざまなイベントの開催にも意欲的だ。尽きることのないアイデアに、今後の展開も見逃せない。 Photo: Kisa Toyoshima店外には、伊藤が手作りしたかわいいお守り入りのおみくじが引けるガチャポンも設置されている 「ひがいけポンド」は、建物内にあるキッチンやガレージを利用して誰もが気軽に自分の活動を街に向けて発信でき、魅力的な街づくりに向けた地域の人たちとの交流拠点となっている。 Photo: Kisa Toyoshima 「まちのインディーズ・レーベル」をコンセプトに、日常をポップに過ごすための活動を日々行う
東京、8月17・18日に開催される祭り3選

東京、8月17・18日に開催される祭り3選

誰もが心躍らずにはいられない、夏の祭り。本記事では、2024年8月17日(土)・18日(日)に開催される祭りを3つ紹介する。下北沢のライブ感抜群の阿波おどりや、みなとみらいの潮風薫る盆踊り、歌舞伎町の新感覚盆踊りをピックアップした。 雨天や小雨決行としている祭りを紹介するが、台風などの状況を見ながらくれぐれも気をつけて、熱い日本の夏を堪能しよう。 下北沢一番街阿波おどり 下北沢一番街阿波おどり 1966(昭和41)年に明治100年記念行事として始まった下北沢の夏の風物詩が、今年も実施。開催56回目を迎える今回は、地元の信用金庫などを含む全21の連(阿波おどりを踊る団体のこと)が下北沢一番街商店街を中心に集合する。太鼓や鐘のリズム、笛のメロディーとともに踊り歩く「流し踊り」が繰り広げられる。 下北沢特有の狭い路地が会場となっているため、踊り手と観客との距離が近いのも大きな特徴。目の前で披露されるパフォーマンスはライブ感が満載で迫力がある。 祭りに合わせて、商店街の各店舗が屋台を出店。台湾料理店「猫米(まおみい)」のルーロー飯をはじめ、多彩なグルメがそろう。熱気に包まれながら美食を味わい、お気に入りの店を探してみては。 ※8月17・18日(小雨決行)/18時30分〜20時30分/下北沢一番街商店街/参加は無料 画像提供:みなとみらい大盆踊り実行委員会 みなとみらい大盆踊り 横浜港を臨む「臨港パーク」のプラザ広場で行われる、昔ながらの夏祭り。メインとなるのは本格的なやぐらを囲んで踊る盆踊りだ。横浜市歌をアレンジした「よこはまアラメヤ音頭」や、子どもに人気のアニメ音頭などに合わせて踊りを楽しむ。地元の文化協会の踊り手による振り付けのサポートもあるので、初心者でも安心して参加できるだろう。 売店ゾーンには10数台のキッチンカーが集結。焼きそばやタコスをはじめ、横浜の牧場「オーガスタミルクファーム」のソフトクリームなど地元ならではのグルメも多数ラインアップする。 さらに横浜F・マリノスほか5つのプロスポーツチームによる「スポーツパーク」が登場。キックターゲットやストラックアウトなどアクティビティが体験できる。このほか、打ち水体験やダンスパフォーマンスなどさまざまなプログラムを用意。心地よい海風を感じながら特別な夜を満喫しよう。 ※8月16・17日(雨天決行)/16日 16時30分〜20時30分、17日 15時00分〜20時30分/臨港パーク・プラザ広場/参加は無料 画像提供:TERATANI KOUICHI 歌舞伎町BON ODORI 2019年から始まった、歌舞伎町のど真ん中で盆踊りを楽しむ一大イベント「歌舞伎町BON ODORI」が今夏も実施する。会場となるのは、東急歌舞伎町タワーの目の前にある「シネシティ広場」。伝統的な盆踊りだけでなく、ポップ楽曲で踊る「盆DANCE」も楽しめる。盆踊りナビゲーターに全国各地の盆踊り大会をプロデュースしている鳳蝶美成(あげは・びじょう)を迎え、同氏による踊り方のレクチャーやガイドも披露される。 昨年に続き、和太鼓コンテストなどで優勝経験があるメンバーが在籍する実力派和太鼓アイドルユニット「東京おとめ太鼓」が登場。キュートながら軽快で迫力ある和太鼓パフォーマンスが盆踊りを盛り上げる。さらに歌舞伎町をテーマにした「アンチック音頭」をリリースしているアンチックラバーズも出演。日本屈指の繁華街で暑さを吹き飛ばしてみては。 ※8月17日(雨天決行)/16〜20時/シネシティ広場/参加は無料 関連記事 『大石始が選ぶ
東京、8月10〜12日に開催される祭り3選

東京、8月10〜12日に開催される祭り3選

連日続く猛暑。こんな時は、夏祭りに参加してエネルギーを爆発させてみては。ここでは、2024年8月10〜12日に開催される祭りを3つ紹介する。「神田明神」のユニークな盆踊りが楽しめる祭りや、「富岡八幡宮」のずぶ濡れ必至な祭りをピックアップした。ぜひ参考にしてほしい。 画像提供:神田明神過去開催の様子 神田明神納涼祭り 神田明神の夏の風物詩である「神田明神納涼祭り」が今年も開催。3日間の開催中、1日目は「アニソン盆踊り」、2日目は「千代田区民踊連盟盆踊り」、3日目は「浜町音頭保存会盆踊り」が行われる。 新旧のアニメソングによる盆踊りを取り入れた「アニソン盆踊り」は、幅広い年代に人気。ガイドダンサーによる踊り方のレクチャータイムがあるので、初めてでも安心だ。 今年は本祭りに先駆け、前日の8月8日から「絶品グルメ☆ビール&日本酒祭り」も実施。全国各地のえりすぐりのグルメや酒が集結する。「ふぐのからあげ」や「カキのカンカン焼き」など屋台では珍しい海鮮メニューも登場する。 さらに人気テレビアニメ「ラブライブ!」とコラボレーションした催し物も開催。キャスト出演によるトークイベントやグッズ販売などが行われる。オリジナリティーあふれる夏祭りで暑さを吹き飛ばしてみては。 ※8月9〜11日/ 11〜21時/神田明神/入場は無料 画像提供:阿佐谷パールセンター 阿佐谷七夕まつり 阿佐ケ谷駅前の商店街、阿佐谷パールセンターで開催される七夕祭り。商店街の活気を呼び戻すため、1954(昭和29)年に始まった同祭りは、今年で68回目を迎える。 商店街に店を構える商店や有志が手作りした、巨大な七夕飾りがアーケードをにぎわし、時世を感じさせる作品から思わず笑みがこぼれる作品まで、作り手の思いがこもった力作が揃う。今年はどんな作品が出品されるのか、期待したい。 ※8月7〜12日/10〜22時/阿佐谷パールセンター/入場は無料  画像提供:富岡八幡宮 深川八幡祭り 日枝神社の山王祭、神田明神の神田祭と並ぶ江戸三大祭りの一つ、富岡八幡宮の例祭。「陰祭り」に当たる今年は、8月11日(日・祝)に52基の神輿が担がれる。 注目は子供たちが神輿を担ぎ、門前仲町交差点から富岡八幡宮の鳥居前まで歩く「子供神輿連合渡御」。伝統的な「わっしょい」のかけ声とともに、町を進む様子は迫力満点だ。担ぎ手には沿道の観衆から清めの水が勢いよく浴びせられる。双方が一体となって盛り上がり、別名で「水かけ祭」とも呼ばれている。 祭りの期間中は境内の舞台で石見神楽や少林寺拳法、琴・三味線演奏、太鼓などさまざまな演芸が披露されるほか、ジャズ演奏や茶道会なども実施。神社周辺には多種多様な露店が立ち並び、多くの人でにぎわう。 ※8月11〜15日/9〜20時/富岡八幡宮/入場は無料 関連記事 『東京、8月10〜12日に開催されるビールイベント4選』 『東京、8月10日〜12日に開催されるマーケットイベント4選』 『東京、8月に行くべき水族館イベント3選』 『東京、8月に開催される注目のジャズイベント6選』 『東京、8月に行くべきアート展5選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら  
東京、8月に行くべき水族館イベント3選

東京、8月に行くべき水族館イベント3選

猛暑の夏は屋内で涼を感じてみては。ここでは、2024年8月に東京で行くべき水族館イベントを紹介する。「すみだ水族館」の涼しい屋内で「COOLな」体験が楽しめるイベントや、「横浜・八景島シーパラダイス」での水と音楽をテーマとしたライブパフォーマンスなどをセレクトした。ぜひ参考にしてほしい。 画像提供:オリックス株式会社 Cool! Coool! Cooool! 「すみだ水族館」で、涼しい屋内で「COOLな」体験が楽しめるイベントが開催。約500匹のミズクラゲが漂う水盤型水槽「ビッグシャーレ」周辺では、クラゲの映像が視界いっぱいに広がるプロジェクションマッピングを投影し、海の中のような没入感を演出する。 6階の大水槽前はブルーのライトで海の中を表現し、館内にいる生き物のモチーフや冷感クッションで演出した「COOL海中ラウンジ」に様変わり。さらに18時以降は、これらの「クールスポット」に夜の照明「ブルーナイトアクアリウム」が加わる。 ‌ また、涼やかなフォトアイテムと一緒に楽しめる爽やかな色合いのスイーツメニューやオリジナルグッズも登場。猛暑の夏は、完全屋内型の水族館で、涼しく楽しい癒やしのひとときを過ごしてみては。‌ ※9月1日まで/10~20時(土・日曜・祝日は9~21時)、入場は閉館の1時間前まで/すみだ水族館/料金は2,500円、高校生1,800円 、小・中学生1,200円、3歳以上800円、3歳未満無料 画像提供:株式会社ネイキッド NAKED 花火アクアリウム 「マクセル アクアパーク品川」で夏恒例の人気イベントが今年も開催する。今年のテーマは「海の世界の花火祭り」。エントランスにある「ウミの参道」では、壁に触れると大輪のデジタル花火が鮮やかに舞い上がるデジタルアートが来場者を出迎える。 イマーシブエリア「パターンズ」は、水槽で泳ぐ鮮やかな青色の魚たちと貝殻をモチーフとしたデジタル花火の投影が融合。夏まつりらしさあふれる演出が必見だ。 カフェバー「宴花火」では、「グリーンアップルモヒート」(700円、以下全て税込み)や「オーシャンパインサイダー」(850円)など期間限定のドリンクを提供。海の世界にきらめく花火を眺めながら、夏らしい一杯を堪能できる。 会場には、夕方から夜にかけて純白の花を咲かせる ヨルガオをモチーフにしたフォトスポットも用意。浴衣が映える一枚が撮れること間違いなしだろう。 日本の夏の風物詩で彩られる水族館で、非日常のアート空間を体感してみては。 ※9月8日まで/営業時間は日にちにより異なる/マクセル アクアパーク品川/料金は2,500円(8月10~15日は3,000円)、小・中学生1,300円、4歳以上800円、3歳未満は無料 画像提供:横浜・八景島シーパラダイス WATER&MUSIC FES.supported by ナタリー 「横浜・八景島シーパラダイス」で、水と音楽をテーマとしたイベントが開催。水族館「ふれあいラグーン」はさまざまな生きものたちがゲストに涼を届けるパフォーマンスを披露。約240キログラムもの巨体を動かして水しぶきを上げるオタリアや、かき氷にトッピングされたアジに群がるペンギンなど、見た目にも涼しげな演技が楽しめる。 注目は人気アーティスト、アイナ・ジ・エンドの楽曲と海の生きものたちによるコラボレーションコンテンツだ。リニューアルしたばかりのライブスタジアムで行われる「Animal Life Live!」では、楽曲に合わせたイルカやセイウチによるショーを実施。日中は太陽光と反射した水の輝