Aya Ueno

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東京、チキンオーバーライス5選

東京、チキンオーバーライス5選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、チキンオーバーライス5選 ニューヨーカーが愛してやまないソウルフードといえば、チキンオーバーライスだ。多くは惣菜などがイートインできるスーパーのような存在の「デリ」と「ストリート・ベンダー」(屋台)で提供される。名前通りのシンプルな一皿だが、その味は店によって千差万別である。 東京都内で本格的なチキンオーバーライスとユニークな派生メニューが楽しめるレストラン5軒を紹介する。空間や味にこだわった店ばかり。お気に入りの一軒を見つけてみては。いずれもテイクアウトできるので、晴れた日はピクニックに持っていくのもうってつけだ。 関連記事『東京、ベーグル10選』
東京、2024年オープンのベストレストラン10

東京、2024年オープンのベストレストラン10

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、2024年オープンのベストレストラン10 ミシュラン星付き掲載店数は18年連続1位という食の都「東京」。2024年も多くのレストランがオープンし、注目を集めた。フーディーたちが今年を代表する1軒をまとめている中、タイムアウト東京でもいくつかのレストランを紹介したい。 ここでは、カジュアルに楽しめるのを念頭に置き、朝・昼・夜のシーン別に分けて、満足度の高い気鋭の店をピックアップした。シンプルクレープを定着させた食のトレンドセッターや、注目の街・学芸大学にできた現代食堂の新定番とも呼べる1軒、タイ中華やタイ屋台料理を日本の食材でアップデートしたビストロ、新たな渋谷のフードランドマークまで、食の新たな地平を照らす店ばかりだ。 ぜひ参考にしてみてほしい。 関連記事『東京、ベストラーメン2024』『東京、2024年オープンのベストカフェ10』
門前仲町のアルゼンチンカフェで郷土菓子を満喫、世界を飛び回るオーナーの思いとは

門前仲町のアルゼンチンカフェで郷土菓子を満喫、世界を飛び回るオーナーの思いとは

タイムアウト東京> Things to do > International Tokyo >門前仲町のアルゼンチンカフェで郷土菓子を満喫、世界を飛び回るオーナーの思いとは 門前仲町から徒歩3分。情緒ある街の一角に、アルゼンチンの郷土菓子である「メディアルナ」とコーヒーが楽しめる「リオコーヒーショップ(LIO coffee shop)」が2024年2月にオープンした。すっかり街中に馴染んだ同店は、老若男女、ローカルから観光客まで幅広い客が足を運ぶ。 東京で活躍する外国人オーナーにフォーカスを当てた企画『International Tokyo』。第11回となる本記事では、そんなリオコーヒーショップのオーナーことマティアス・カモッツィに、同店オープンに至るまで、そしてアルゼンチンのコーヒー文化について語ってもらった。 関連記事『ナチュラルワインバーの先駆け、フランス人店主が「アペロ」にかける思い』
清澄白河、ベストレストラン&カフェ5選

清澄白河、ベストレストラン&カフェ5選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 清澄白河、ベストレストラン&カフェ5選 清澄白河は、静かな住宅街に溶け込むようにさまざまなカフェやレストランがあり、歩いて探す楽しみ、知る喜びにあふれている。近年では、ボトリング工場、ブルワリー、ワイナリーなどクラフトマンシップあふれる店が相次いでオープンしており、「クラフト」はこの街の特徴的なワードになりつつある。 「都内屈指のコーヒータウン」としても知られる同エリアで人気を博し、2店舗展開している名ロースタリーカフェ、蒸留所が手がける焼酎と肴いずれも主役な名店から、ニューヨーク出身のオーナーが営むニューヨークピザ専門店まで、個性豊かでハイレベルな店が点在している。ぜひ同記事を参考に、お気に入りの一軒を見つけてみてほしい。 関連記事『東京、角打ちワインの店5選』
東京で楽しむ世界の朝ごはん10選

東京で楽しむ世界の朝ごはん10選

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京で楽しむ世界の朝ごはん10選 おいしい朝食で一日を始められたら、なんだかその日は良い日になりそうな予感がしないだろうか。世界には、それぞれの国や地域の歴史に根付く素晴らしい朝食文化がたくさんある。 今回は、東京にある世界各国の朝食を楽しめるレストランをセレクトした。まるで世界を旅するように、朝のひとときを堪能しよう。 関連記事『東京、モーニング10選』
東京、生姜焼き4選

東京、生姜焼き4選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 東京、生姜焼き4選 目にするだけで食欲が刺激され、食べれば活力がみなぎる生姜焼き。学生に愛されてきた定食から、映える「豚の山」メニュー、専門店の生姜豚重、オープン間もない居酒屋の隠れ人気品まで、都内で絶品の生姜焼きが味わえる店を4軒紹介しよう。 関連記事『東京、とんかつ15選』
下北沢、ビーガンレストラン6選

下北沢、ビーガンレストラン6選

タイムアウト東京 > フード&ドリンク > 下北沢、ビーガンレストラン6選 古着屋や個性派雑貨屋が並ぶサブカルチャーの街、下北沢。近年、同エリアは全国的に見ても、植物由来の原材料を使用した「プラントベース」のメニューを取り扱う店が増えている。今回は、中でも味、コンセプト、内装にこだわったビーガンレストランやカフェを紹介しよう。 もしビーガンフードに対して素朴で少し物足りないというイメージを持っていたとしたら、そんなイメージは覆されるだろう。 関連記事『東京、ビーガンアイスが味わえる店7選』

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中目黒高架下に台湾出身シェフによる台湾居酒屋「熱炒 虎打楽」がオープン

中目黒高架下に台湾出身シェフによる台湾居酒屋「熱炒 虎打楽」がオープン

2025年1月17日(金)、中目黒に台湾居酒屋「熱炒 虎打楽(ルーチャオ ホダラ)」がオープンする。オーナーはかねてから日本好きだという台北出身の莊偉中(以下、ブライアン)と徐安昇(以下、ショーン)の2人。これまで、福岡県小倉市発祥の老舗ウナギ処「田舎庵」や、オリジナルの京うどんの店を台北に出店するなど、日本の食文化を台湾へと普及してきた2人が、初の試みとして、台湾独自の「熱炒(ルーチャオ)」というカルチャーを日本へ運ぶ。 Photo: Aya Ueno 熱炒とは、台湾の炒め物を中心としたいわゆる「居酒屋」を指す言葉。夜市が盛んな台湾の屋台料理や中華料理をメインに、タイ、ベトナム、日本など、アジア料理を幅広く取り揃えているのが特徴的だ。一方、虎打楽は「乾杯」を意味する台湾語、ホダラの当て字である。 Photo: Aya Ueno莊偉中(ブライアン) 飲食経営者として成功を収めているブライアンは、台湾の老舗醤油メーカー「丸莊醤油」の4代目代表でもある。台湾の醤油は黒豆を原料としており、甘口で、とろっとまろやか。幅広い分野の料理に使用することができる「丸莊醤油」は、同店でもおよそ7割のメニューで使用されている欠かせない存在だ。 一方、ショーンは、台北で麻辣牛肉麺の有名店「麻膳堂」を多店舗運営する飲食事業の経営者。同店のメニュー開発などを担当している。 Photo: Aya Ueno 早速、乾杯の準備を始めよう。ショーケースには「臺虎精釀 Taihu Brewing」をはじめとした台湾クラフトビールやハイボールがずらりと並ぶが、まずはお決まりの「台湾ビール」から。マンゴーやパイナップルのフレーバーも取り揃えており、ビール慣れしていない人にもおすすめだ。同店オリジナルのミニグラスを使用して、友人とシェアし、色々と飲み比べてみるのもいいだろう。 Photo: Aya Ueno オーダーは、テーブルに敷かれた紙マットに記載されたメニュー一覧から、オーダー表に自ら記入して注文する。聞けばこれが本場の「熱炒スタイル」なのだとか。 画像提供:熱炒 虎打楽「麻婆臭豆腐」 フードでまず食べてほしいのは、同店ならではの「麻婆臭豆腐」(1,080円、以下全て税込み)だ。台湾夜市の代名詞とも言える豆腐を発酵させた臭豆腐は、その独特で強烈な匂いのため、ハードルの高い代物だ。 しかし同店では、「丸莊醤油」のコクとうまみに山椒(さんしょう)をピリッときかせた伝統的な麻婆豆腐に、臭豆腐をこっそりと使用することで、臭豆腐初心者にもおすすめしたい一品に仕上げた。後味は臭豆腐の匂いが残るので、最初は慣れないが、次第に癖になり、気が付けば虜になってしまうのが不思議である。 画像提供:熱炒 虎打楽「三杯雞:鶏もも肉の台湾バジル炒め煮」 やみつきの味わいといえば、「鶏もも肉の台湾バジル炒」(1,080円)、通称「三杯鶏(サンベイジー)」も欠かせない。鶏肉をニンニクとショウガ、唐辛子と一緒に、米酒・醤油・胡麻油の3つを同割で合わせたタレでじっくりと炒める。濃口味付けの仕上げは、台湾バジルで香りを出すのが定番だ。スタミナ抜群で、これまた酒がすすむ一品である。 画像提供:熱炒 虎打楽台湾では女性に大人気のヘルシー鍋「酸菜白肉鍋:酸菜を使った酸っぱい豚鍋」 アジア料理をはじめ、多様な食ジャンルが交差する台湾の食文化である熱炒は、個人経営の店が多く、料理の種類の多さと、ユーモアセンスの光るクリエーティビティが重要なポイントだという。 Photo: Aya Ueno「ご
学芸大学高架下に知的好奇心を売る書店「COUNTER BOOKS」がオープン

学芸大学高架下に知的好奇心を売る書店「COUNTER BOOKS」がオープン

リニューアルが進む学芸大学駅高架下の新施設「ガクダイ パーク ストリート(GAKUDAI PARK STREET)」内に、カフェバーが併設された新刊書店「カウンターブックス(COUNTER BOOKS)」が2024年8月3日にオープンした。好奇心をかき立てる本と、世界各国の食や酒に出合える同店は、オープン後早くも街のハブになっている。 Photo: Kisa Toyoshima 代表を務めるのは、カルチャースペース「路地裏文化会館シーネ(C/NE)」、飲食店「台湾屋台緑食区CHI-FO」を手がけた上田太一。人々の憩いの場であり、出会いがつながる現場となる店を手がけてきた。 学芸大学は、活気ある飲屋街としても知られているが、30〜40代の人々やクリエーターに人気の住宅街でもある。同店は、彼らの好奇心をくすぐり、知る、学ぶことを楽しめる学大の新しい顔になるよう「LOCAL CURIOSITY SHOP/まちの好奇心売り場」をテーマに掲げている。 Photo: Kisa Toyoshima これは、学大高架下リニューアルの企画にも関わる中、シーネでたびたび店の常連や街の住民とともに「どんな店が街にあるとうれしいのか」を語り合った結果でもある。「結局、この街を一番よく知るのは実際に住んでいる人たち。そんな街のみんなが欲しい場所を作りたかった」と上田は語る。 日常を根底から見つめ直したくなるようなユニークな選書 Photo: Kisa Toyoshima 店内に入ると、工場の足場をはわせ、板を敷いて作った本棚に並べられた2000冊以上の本が目に入る。食べること、働くこと、生きること、環境、政治、アートなど、日常を取り巻く身近な存在に対し、改めて根底から見つめ直すきっかけとなるような本が揃う。どれも思わず手を取りたくなるようなラインアップだ。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima 学芸大学の人気国際料理店「ハン(HÅN)」の口尾麻美や、食料品店「フードアンドカンパニー(FOOD&COMPANY)」の共同代表、バイ・ビン(白冰)と谷田部摩耶など、この地で活躍する顔ぶれの選書企画もあり、地域と人々のつながりが感じられる。 世界の食文化を味わう 温かなえんじ色のカウンターでは、昼はコーヒーや紅茶、夜は蒸留酒をメインに提供する。さらに昼どきは、「チーフォ」の店長、キクタローが考案したランチを用意。メニューはどれも、世界各国の食文化からインスパイアされている。 Photo: Kisa Toyoshima 特にポルトガルのB級グルメとして知られる「ビファーナサンド」が絶品なので、食べてほしい。トマト、ビール、「マッサ・デ・ピメント」という赤パプリカのペーストで煮込んだ豚肉を、もちもちのチャバタに「汁だく」で挟む。コクがありながら、重過ぎずさっぱりとした味わい。サイドにケールサラダとパクチーの香るヒヨコ豆のサラダが付いており、ワンプレートで何種もの野菜がとれるのもうれしい。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima 蒸留酒をメインとしたバータイムは、18時にスタートする。店長の井上麻子のいちおしは、松露酒造の芋焼酎「Colorful」をベースに、抹茶とユズのシロップを合わせた和テイストなカクテル「フィロソフィー」。涼しげな酸味に、アールグレイを思わせる焼酎の香りが後を追う。体温をぐっと下げてくれる、夏場にぴったりな一杯を楽しんでほしい。 Pho
祐天寺に「植」と「食」が楽しめる一軒家スタイルの複合施設、babajiji houseがオープン

祐天寺に「植」と「食」が楽しめる一軒家スタイルの複合施設、babajiji houseがオープン

2024年7月7日、祐天寺に植物、食材、料理、生活用品が楽しめる一軒家スタイルの複合施設「ババジジハウス(babajiji house)」がオープンした。 Photo: Kisa Toyosima 同店は、2023年まで神宮前で11年間、隣り合わせに営んでいたレストラン「イートリップ(eatrip)」と花屋「ザ リトルショップ オブ フラワーズ (The Little Shop of Flowers)」が移転オープンした施設である。さらに、気軽にグローサリーを購入できる1階の「イートリップ ソイル(eatrip soil)」と、2階のギャラリー&ショップ「家巣ショップ(YES SHOP)」も加わった形だ。 Photo: Kisa Toyosima 温もりや趣ある内装を手がけたのは、設計デザイン事務所のTRIPSTER。土色の外観、むき出しの梁(はり)、店内の中央に樹齢300年を超えるレッドシダーの切り株、和紙職人のハタノワタルによる和紙壁など、細部までこだわり、自然由来の味と人々のつながりが感じられる。 Photo: Kisa Toyosima よりカジュアルに進化したイートリップキッチン 2階では、イートリップで長年厨房(ちゅうぼう)を支えてきた雨池卓郎が担当する「イートリップキッチン」も15時からオープンする。小さなキッチンを囲むカウンターのスタイルで、友人宅の台所を訪れたような感覚になる。 Photo: Kisa Toyoshima コース料理のみだった以前の形から一新し、発酵食品や素材の味を生かしたワンプレートや小料理を展開。ドリンクは、1階でも購入できる自家製の酵素ジュースやアルコールなど、よりカジュアルな使い方ができる形態となった。 Photo: Kisa Toyosima ぜひ食べてほしいのは、海・山・土の食材が一皿になった「地球まるごとプレート」(1,980円、以下全て税込み)。コリンキーのマリネ、玉ねぎのアチャール、葉生姜のピクルスなど、10種類以上の季節の食材をスパイスのシンプルな味付けで、素材本来の味わいを楽しむ。それぞれ単体の味わいを楽しんだ後は、何種か混ぜ合わせて食べてもおいしい。これをピタパン(330円)に挟んで頬張るのもおすすめだ。 Photo: Kisa Toyoshima Photo: Kisa Toyoshima これまでイベントなど不定期で提供していた「ちまき」(660円)もレギュラーメニューとして仲間入り。笹の葉を開けると、無農薬、無肥料にこだわる大島農園の艶やかな古代米が顔を見せる。自然な塩味に、もっちり、プチプチとした食感がたまらない。 Photo: Kisa Toyosima 自由でのびのびとしたフラワーショップ 和テイストな和花や色鮮やかな洋花が、季節の訪れとともにセレクトされる「ザリトルショップオブフラワーズ」。ブーケや「草花包(花を包む折形)」があったり、ホオズキとアンスリウムが隣り合わせに並んでいたりと、その自由で伸び伸びとした花屋の在り方は、花を選ぶ楽しさを改めて気づかせてくれるだろう。 Photo: Kisa Toyosima 暮らしを彩る日本各地の良品たちに出合う キルトアート作家の玉置博人による大きな水仙の作品を隔てて、隣にあるのが「グローサリーイートリップソイル」。ここはいわば、2階にある「イートリップキッチン」の貯蔵庫的存在だ。調味料から乾物、ワイン、キッチンアイテムなど、暮らしに彩を添えるような商品が並ぶ。産地は北海道から沖縄までさまざまで
絶品クロワッサンロールモーニングが話題、蔵前に無機質カフェ「BARK」がオープン

絶品クロワッサンロールモーニングが話題、蔵前に無機質カフェ「BARK」がオープン

蔵前神社の向かいに、ガラス張りで開放感のあるロースタリーカフェが2024年7月18日グランドオープンした。1階に焙煎(ばいせん)所、2階に大型のセントラルキッチンを構え、フレッシュなコーヒーと焼きたてのクロワッサンやベイクが楽しめる。窓ガラスから差し込む朝の光を浴びながら味わう、オリジナルのクロワッサンロールサンドがおいしいと、プレオープン当初から人気を呼んでいる。 画像提供:BARK 英語で樹皮を意味する店名「バーク(BARK)」。自然な造りをイメージし、無機質な内装にこだわった店内は、改築に当たってコンクリート壁をくり抜いた荒々しい跡が残っているデザインが印象的だ。 画像提供:バーク 朝活好きにはうれしい8時オープン。ドリンクメニューのほか、焼き菓子が常時6種以上並んでいる。朝は会社員も多く行き交うエリアで、「仕事前のちょっとしたモーニングタイムに活用してほしい」と店長はにこやかに語る。 11時まで提供している「クロワッサンBARK ロールサンド」(本日のコーヒー付き、1,200円、以下全て税込み)は、ぜひ注文してほしいメニュー。 切り株をイメージしたロール型のクロワッサンは、見た目のかわいさもさることながら、黄金比率ともいうべき食感のハーモニーが見事だ。 外はサクサクパリパリ、中は香り高いバターの風味にしっとり感が組み合わさる。トロッととろけるハムチーズに粒マスタードとマヨネーズの酸味、フレッシュなオニオンと具材のタッグも間違いない。小ぶりなサイズ感と優しい味わいで朝食にはうってつけである。 Photo: Ueno Aya 自家焙煎コーヒーは、食とのペアリングを意識し、浅いりと中浅いりの2種類を用意。すっきりとした酸味のあるエチオピア豆を使用した「コールドブリュー」は、クロワッサンとの相性も抜群だ。 切り株のようなデザインのオリジナル型でくり抜かれた、厚さ5mmの「薄堅焼きのBARKクッキー」(350円)もシグネチャーメニューの一つ。バニラとコーヒーを混ぜ合わせたマーブル柄の生地の中には、粉砕したコーヒー豆も練り込まれており、ぷつぷつとした食感がクセになる。 Photo: Ueno Aya ガラス張りの店内から望む緑豊かな景色を眺めながら、朝のコーヒータイムを楽しんでみては。 関連記事 『バーク』 『恵比寿で東京のジャズとクラフトビールシーンが融合したイベントが8月8日開催』 『清澄白河、ベストレストラン&カフェ5選』 『東京、名建築カフェ7選』 『祐天寺に「植」と「食」が楽しめる一軒家複合施設、babajiji houseがオープン』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
日本初上陸の韓国アフタヌーンティーが楽しめる、韓国宮廷茶室「HOSEKI」

日本初上陸の韓国アフタヌーンティーが楽しめる、韓国宮廷茶室「HOSEKI」

2023年11月、成城にオープンした韓国宮廷茶室「ホセキ(HOSEKI)」では、日本初となる宮廷韓菓子と伝統をテーマとした「韓国アフタヌーンティー」が楽しめる。蜂蜜や韓国の天然甘味料の素朴な甘みを生かした料理を堪能しよう。 Photo: Kisa Toyoshima 同店は、広尾にあるモダンスタイルの韓国料理店「ハスオ(HASUO)」の創業シェフであるパク・スヒョンが、韓国宮廷茶室文化を現代で楽しめるよう、伝統と革新の融合を重ねオープンした。 70種以上の食材がもたらす効力や、歴史的な背景について話を聞きながら、コーススタイルのアフタヌーンティーを味わうことができる。 「お客さんが店を訪れた時、初めて知り、食べ、楽しんでほしい」という思いがあり、本記事で全てを明かすことはできないが、逆にそれが想像を掻き立て、期待値を高めることにつながるだろう。 Photo: Kisa Toyoshima 早速、韓菓子と伝統茶で構成された、「彩りHOSEKI」(4,500円、以下全て税込み)についてレポートしよう。 はじめに提供されるのは、月替わりで変わるノンアルコールドリンクと、カンジョン(日本でいう雷おこしのような韓菓子)が添えられた旬のアペリティフ。酵素が壊されないよう低速回転でコールドプレスにかけられたドリンクは、食材そのものの優しい甘みを纏(まと)っている。カンジョンの素朴な甘みとも相性抜群だ。 Photo: Kisa Toyoshima 3品目に提供される、金箔をあしらった1粒の宝珠も印象的だ。元気のきっかけになるとされる宝珠を、一口で35種の食材を楽しめる韓菓子で表現。苦みと甘みが見え隠れした北欧のリコリス菓子のような食感が楽しい。コース中に提供される2種の特選茶は、韓菓子にペアリングされており、月ごとに変わる。取材時は「菊茶」と「トラジ茶」。これらに限らず、根皮茶をメインとする韓国の伝統茶は、土のような静かな優しさが際立つ。爽やかな苦みと、芳醇(ほうじゅん)な香りが韓菓子とバランス良く調和する。植物の栄養が根から葉へと行き渡るように、体に染み渡る感覚が感じられるだろう。 Photo: Kisa Toyoshima メインの「彩りHOSEKI」はまるで芸術作品だ。一つ一つ丁寧に作られた韓菓子は、どれも驚くほど美しく、店名通り、宝石を思わせる。韓国の餅菓子は、固くずっしりとした食感が特徴的だが、同店では日本人の口に合わせてやや柔らかめで軽やか。見た目だけでなく、味わいも千差万別で、飽きることなく楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshima 締めは、韓国伝統茶と付け添えの卵黄。この驚くべき組み合わせも、試してみると納得のおいしさである。内側からぽかぽかと温まり、サウナで整ったような感覚さえ感じられる。 アフタヌーンティーというと、甘いものが続き、食べきれないという体験をした人も多いはず。同店では、上白糖を使わず、食材本来の甘みを引き出す調理法を大切にしているため、甘いものが苦手な人やダイエット中の人でも、罪悪感のなく最後までおいしく食べられる。 Photo: Kisa Toyoshima 日本ではなかなか触れることのできない食文化を堪能しながら、韓国宮廷や食文化について学ぶことができる。食体験を超えたエンターテインメントとも呼べる90分。「大切な方とのご褒美時間に、ぜひ活用してほしい」とパクは語る。 3日前からの予約制で、2人から最大12人まで対応している。ぜひ体感してみてほしい。 関連記事 『ホセキ』 『伝
代々木上原に北欧クレープカフェ「ØC tokyo」がオープン

代々木上原に北欧クレープカフェ「ØC tokyo」がオープン

代々木上原の閑静な住宅街の中に、多くの食いしん坊たちが待ちわびていた注目のクレープカフェ「オーシー トーキョー(ØC tokyo)」が誕生した。「カビ(KABI)」の立ち上げメンバーとして活躍した田井將貴による究極のクレープを堪能してほしい。 Photo : Keisuke Tanigawa Photo : Keisuke Tanigawa 店内の内装を手掛けたのは、建築家のクマタイチ。無垢材のテーブルに、打ちっぱなしのコンクリート、そしてひときわ目を引く、清々しいブルーの座面をした丸椅子がある。北欧のエッセンスを纏いつつも作り込みすぎない雰囲気を意識し、素材感を生かしながら、程よくポップに仕上げたという。 Photo : Keisuke Tanigawa 目当ての「クレープ」(1,320円、以下全て税込み)を紹介しよう。ムラのないきれいな焼き色をしたバターシュガークレープは、パタリと折り畳まれ、まるでアートのようだ。薄皮だが驚くほどもっちりとした生地、その裏面にたっぷり塗られた無塩バターのコク、黒糖ザラメのしゃりしゃりとした食感。食材そのものの魅力が一口の中に見事にまとまり、まさに圧巻だ。 添えられた冷たいバターは、シェフの食への遊び心を感じさせる。温かい生地に乗せ、溶けてしまう前に、かじるようにして食べるのがおすすめだ。 このレシピは、田井がパリでクレープを食べたときに「自分だったらこれよりおいしいものが作れるかもしれない」と思ったのがきっかけだそう。コペンハーゲンの市場で材料を調達しては試行錯誤を繰り返し、満足のいくレシピに辿りついた。そこまでの経緯をうれしそうに語る彼の表情からは、ただただ真っ直ぐな料理への愛が感じられた。 Photo : Keisuke Tanigawa クレープと共に味わってほしいのが「アイスコーヒー」(660円)。田井が毎日欠かさず通っていたというPROLOG(プロローグ)というコペンハーゲンの人気カフェの浅煎(い)り豆を使用する。 苦味が少なく、フルーティーさと洗練された酸味が特徴だ。この爽やかさが、クレープの優しい甘さの後味を心地よく増幅せてくれる。 Photo : Keisuke Tanigawa クレープ皿やコーヒーカップは、ØCのチームと兼ねてから関わりがある陶芸家、野口悦士によるもの。古い土器のようなしっとりとした美しさは、一皿、一杯の魅力を盛り立てる。 画像提供:ØC tokyoランチクレープ 6月3日からは、ランチクレープもスタート。薄くスライスしたデンマーク産のロースト豚に、季節の根菜や葉物を贅沢に何種類も盛る。今度はバターの代わりに温泉卵を添えてあり、好みの合わせ方で楽しめるスタイルだ。田井のセレクトしたワインやビールをはじめとするアルコール類も充実しているので、昼飲みにも間違いのないスポットとなるだろう。 オーガニックの食材を農家から直接取り寄せていることから、時期によって風味や食感に差異が生まれている。化学肥料や遺伝子組み換えで均一に整えられた食材も少なくない時代だからこそ、自然ならではありのままを重んじて、その度に食材と向かい合い自らの技術でおいしく表現することを大切にしていると田井は語る。 Photo : Keisuke Tanigawa 遠方からの客も多く、週末は行列が絶えない人気ぶり。クレープの流行の発信源の一つとなっている。「ここを目指して訪れるお客さんがいるのはありがたい。でも、せっかくなので、地元の方にもさらに愛されるお店にしていきたい」とのこと。繊細
スウェーデン出身パン職人によるペイストリーがずらり、国分寺に北欧カフェが登場

スウェーデン出身パン職人によるペイストリーがずらり、国分寺に北欧カフェが登場

スウェーデン出身のパン職人が焼く本場のペイストリーが楽しめる、ベーカリー&カフェ、「バッケン(BACKEN)」が5月2日より国分寺にオープンした。スウェーデンのティータイム、フィーカを堪能しよう。 Photo by Aya Ueno フィーカとは、「3時のおやつ」のようにコーヒーと焼き菓子を楽しみながら、人々が会話を楽しみ、自然と仲良くなるというスウェーデン独自の文化。同店オーナーの小原愛は、在学中に行ったスウェーデン留学でその文化に魅了され、在学中にカフェ事業をスタートさせた。現在、「フィーカファブリケン(FIKAFABRIKEN)」「トルペット(torpet )」、そして「バッケン」と3店舗を営む彼女が、一貫して大切にしている軸でもある。 Photo by Aya Ueno 広々とした店内は、デンマーク家具を基調とし、落ち着きがあり老若男女入りやすい印象。立体感のある音楽を奏でるイギリスブランド「タンノイ」のスピーカーもこだわりの一つだ。木製のキャビネットが店内の家具との相性も抜群である。 Photo: Aya Ueno 同店では、フィーカには欠かせない「シナモンロール」(350円、以下全て税込み)や「カルダモンロール」(350円)をはじめ、7〜10種ほどの焼き菓子を提供する。 Photo by Aya Uenoシナモンロールとラテ 厨房(ちゅうぼう)を担うのは、スウェーデン人のパン焼き職人、アダム・フェルト。1番人気のシナモンロールは、食べ応えのあるしっとりとした生地に、種から仕入れ、仕込み直前に粉砕したというカルダモンが練り込まれている。 シナモンと合わさり、甘みのあるエキゾチックな香りがしっかりと感じられる。 Photo by Aya Uenoポピー また、スウェーデンの総菜パン「ポピー」(280円)もぜひ味わってほしい一品だ。国産塩バターをたっぷりと練り込んだいわゆる塩パンで、トップに盛られたポピーシードがアクセント。表面は香ばしく、中はしっとり、ほんのりバターの塩気がある、素朴なおいしさが口いっぱいに広がる。 コーヒーは、スウェーデンのローカルなロースタリーである「スタンドアウトコーヒー(Standout Coffee)」の焙煎(ばいせん)豆を使用。北欧で主流であるという浅いりをメインに、毎月おすすめの3〜5種の豆を提供する。おすすめはラテ(650円)。すっきりとしながら、ジューシーで明るい印象のあるエスプレッソの味わいが軽快で、朝昼夕、時間を問わず楽しめる味わいだ。 Photo: Aya Uenoモーニングのプリン また、9〜11時にはモーニングも用意。フレンチトーストやプリンを提供する。プリンは柔らか過ぎず、固過ぎず、純喫茶を思わせるような正統派。ほんのりと甘い生クリームの上に、伝統菓子のコーラスニッタルを砕いてトッピングされ、食感も楽しい。 Photo by Aya Ueno小原愛とパン焼き職人のアダム・フェルト オープンして間もないが、早くも街のカフェとして浸透しており、1人客から団体客まで、幅広い客層に親しまれている印象だ。落ち着いた店内で、スウェーデン本場の焼き立てベーカリーやコーヒーを堪能してみては。 関連記事 『バッケン』 『ノスタルジックでカラフルなスイーツビュッフェが新宿で開催』 『東京、進化系スコーン4選』 『金運アップの台湾バーガー専門店「とぶの坂」が高田馬場にオープン』 『両国に豪発のコーヒーカンパニー「Single O」が大型ロースタリーカフェを開店』 東京の最新情報をタ
おにぎりメインの角打ちスタンド「MY Eats&Drinks」が三軒茶屋に誕生

おにぎりメインの角打ちスタンド「MY Eats&Drinks」が三軒茶屋に誕生

総菜とケータリングサービスの「コキリコ(kokiliko)」の姉妹店である角打ちスタンド「マイ(MY Eats&Drinks)」が2024年4月27日、世田谷公園の向かいにグランドオープンした。種類豊かなナチュラルワインとクラフトビールとともに、食はおにぎりをメインに、手軽に食べられる総菜を提供する。 Photo: Keisuke Tanigawa 「店内はもちろん、ピクニックなどのシーンでも活用してほしい」とオーナーの米田牧子は語る。おにぎリの具は、できるだけ無農薬・有機のものを使用し、フードロスが出ないように親しい農家から必要な数だけ仕入れるという。米は、特別栽培米に栄養価の高い玄米を少量混ぜる。健康や環境に気を遣っているのは、「食箋(しょくせん)アドバイザー」でもある米田のこだわりだ。 メニューは10種ほどのおにぎり(各350円、以下全て税込み)のほか、好みのおにぎり2個と味噌汁、総菜類の本日の盛り合わせ、ぬか漬けがセットになった「三宿セット」(1,200円)などを用意する。 Photo: Keisuke Tanigawa おすすめは、「鯖ガリ」。国産のサバをパリパリになるまでよく焼き、ガリをたっぷり入れてよく和える。そうすることで、サバ特有の生臭さや油っこさを感じさせず軽快な後味に。サラッとした米の食感も相まり、酒の「あて」感覚で食が進む。 Photo: Keisuke Tanigawa 「ゆかりさきいか」は、大人も子どもも愛すべきメニューと言えるだろう。細かく割いたさきいかは、コクがあり塩味控えめ。ふんわりと香る「ゆかり」との相性も良く、飽きのこないさっぱりとした味わいに仕上がっている。そのほか、「きつね」「たぬき」など遊び心のあるユニークなメニューが揃う。 また、おにぎりは専用のフィルムに包まれており、いつでもパリッとしたのりの食感が楽しめるのがうれしい。 Photo: Aya Ueno セラーには、60本近いワインと、日本のブルワリーを中心としたクラフトビールが並ぶ。自分で取って選ぶのはもちろん、好きなテイストをスタッフに伝え、選んでもらうのもいいだろう。 Photo: Keisuke Tanigawa 同店の周辺には、公園を囲うようにアイスクリーム屋、ドーナツ屋、ハンバーガー屋、ケーキ屋とテイクアウトが可能な店が多く並ぶ。だんだんと暖かくなった今日この頃。天気の良い日はこの最高なロケーションでピクニックを楽しんでみては。 関連記事 『マイ』 『ノスタルジックでカラフルなスイーツビュッフェが新宿で開催』 『金運アップの台湾バーガー専門店「とぶの坂」が高田馬場にオープン』 『世界で最も飲食が楽しめる街ランキングが発表、東京が1位に輝く』 『東京、進化系スコーン4選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
都立明治公園内に複合フードホール「Meiji Park Market」がオープン

都立明治公園内に複合フードホール「Meiji Park Market」がオープン

人形町に店舗を構える人気ベーカリーの「パークレット(Parklet)」などが入る「明治パークマーケット(Meiji Park Market)」が都立明治公園内に、2024年4月19日にオープンする。3月に先立ってオープンしていた「パークレットキオスク(Parklet Kiosk)」に加え、「パークレット(Parklet)」「ベイビージェーズ(Baby  Jʼs)」、が続いて開業し、今後は3つの店舗の複合型フードホールとして展開する予定だ。 Photo : Kisa Toyoshima テーマは、公園の中の公園。文字通り、明治公園という広い公園の一部で、ファーマーズマーケットのようににぎやかな公園の在り方を演出したという。 パークレットキオスクでナチュラルなアイスクリームを堪能 パークレットキオスクでは「オーバービューコーヒー(Overview Coffee)」のドリンクをはじめ、スコーンやクッキーといったペイストリー、今回初の試みであるアイスクリームを提供する。 Photo : Kisa Toyoshima おすすめのアイスクリームは、同店の共同オーナーであるジェイジェイ(Kate Jaksich)とケイト(Jerry Jaksich)が発案したという「ブラックセサミフレーバー」。ゴマ本来の優しい甘みとぷつぷつとした粒感が楽しく、大人から子どもまで食べやすい味わいである。 Photo : Kisa Toyoshima 甘さの控えめなアイスクリームと一緒に、マイルドな味わいのラテをぜひ併せて飲んでみて。コーヒーが苦手な人も飲みやすい優しさがある。使用するコーヒー豆は、オリジナルのエスプレッソブレンド。柔らかさがありながらもミルクには負けない存在感、さらにキャラメルのように甘さもあり、奥行きを感じる一杯だ。 パークレットではナチュラルワインで爽やかに昼飲み 立派なカウンターが目印のパークレットでは、酸味のある天然酵母のパンや、信頼のある生産者から仕入れたフレッシュな素材を使用。食事を中心とした人形町店と同様のメニューを展開する。 ドリンクには2種の自家製クラフトビールのほか、ナチュラルワインも15種ほど用意している。昼飲みのスポットとしてもぴったりだ。 画像提供:Meiji Park Market ベイビージェーズでアメリカ南部のソウルフードバーガーを頬張る ベイビージェーズは、2020年に札幌で誕生したバターミルクフライドチキンの専門店。これまで国内各地でポップアップストアで提供してきた同店初の実店舗である。 シグネチャーメニューである「バターミルクチキンサンドイッチ」は、パークレットのパンドミに、野菜のコールスロー、アメリカ南部のソウルフードであるバターミルクソースをトッピングしたフライドチキンを挟んだ、ボリューム満点のバーガーだ。 画像提供:Meiji Park Market マイルドな味わいはもちろん、大きめにカットされた野菜やチキンのザクザクとした食感がアクセントとなっておいしい。 都心にいながらも自然を感じられる空間でありたいと、店内のインテリアは質感にこだわり、無垢(むく)の手触り、形状の不均一さが特徴的な木製、石製のものが混合している。また、広いテーブル席からカウンターテーブルまで、1人はもちろん、友人、恋人、家族連れなど、さまざまなシーンでの使い方ができるだろう。 画像提供:Meiji Park Marketジェイジェイとケイト 都心にいながら自然に触れられ、開放感のある心地いい空間。アクセスも良いため、ぜひ
24歳の注目シェフがベーカリーカフェ&レストラン「繁邦」を恵比寿にオープン

24歳の注目シェフがベーカリーカフェ&レストラン「繁邦」を恵比寿にオープン

2024年2月14日に、恵比寿駅から徒歩3分にオープンした、ベーカリーカフェ&レストランの「繁邦」。オーナーの青木虎太郎は、「シオ(sio)」で3年間の修行を積んだ後、25歳までに店を構えるという夢を1年早くかなえた注目の若手シェフだ。 Photo: Kisa Toyoshima青木虎太郎 夜はフレンチレストラン、昼間は青木の両親が経営する人気ベーカリー「しげくに屋55ベーカリー」のパンを20種類ほど店頭で展開。店内ではカフェとして営業しているが、中でもクレープが絶品とオープン早々から話題を呼んでいる。 Photo: Kisa Toyoshimaクレープ 「クレープ」(1,100円、以下、全て税込み)は、そのシンプルなメニュー名の通り、シュガークレープに発酵バターと塩のみという素朴な一皿だが、これがとにかくおいしい。生地の配合と分厚さにこだわったというクレープは、軽やかな食感でほのかに甘く、朝食にもうってつけだ。トッピングのバターや塩をつけるとさらにコクが深まり、レモンを振りかければ雰囲気も変わってキュッとした爽やかさが楽しめる。 Photo: Kisa Toyoshima季節のオープンサンド また、「季節のオープンサンド」(1,600円)も味わってみてほしい。ベーカリーで販売するバゲットと同じ生地の自家製のフォカッチャを使用しており、もっちりとした食感と香ばしさが特徴的。生ハムと一緒に煮詰めて香りを移したという白インゲン豆はほくほくと柔らかで、焦げ目のついたカブやナノハナの苦みと香りが味わいを引き締める。素材の味を十二分に生かした、春を詰め合わせたような一皿である。 Photo: Kisa Toyoshima メニューは、コーヒーと一緒に味わうのはもちろん、昼間からワインで贅沢な時間を過ごすのも良案だ。「いい朝を送りたいと思ったらぜひ!」と青木は笑顔で語る。 Photo: Kisa Toyoshima 夜のレストランではアラカルトメニューから、おまかせコース(8,000円)も用意している。常駐するソムリエからメニューや好みに合わせた提案を受けながら、至福のひとときを過ごしてみては。 関連記事 『繁邦』 『浅草に「VERTはなれ」が誕生、予約が取れないカウンターデザート専門店の姉妹店』 『麻布台ヒルズ マーケット、和食文化の真髄を堪能できるショップ5選』 『羽田空港に「PRIME SAKE」が手がけるモダンな日本酒角打ち店がオープン』 『麻布台ヒルズに世界初のアマン姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」がオープン』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
3Dクマの絶品ドーナツ屋「リトルベアマイスター」が神楽坂にオープン

3Dクマの絶品ドーナツ屋「リトルベアマイスター」が神楽坂にオープン

2019年から下北沢エリアでキッチンカー提供を行ってきた人気ドーナツ専門店「リトルベアマイスター(Little Bear Meister)」が、2024年1月13日、神楽坂に路面店をオープンした。オーナーの吉若秀悟が手作りした全長180センチメートルのクマの店長とチビクマの2匹がカウンター越しに出迎え、クマの形をしたドーナツなどを提供する。 Photo: Kisa Toyoshima内観 まず食べてほしいのは、同店の看板メニュー「ナッツベア」(400円、以下全て税込み)。アンティーク調のテディベアが好きだという吉若のこだわりがたっぷり詰まったクマのドーナツは、見た目だけでなく、味もおいしい本格派だ。 Photo: Kisa Toyoshima「ナッツベア」 全粒粉とグラハム粉の2種をバランスよく配合した生地は、ぷつぷつとした食感と、たっぷり練り込まれたアーモンドの粒感で食感が楽しい。素材の味を生かした素朴な甘さと揚げたてのバターの香りもたまらない。 Photo: Kisa Toyoshima「リトルベアプレート」 店舗では、イートインメニューの「リトルベアプレート」(700円)も新登場。サイドに添えた生クリームに、マシュマロの枕に寝かされたクマをディップして食べるワンプレートだ。 Photo: Kisa Toyoshima「オリジナルドーナツ」 仕込み場所を設けたことで、揚げたてが提供できるクマのドーナツのほか、ショーケースにはオリジナルドーナツも常時4種ほど並ぶ。おすすめは「きなこのドーナツ」(250円)。イースト菌を使用したふわふわ食感の生地にたっぷり染み込んだバターがきな粉と馴染み、優しい甘さが引き立つ。 2月23日(金・祝)からは「ラフォーレ原宿」で半年間のポップアップストアをスタート。原宿店では、以前提供していたパンダのドーナツも復刻するという。併せてぜひチェックしてほしい。 関連記事 『リトルベアマイスター』 『7万パックの苺で作った大人のためのメルヘンワールドがヒルトン東京に出現」 『行列のできるビーガンジェラート店「トゥット」の2号店が木場公園にオープン』  『国産米麺の自家製ブンにほっこり「スタンドボブン」が祐天寺にオープン』 『代々木公園を夜市に、「東京ナイトマーケット」が5月に開催』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら
中目黒のティーハウス・Chiyabaでネパールの朝食「アロパロタ」ブランチ始まる

中目黒のティーハウス・Chiyabaでネパールの朝食「アロパロタ」ブランチ始まる

モダンネパール料理店「アディ(ADI)」が運営するティーハウス「チャバ(Chiyaba)」が、ブランチメニュー「アロパロタ」の提供を2023年11月初旬からスタートした。 Photo: Aya Ueno アルパロタとは、ギーやマッシュポテトを練り込んだ生地を重ねて薄く伸ばしたパンで、ネパールのオーセンティックな朝食メニューだ。子どもから大人まで幅広く愛されており、「手軽にゆっくりとネパールの伝統的な朝食を堪能してもらいたい」という思いから提供を開始した。 Photo: Shintaro Kumihashi おすすめは、同店の看板メニューでもあるマサラチャイとセットになった「アルパロタ&チャイセット」(1,800円、税込み)。米粉を使用したアルパロタは、優しく素朴な味わいで、外側はパリッと、中はもっちりとした食感のある生地がパイのように何層にもなっている。ガラムマサラをはじめ、ピーマンやジンシャー、パクチーが細かく練り込まれており、存在感がありつつも清涼感のある香りが楽しめる。 Photo: Aya Uenoアロパロタ アディのオーナーシェフであるアディカリ・カンチャン特製の、ココナツベースのチャツネが添えられており、煎(い)ってからみじん切りにしたココナツは新鮮で香り豊か。マスターシードの粒感もアクセントだ。こちらもアルパロタと同様、味付けはシンプルで、素材の食感やスパイスの香りが引き立つ。 Photo: Aya Ueno マサラチャイは、ネパール産アッサム茶をベースに、シナモン、カルダモン、ブラックペッパー、ショウガ、数種類のスパイスをブレンドしてじっくり煮出す。ミルクのコクも相まって、まろやかな甘さが印象的で、ピリッとした刺激が後を追う。チャイの甘さと塩気のあるアルパロタの相性は抜群で、無限ループにはまってしまうだろう。 ピークタイムの15時前後は行列の絶えない同店だが、朝の時間帯は比較的落ちついているので、広々としたカウンターで、スタッフが丁寧な手つきでチャイを淹れる様が楽しめるのもいい。冬の寒い朝、本格派のネパール茶で体を芯から温めてほしい。 関連記事 『チャバ』 『中目黒アディから香り高いネパール茶葉のチャイ専門店が誕生』 『カウントダウンパーティー2023/2024』 『東京、チャイスタンド8選』 東京の最新情報をタイムアウト東京のメールマガジンでチェックしよう。登録はこちら