大巻伸嗣
Photo: Keizo Kioku大巻伸嗣「Gravity and Grace」

大巻伸嗣の巨大な「壺」の前で、光と音と身体の野外パフォーマンスが開催

日比谷公園のアート体験イベント「Playground Becomes Dark Slowly」がフィナーレへ

テキスト:
Time Out Tokyo Editors
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日比谷公園」で、アート体験イベント「Playground Becomes Dark Slowly」が2024年5月12日(日)まで開催されている。東京都が主催する同イベントは、四季を通じた花と光の演出によって、公園の新しい楽しみ方を提案。期間中は園内で、「公園という都市の隙間の中で変化していく日の光を感じながら、自然への想像力を駆り立てること」をコンセプトに、大巻伸嗣、永山祐子、細井美裕ら3人のアーティストによるアート体験を提供している。

大巻伸嗣
画像提供:エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社Echo of Resonance in dark playground

イベント最終日となる12日(日)には、現代美術家の大巻による作品「Gravity and Grace」が展示されている草地広場で、ダンサーと雅楽奏者によるパフォーマンス「Echo of Resonance in dark playground」が開催される。同作品は、花や葉脈、自然の波を想起させる流線の文様が刻まれた、7メートルに及ぶ巨大な壺(つぼ)。中からは鮮烈な光が放たれており、見る者を圧倒する。

幻想的な光に包まれた草地でのパフォーマンスに参加するのは、ダンサーでもあり振付家でもある白井剛と鈴木竜、そして雅楽奏者の音無史哉。大巻による巨大なパブリックアートとコンテンポラリーダンス、そして音無が奏でる笙(しょう)の音の融合に注目したい。パフォーマンスは、10時30分と21時に実施される予定だ。

そのほか、第一花壇には永山祐子の「はなのハンモック」、園内各所には、細井が日比谷公園の音を収集し再構築したサウンドインスタレーション「余白史」が設置されている。一日を通して春の日比谷公園でのアート体験を満喫してほしい。

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